いとも力強き御手への祈願

 

<ノベナ>

「私はキリスト信者である私の魂を、そして私の絶望と苦悩を御前に置きます。

私の救いに、あなたの援助の手の最も力強い力が及び、もたらされますようあなたに懇願します。
私の悲嘆にくれている心の献身をあなたの御足元に置くことによって、私は苦しみの定めから免れるでしょう。

あなたの聖心の慈愛と力強い御手の御傷が私を助け、私に強さと、平和と幸福に生きるための英知をお与え下さい。 アーメン。」

(ここで願います)

 

<祈願>

「苦を受けられし御者よ、大いなる祝福もて我を御身の御手に至らせ給え。
御身の諸聖の御指と、刺し貫かれし御手とが、わがつつましき祈りに勇ましを与え給わんことを。
イエズスは、"求めよ、さらば与えられん"とのたまいき。
御身のいと尊き御血によりて、我が願い求むる祈りの慈悲深く聴き容れられんことを。

御身の大いなる仁慈の愛すべき御しるしとして、我は常に御身の刺し貫かれし御手の似姿を運び奉らん。
また我は、平安と幸いが為の聖寵に欠かせざるものと呼び奉らん。

願わくは、この請願を聴き容れ給え。アーメン。」

 

 

<祈願U>

(ここで願います。)

「かくの如き苦悶と苦悩の間の下、御身の仁慈を願いてわがキリスト信者の霊魂の信をここに参らせたれば、御身の逃れ場を
我になからざらしめ給え。
もし戸口の開きたれば、わが救いなし。
御身の力強き御手をして、わがためにそれを閉じ給え。
かくの如き戸の、わが待望せし幸いと平安とを我に導きたるものなれば、あらゆる法においてそれを開き給わんことを。

我は、抗うこと能わざる御身の力強き御手なしに、定めによりていと苦しみたる霊魂より、御足元にこの嘆願を置き奉れば、ああ天主よ、
わが一切の過ちの赦し給いて、我に与えられし強さを持ちて、御身の誉れと栄光のために一層の勝利を得させ給え。アーメン。」

「主祷文」
一回。

 

 

<いと力強き御腕へのノベナ>

「ああ、力強き御腕、天主なるイエズスよ、今、悲気がわが霊魂を覆い、わが内なる自棄と恐れとに涙したれば、御身にはせ寄り奉らん。
これ、御身がいと高き御徳の縮集にして、御身の仁慈によりて心をことごとく解し給うなればなり。

御身の内なる炎を治め給いし如く、御身は果つる日々に過ぎざる、我らの生に面する諸難を解し給い、
御身はまた、我のいかほど大いに罪ある者、大犠牲を受く者かと定むるを得給いたれば、
ああ力強き御腕よ、御身は我らのあがないの求めのために肉となり給い、御手の赴き給うによりて創造し給い、
御苦と御悲しみとによりて遇する一切の方式によりて選ばれし御体験によりて、いと尊き御血を流し給う事をみとめ給いて、
御身の教義と御教えとがまた被造物によりて伝えられたれば、この日、わが嘆願を受け入れ、これを与え給え。
(ここで願う)」


「使徒信経」「主祷文」
を各三回、「天使祝詞」を一回唱えます。

これを三日間繰返し、もしそれでも聴き容れられなければ、九日間続けて、あるいは聴き容れられるまで祈ります。

 

 

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