・「おお、私の魂のうちに住まわれる至聖なる三位一体よ、あなたを礼拝します。」
・「おお、私の魂のうちに住まわれる至聖なる三位一体よ、さらにあなたを愛させてください。」
・「おお、私の魂のうちに住まわれる至聖なる三位一体よ、あなたによってさらに私を聖なるものとしてください。」
・「主よ、私と共に留まり、私のまことの喜びとなってください。」
「はかりがたい神秘に満ちた神よ、▲あなたは御子の口を通して、父と子と聖霊の、三位の神秘を、私達に明かして下さいました。
そして、聖霊を送って私達を聖なる三位の交わりに招いて下さいました。
私達は、父と子と聖霊の交わりにおいて唯一の神であるあなたをたたえ、感謝をこめて祈ります。
父よ、あなたは天地の始まる前から、キリストにおいて私達を選び、聖霊の交わりに招いて下さいました。
あなたの限りない愛をたたえます。
神の御子よ、あなたは私達が神の子供となれるように、いのちを捧げ、復活されました。
はかりがたい救いの恵みを感謝します。
聖霊よ、あなたは神の息吹をもって、世界に広がる教会を一つに結び、数々の賜物で満たして下さいます。
大きな喜びを持って、みわざをたたえて祈ります。
栄光は、父と子と聖霊に、始めのように、今も、いつも、世々に。 アーメン。」
「おお私の神、拝すべき三位一体よ、どうか私の魂が、永遠の御国に住んでいるかのように、安らかさ静けさに包まれて、あなたの中に生きることが出来ますよう、自分の凡てを忘れるように御助け下さい。
おお不変の神、何事も私の心の平和を乱す事なく、また私をあなたから引き離すことがないように。
かえって一瞬ごとに、私があなたの奥義の深みに引き入れられて行きます様に。
私の魂を静め、これをあなたの御気に入りの住居(すまい)、憩いの場、あなたの天国として下さい。
そして瞬時もあなたを独りきりにしておく事などないように。
全き信仰に目覚め、礼拝しつつ、あなたの創造的働きにこの身の凡てを委ねて、そこに留まる事が出来ますように。
おお愛するキリスト、愛によって十字架につけられたイエズス、私はあなたを死ぬほど愛したいのです。
この無力な私、どうぞあなたが御自分を私にまとわせ、私の生涯があなたの御生涯の再現となりますように、私の魂をあなたの魂の凡ての動きに同化させて下さい。
あなたの中に私を沈め、私を捕え、私に代わってあなたが生きて下さい。
どうか、礼拝者、代償者、救い主として私の中に御住い下さい。
おお私の聖なる御ことばである永遠の御子よ、私はあなたの御声に聞き入りながら生涯を過ごしたい。
あなたから凡てを学ぶために素直に心を開いていたい。
すべての暗黒(やみ)、すべての空虚(うつろ)、凡ての無力さを通じてあなたをいつも見つめ、あなたの大きな光の中に留まっていたい。
おお私の愛する星よ、私が再びあなたの光の外に出ないように私を魅了して下さい。
おお燃える愛の火、聖霊よ、どうか私の魂の中に御ことばの一つの御託身を行って下さい。
私が主の御人性の延長となり、主が私の内にその奥義を新たに生きる事が御出来になりますように。
おお御父よ、あなたのあわれな小さい被造物をかえりみて下さい。
あなたの陰で私を覆い、あなたの心の喜びである御子だけを私の内に御眺め下さい。
おお聖三位、私の凡て、私の至福、無限の孤独、私を沈める果てしない淵よ、私は犠牲(いけにえ)として、あなたにこの身を御渡しします。
あなたの光明の中で、あなたの限りない偉大さを拝する日まで、私があなたの中に沈むことができるように、私の中に、あなたをお沈め下さい。」
ピオ13世教皇聖下の聖なる会衆への免償の勅書によりて、聖なる記念における1815年7月11日付けで全ての信心深き者に与えられしもの。
T.毎朝、毎昼、毎夕に3回の栄唱を、至聖なるマリアの栄光のうちにおける被昇天をして天の御国に入り給いしを至聖三位一体に感謝し奉りて唱えるならば、300日の免償。
U.彼らが幾度かそれを唱える毎に100日の免償。
V.いかなる日でも告解と聖体拝領をして、続いてそれを唱える月の間、中断無く3回の栄唱を唱えるならば、月に一度全免償。
「ああ永遠なる御父よ、永遠なる御子と永遠なる聖霊を愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああ永遠なる御子よ、永遠なる御父と永遠なる聖霊を愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああ永遠なる聖霊よ、永遠なる御父と永遠なる御子を愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああわが十字架に磔にせられしイエズスよ、常に崇むべき三位とマリアとヨゼフを愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああマリア、わが御母よ、常に崇むべきイエズスとヨゼフを愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああ聖なる聖ヨゼフよ、常に崇むべきイエズスとマリアを愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
「ああわが祝せられし保護者、御身とわが祝せられし守護の天使よ、イエズスとマリアとヨゼフ、かつ御身の祝せられ、栄光のうちに伴い給いし凡ての者を愛し奉らんがため、わが請願を聴き容れ給え。」
この祈りは非常に力強いものであるという事で知られ、他の人々に広め、知らせる事が勧められています。
「完全なる愛のうちに一致し給える親愛なる聖三位よ、御身は一つの御存在のうちに三つを宿し給いたり。
ああ聖三位、御身の呼び招き給いし貧しく惨めなるしもべなる我に降り給え。
ああ御父よ、御身は全能にしてわがために大いなる事を為し給いたり。
我は御身のしもべにして、御身の御旨の如く我を用い給え。
ああ愛ある注意深きイエズスよ、御身は全き滅びより我を救い給いたれば、我いかにして御身に報い奉らんや。
愛、平和、喜びなる、いと親愛なる聖霊よ、御身在し給わざれば、我は既に迷いたり。
我の要する強さを与え給え。
聖三位よ、我は己を御身に従わせん。アーメン。」
天主は聖クララに、祝せられた至聖三位一体の幻視の賜物を与えられました。
聖女は聖三位のそれぞれのペルソナに在しながらも一つの等しき御実存に在す天主を見奉りました。
聖女はこの栄えある三位一体の在す主の幻視によって、天主が聖女に来たり給い、また与える事の出来る賜物を尋ねられるにおいてさえ、何も望む事が出来ませんでした。
「ああ、いと祝せられし三位よ、御父なる天主の全能、御子と聖霊のとこしえなるほまれによりて、尽きざる栄光との一致のうちに、我は御身を崇め、光栄を帰し奉る。」 「栄唱」一回。
「ああ、いと祝せられし三位よ、天主なる御子の、いと尊き栄光、御子の探し求むる事あたわざる英知と、御父と聖霊のとこしえなるほまれとの一致のうちに、我は御身を祝し、ほめ奉る。」 「栄唱」一回。
「ああ、いと祝せられし三位よ、聖霊の、いと適い、ふさわしかる栄光、探し求むる事あたわざる善徳と、御父と御子のとこしえなる称えとの一致のうちに、我は御身を尊崇し、称え奉る。」 「栄唱」一回。
<Raccolta6 三つの主祷文・天使祝詞・栄唱の捧げ>
1823年10月21日の教皇レオ12世の御署名によりて、全ての敬虔なるキリスト者に、
T至聖三位一体に対し、幸いなる死を得させ給うように、以下の三つの祈祷を信心深く捧げる毎に、300日の免償。
U一ヶ月の間毎日唱え、いずれかの日に、告解と聖体拝領を致し、教皇聖下の意向を祈るならば、その月の終わりに全免償。
「至聖三位一体に、我らイエズス・キリストの御功徳を、我らの為に園にて流し給いし、いと尊き御血への感謝のうちに
捧げ奉らん。
主の御功徳によりて、我らは聖主に、我らの罪の赦しをこいねがい奉らん。」
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」
「至聖三位一体に、我らイエズス・キリストの御功徳を、我らの為に十字架上にて苦を忍び給いし、いと尊き御死去への感謝のうちに捧げ奉らん。
主の御功徳によりて、我らは聖主に、我らの罪に払うべき苦の赦免こいねがい奉らん。」
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」
「至聖三位一体に、我らイエズス・キリストの御功徳を、御人性をまとい、天より地上に降り給い、十字架上にて
我らのために苦しみ、死去し給いし、主の筆舌につくしがたき御慈悲への感謝のうちに捧げ奉らん。
主の御功徳によりて、我らは聖主に、死して後、我らの霊魂を、天の栄光に導き給わんことを、こいねがい奉らん。」
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」