償いのための祈り

「主なる神は、すでにたくさん侮辱されているので、もう罪を犯さないで下さい。」

「私に反する罪のために、神の正義によって罰せられる多くの霊魂がおります。それで、私は償いを願いに来ました。」

「我が娘よ、人々が絶えず忘恩と侮辱をもって、私の心を貫く棘に包まれた私の心をごらんなさい。
少なくとも、あなたは私を慰めるように努めて下さい。」(ファティマの聖母)

「棘で覆われているあなた方の御母の御心に同情しなさい。恩知らずの人々は、御心を絶え間なく貫き、棘を取り除くために、償いをする人はおりません。」
(ルチア修女に聖母と共に御出現になられた幼な子イエズス)

聖ブリジッタが11歳の時、四旬節の黙想会の中でキリストの御受難の説教を聞いて深く感動していると、十字架に架けられたキリストの御姿が御出現になりました。
聖女は痛ましさに胸をしめつけられ、
「イエズス様、こんな目にあわせたのは誰ですか?」と尋ねると、私達の主は「私を軽んじる者、私の愛を忘れる者」と御答えになりました。
それ以来聖女は、絶えず主の御受難を考え、小さな善業でも忘れずに自他の罪の償いを果たすように努められました。

 

<償いのための祈り>

「永遠の御父よ、私達は御血と汗、ほこり、そして唾液に覆われたイエズスの聖顔を、堕胎の罪を犯す者、共産主義者、冒涜者、聖名と安息日の聖日を汚す者のために御捧げ致します。 アーメン。」

「憐れみ深きイエズス、我らは御身を信じ、御身に信頼し奉る。我らの弱さと無力を助けに来り給え。
御身がすべての人に知られ、愛されんことを叶わしめ給え。御身の無限の愛を確信して、御身の栄光と我らの救いのために、我らの心の内なる悪と世にある悪に向かいて戦わしめ給わんことを。 アーメン。」

この祈りはママ・カルメラ・カラベリがミラノで1969年4月22日に主イエズスから与えられたものです。(1978年11月25日 司教認可)

<イエズスの聖心への償いの連祷>

「私達は今後これらすべてをお約束致します。」

不注意な忘恩の者達のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの礼拝堂においてあなたを放棄する者達のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

罪人達の犯す罪のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

無宗教の者達の憎悪のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたに対する冒涜のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの神性への侮辱のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの愛なる秘跡が冒涜者達によって汚されるために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの崇むべき現存の前で示される無礼と不敬のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

犠牲者であるあなたを裏切る者達のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの多くの子供達の冷淡のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの愛深き融通に差し出される侮辱のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

不信仰者達自身があなたの友人と称する不信仰のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの恵みの悪用ために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

自身の不誠実のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

私達の心の無情のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたを愛することへの長い遅れのために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの聖なる奉仕における私達の生ぬるさのために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

霊魂を失う中であなたが陥られる耐えがたい悲嘆のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

私達の心のドアであなたが長くお待ちになられるために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

私達があなたにする辛らつな拒否のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの愛の嘆息のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの愛の投獄のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

あなたの愛の殉教のために▲ああ主よ、私達はあなたをお慰め致します

祈りましょう

「ああ神なる救い主イエズス、あなたの聖心はこの不満を外にもらされました。
”私を慰める者を捜したが、一人も見つけることが出来なかった”
私達の慰めの力弱き捧げをお受け取り下さり、あなたの恵みと共に、力強く私達をお助け下さい。
来世のため、あなたを怒らせるすべてのものからしだいに逃れ、私達が何事においても、そしてまた永遠に私達自身があなたの忠実で献身的な儀杖兵(ぎじょうへい)として現れることが出来ますように。
私達はあなたの聖心によってこれをあなたにお願い致します。
ああ神であるイエズス、あなたは御父と聖霊と共に生き、かつ支配しておられます。 アーメン。」

<イエズスの聖心を御捧げする祈り>

「永遠の御父よ、私が瓶としてお捧げ致しますイエズスの聖心をご覧下さり、それがあなたの正義のぶどう酒をお受けし、そうしてこの聖なる水路を通り抜ける中で、あなたの正義が私達のために、あなたのいつくしみのぶどう酒へと変化されますように。」

 

<罪人達のための聖顔への祈り>

「永遠の御父よ、あなたの神の御子の崇むべき聖顔を私への相続のためにお与え下さいまして、私が聖顔をあなたにお捧げする中で、無限の価値あるこの硬貨を、霊魂達の忘恩をお忘れ下さるため、すべての貧しい罪人の赦しのためにあなたに捧げ、交換して下さいますよう、あなたに御求め致します。 アーメン。」

<忘恩の償いのための祈り>

「私のイエズスよ、ご覧下さい。私は忘恩の者であり、この世に長く生きてあなたをお愛ししなかった者の一人です。
私の救い主よ、私は永遠に恩知らずのままでしょうか。
いいえ、私は死ぬまであなたをお愛しし、私自身を完全にあなたにお与え致します。
主よ、いつくしみ深く私を受け取り、私をお助け下さい。 アーメン。」

<償いのチャプレット>

このチャプレットは聖心のメダイと、一連が6個の小珠からなる3連の18個の小珠で構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ一般のロザリオを代用されて構わないと思います。
各連の最初の珠で「栄唱」を唱えながら黙想します。各連の黙想は以下の様になっています。

第1:祈りは天国への道である。これは絶え間なく行なわなければならない。

第2:我が子よ、私はあなたの救い主、兄弟、友人である。あなたの抱える大きな、または小さな問題も伴って私のもとに来なさい。

第3:数々の恵みを得ることは必要だが、それらをただ単に期待してはいけない。

残りの5つの小珠で「主の祈り」を唱えます。このチャプレットの最後に「使徒信経」を1回唱えます。

<不信者の改心を求むる祈り>(フランシスコ・ザベリオ)

「万物の創造主にまします永遠の天主、不信者の霊魂も主に造られ、主に象られしものなることを顧み給え。
御子イエズスも彼らを救われんために、いといたましき死をとげ給いしを思い、御子が不信者に軽んぜらるるを許し給わざれ。
かえって諸聖人及び御子の浄配なる公教会の祈りを容れ、御あわれみによりて彼らの偶像崇拝と不信仰とを忘れ給い、いつかは彼らをして、御身の遣わし給いし主イエズス・キリストを知るに至らしめ給え。
キリストは我らの救いと生命と復活とにましまし、我らはキリストによりて救い助けられたり。
▲願わくは、よろずよにいたるまでキリストに栄えあらんことを。 アーメン。」

もし私達が毎日聖母マリアに対し、1つの大罪が犯されることを妨げるための恵みを懇願するならば、一年間でどれほど天主と霊魂らに対し仕える事が出来ましょうか!

<大罪が犯さるるを防ぐための祈り>

「ああマリア、イエズスの汚れなき御母よ、我らは永遠の御父に御身の御子のいと尊き御血を捧げ、少なくとも一つの大罪が今日この世のいずこかにおいて犯さるるを防がれんことを、御身にこいねがい奉る。 アーメン。」

<痛悔の行い>

「ああ、わが神よ!我は我を地獄の苦しみに値せしむるわがすべての罪を悔い奉る、されど何にもまして、我が、全善にしてわがすべての愛に値し給う御身、わが神にそむきしことを悔い奉る。
御身の聖寵により、我は わが罪を告白し、悔悛し、罪に近づく機会を避け、決して再び罪を犯すまじと堅く決心し奉る。 アーメン。」

<痛悔の祈り>

「永遠の天主よ、御身の最愛なる御子イエズス・キリストの御傷、至聖なる聖心の御苦悶及び御苦痛、及びわが罪と全世界の罪がための償いにおいて全ての御傷よりほとばしり出づる彼のいと尊き御血を全て捧げ奉る。」(3回唱えます)

<Raccolta 189 公教会内の放浪者の回帰、殊に英国の回心のための祈祷>

ピオ9世教皇聖下の1850年5月9日の勅書によって、英国の回心のために祈る全ての者に300日の免償を施され、更にまた1851年11月16日の勅書により、聖なる公教会より疎遠となりし全ての者の回心のための祈祷を共に関連付ける全ての者に、この免償を施された。

そして彼は更に、この連帯を支持して行われた全ての敬虔なる働きに、100日の免償を与えられた。

<感謝と賛美の小さき行い>

天主は祝せられんことを。
(回心を求むる者の名)の回心がために!
無原罪のマリア、全聖寵の仲介者は祝せられんことを。
(回心を求むる者の名)の回心がために!

<償いのための祈り>

「親愛なる主よ、マリアの悲しみに満ちた汚れなき御心によりて、我はこの近代における天主を怒らせし罪……涜聖の罪と、安息日と聖日の義務の冒涜に対する償いの祈りを御身に捧げ奉る。」

「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。

<天主の義の宥和の為の祝せられた童貞の御功徳の捧げ>

「天主の義を宥和せんがため、ああ主よ、我らは御身と我らの御母なるマリアの、十字架の御足元に立ち給いし時によりて得られし御功徳を捧げ奉る。
ああ主よ、御身が不義を記されたれば、誰かそれに耐えられんや。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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