幼きイエズスの聖テレジアU

<聖テレジアへの奇跡的な呼祷>

この呼祷は日に四回唱え、ノベナとして九日間唱えます。
もしいずこかでバラの花を目にする事があったり、バラの花を贈られたりする事があれば、このノベナが聴き容れられる力強きしるしとなります。
またそのようなしるしが得られなくても、このノベナは非常に力強きものです。

 

「ああ全能なる天主が助けとなして育て給い、かつ人類家族を鼓舞され給う御者、栄光に満ちたる聖テレジアよ、我御身の奇跡的なるとりなしに嘆願し奉る。
御身は天主の御心より来る身体及び精神のすべての必要を得させるにおいていと力強きなり。
聖にして母なる公教会は御身を”奇跡の驚くべきなる御者、近代におけるいと偉大な聖人”と宣言したり。

今我が御身に熱心に懇願し奉るわが請願にこたえ給え(ここで願う)。
かつ御身の”地上に善をなしつつ、わが天国を過ごさん。
”天国よりバラの雨を降らさん。”の御約束を果たされんことを。

小さき花よ、人々とわが生活のうちに天主の御顔を見奉らんがため、かつ全き信頼をもちて天主を愛し奉らんがため、御身の幼な子の如き信仰を我に与え給え。

聖テレジア、わがカルメルの修女よ、我御身の”いずくにおいても知られんことを”の請願を満たし、かつ御身を通じて他の者らをイエズスへと導き続け奉らん。 アーメン。」

 

<幼きイエズスの聖テレジアに光栄を帰し奉る祈願>

「ああイエズスの小さき花よ、御身の宗教的御生活のまさに初めの時より、イエズスに全く従わんがため全ての事物において御自身をば自制され給うのみを思われたり。
わが日々の生活における試みに耐え忍ぶを助け給え。
我自らをば更に知りて、かつ天主を更に愛し奉るをば学ばんがために我がもとに来る侮辱、苦しみなる試みを用いるをば我に教え給え。 アーメン。」

 

<祝せられた童貞の信心深きしもべとならんための祈願>

「親愛なる聖テレジア、イエズス及びマリア、御身の御幼少の時よりさえも殊に恵まれたる無原罪の童貞のいとも愛されたる花よ、御身を修道院に導き給い、御身を天主の浄配として祭壇に至らせんと導かれ給いしが如く、ああ小さき聖人よ我らのために得させ給え。
マリアが祝福の雨を我に降らせ続け給いて、それによりて我が常に信心深く依り頼み奉り、常に愛し奉り、御徳、殊に天主を熱く愛し奉る御徳に倣わしめ給え。 アーメン。」

 

<祈願>

「小さきテレジアよ、”地上に善をなさん”との御身の御約束を思い出で給え。
豊かなる御身のバラの雨を懇願し奉る者の上に降らせ給えるが中に、天主より聖寵を我らがために得させ給いて、天主の限りなき御徳によりて我らはそれに向かうを望み奉る。 アーメン。」

 

<聖テレジアに導きを求むる祈り>

「ああ主よ、御身の全き知恵によりてしろしめし給い、わが霊魂が常に御身に仕え、わが選びにあらずして御旨を行い奉らんことを。
わが内に常に生くる御身の愛を損なう事物を望み求むることありとても、我を罰し給わざらんことをひとえに願い奉る。
我自身に死ぬるによりて御身を愛し奉らんことを。
御身御自身にあられ給う、まことの生命なる御身に我が生き奉らんことを。

親愛なる聖テレジアよ、御身の小道において我を導き給いて、我が天の幸い及び高みに昇らんことを。」

 

<祈願V>

「ああ親愛なる小さき聖人よ、御身は天つ御国において磔にせられしイエズスの、罪によりてもたらされし御傷に耐えらるるをみそなわし給う今、御身は現世に在しし時よりも、なお一層明らかに霊魂の価値と、彼らの救霊のために流し給いし、いと尊き御血の限りなき価値とを知り給う。
キリストは子らのために死し給い、我そのうちの一人として、いと尊き御血によりてわが困窮において益の得んがための全ての聖寵を得させ給え。
我らの天主なる主に御力を用い給いて、わがために祈り給え。 アーメン。」

 

<祈願W>

「ああ親愛なる小さき聖テレジア、天主の小さき花よ。御身の為し給いしが如き堅忍のため、我を助け給え。
己の長きものにおいて、御身の小さき道をしたわしめ給え。天つ御国への道の、未だ定まらざれば。

御身の如く、我に述べさせ給え。
わが天主よ、わが愛の唯一の報いが如く、御身を愛せしめ給え。
我が御身をとこしえに、いやますます愛せしめ給え。」

300日の免償。1936323日 聖座認可)

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