聖ヨゼフのロザリオ

このロザリオは9つの奥義から構成されています。一般のロザリオと同じく、大きく3つの奥義に分かれ、
三日に分け、一日で一つの奥義の黙想をします。

一般のロザリオを用いて同じ方法で祈りますが、3連だけ祈ります。
これは聖ヨゼフの、イエズスとマリアとの御生活の30年を崇敬するためのものです。
またロザリオの最後には「悔い改めの祈り」を3回繰り返し唱えます。

<第一の奥義の黙想>

(1日目)

1.キリストの御託身

2.聖ヨゼフの困惑(浄配であるマリアと離縁をするかどうかを御考えになられた)

3.私達の主イエズスが、ベツレヘムで御生まれになられたこと

 

<第二の奥義の黙想>

(2日目) 

1.神殿における聖なる幼な子イエズスの奉献

2.聖家族のエジプトへの避難

3.神殿における幼な子イエズスの発見

 

 <第三の奥義の黙想>

(三日目)

1.イエズスの隠れた御生活

2.聖ヨゼフの御死去

 3.聖ヨゼフの天国での慰め

 

 

 

各ロザリオのしめくくりに「悔い改めの祈り」を3回祈り、聖ヨゼフに罪の赦免と、御憐れみを得させ給う様に懇願します。

 

<悔い改めの祈り>

「ああ天主、▲我、主の限りなくきらい給う罪をもって、限りなく愛すべき御父に背きしを深く悔やみ奉る。
御子イエズス・キリストの流し給える御血の功徳によりて我が罪を赦し給え。
聖寵の助けをもって今より心を改め、再び罪を犯して、御心に背くことあるまじと決心し奉る。 アーメン。」

 

 

<ロザリオU>

こちらも祈り方や玄義の黙想は上記のものと同じですが、普通のロザリオの祈り方ではなく、祈りの言葉のみが変わります。

 

はじめに十字架の御像で次の祈りを唱えます。

「ああ主よ、御身は聖ヨゼフに値せる光栄を帰し奉らんがため、御身は彼の肉身と霊魂とを天の御国に受け取り給い、
栄光と共に冠を授け給いたれば、御身はヨゼフをして御養父、御身に属せし万物の至高なる管理者として、
かくして世に目に見え、かつ見えざる如くして示し給えり。」

各大珠で祈ります。

「ああ主よ、御身の至聖なる御母の浄配の御功徳にうちに助けを見出し、かくして我らが自らによりて得られざるを
彼の御とりなしによりて我らに与え給わんことを、御身にこいねがい奉る。
御父なる天主と共に、聖霊との一致のうちに世々に生きかつしろしめし給う主なるかな。 アーメン。」

各小珠で祈ります。

「めでたしヨゼフ、ダヴィドのひこばえ、御身は聖にして卓越せし御者に在しまして、
諸天使と諸聖人は御身を男のうちにて祝し給い、イエズスを生み給いし祝せられた童貞マリアの浄配と選まれ給うた御者よ。
栄光に満てる聖ヨゼフ、今天において御御肉身及び御霊魂の統治され給う公教会の保護者よ、
今も臨終の時も我らのために祈り給え。 アーメン。」

 

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