「私の神よ、どんなに私はあなたを愛していることでしょう!」
1837年1月2日、フランスに生まれる。
1887年、レオ13世教皇に謁見し、カルメル会入会の許可を願う。
1888年カルメル会入会。その後、闘病生活と過酷な内的試練が始まる。
1897年9月30日24歳で帰天。
1923年列福。1925年列聖。
祝日10月1日。宣教の保護者。
(聖テレジアのマーク)
「いつくしみ深い御父よ、▲聖テレジアのうちに不思議な御業を行われたあなたをたたえ、
つつしんでお願い致します。
謙遜で小さいものに御国を与えられる神よ、私達が信頼して聖テレジアの歩んだ道をたどり、
聖女があなたに身を捧げて、すべての人の救いのために御あわれみを請い求めた時の力強い愛を、
私達の中に燃え立たせて下さい。
私達の主イエズス・キリストによって。 アーメン。」
「主イエズス・キリスト、主はかつて、汝らもし幼児(おさなご)の如くならざれば、
天国に入ることあたわざるべしとのたまえり。
▲されば我らをして、謙遜と単純なる心とをもって、聖テレジアの跡を慕わしめ、
天国の永福を受くるを得しめ給わんことを、主のおんいつくしみによりて願い奉る。 アーメン。」
「聖テレジア、宣教の保護者よ、
初めから世の時の終わりまで通ずるうち 偉大な宣教者なる我らの主の御言葉を思い起こし奉る。
”刈り入れ多けど、働く者は少なし。”
いと偉大なる御身の霊魂に対する熱意を、今霊魂達のために働くもののため、同様の熱意を得させ給え。
いまだイエズスを知らぬ数億もの者らが、主を知り、愛し、従うことが出来るよう、
彼らの数を増やされんことを天主に乞い求め給え。 アーメン。」
「主イエズス・キリスト、主はかつて、汝らもし幼児の如くならざれば、天国に入ることあたわざるべしとのたまえり。
▲されば我らをして、謙遜と単純なる心とをもって、聖テレジアの跡を慕わしめ、天国の永福を受くるを得しめ給え。
御身は唯一なる天主、御父及び聖霊と共に生きとこしえにしろしめし給う。アーメン。」
<チャプレットT>
専用のチャプレットは、聖テレジアのメダイと24個の小珠から構成されるものです。
もしお持ちでなければロザリオで代用されても構わないと思います。
このチャプレットは1ヶ月の中で9日から17日までの間、ノヴェナとして祈る事が強く推奨されています。
各小珠で栄唱を唱え、各栄唱の間で「幼きイエズスの聖テレジア、我らのために祈り給え。」と唱えます。
チャプレットは上記と同じものを用います。各小珠において、
「幼きイエズスの聖テレジア、布教の保護者よ、我らのために祈り給え。」「栄唱」1回を唱えます。
1ヶ月の中で特にすすめられている期間というものはありませんが、このチャプレットは9日間、
もしくは24日間祈る規定になっています。
「思い出して下さい、ああ栄光に満ちた小さき花よ、あなたは良き事を行なわれるために地上に降りて来られ、
あなたに願われるどのようなことにも答えられないということがないというのが、あなたの御約束です。
イエズスの聖心とあなたの御力のうちに確信にみちて、私達の必要の中であなたの御とりなしを懇願し、差し迫られて願うバラを、
もし神の御旨にかなうものであるならば得させて下さいますように、あなたに御求め致します。 アーメン。」
このノべナは5回の「主祷文」と5回の「天使祝詞」と5回の「栄唱」と共に5日間続けて午前11時の前に
唱えなければならないという規定です。
5日目にこれらの祈りを終えたならば、さらにもう1度各5回の「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。
(聖ジャンヌ・ダルクと共に仏蘭西の保護聖人である事を宣言されしより、以下の祈りが聖女に捧げられるようになった。)
「仏蘭西の力強き保護者よ、仏蘭西の元后、無原罪の童貞によりて、御自らの特権的国家の救出を願われしより、
聖マルチノ・ツール、
仏蘭西国王の聖ルイス、聖ジュヌヴィエブ、パリの保護者なる聖ジャンヌ・ダルクと共に我らの為に奪還し、
かの王国より闇の霊を追い払い給えり。
我らは反抗者なるサタン、反乱の霊、不信仰が我らを支配するを望まず、平安の王子が我らを支配するを望む。
イエズスは我らの唯一の聖主にして、最愛の救世主なり。アーメン。」
「あなたの小さき事と貧しさを愛しなさい。それは良き神をお喜ばせする、神の御あわれみの中でのあなたの盲従する信頼と
同様に良いことです。」
「帆をいっぱいに張って、私は信頼と愛の大海原に漕ぎ出しました。」
「祈りと犠牲はあなたを全体的に強めるでしょう。これらは無敵の武器です。
私は経験によって、これらが言葉よりもはるかに良く、
心を動かすことが出来るということを知っています。」
「私が人に親切にする時、それをして下さいますのはイエズスです。」
「私の使命、それは愛です。母である教会の心臓の中で私は愛となりましょう。」
(死の前に)「私の死の後に、私はバラの雨を降らせましょう。」
「地上に善をなしつつ、私の天国を過ごしましょう。」
<Raccolta575 敬虔なる修練>
a)聖テレジアの御姿の御前にて、「栄唱」を、「幼きイエズスの聖テレジア、わが為に祈り給え」の呼祷と共に、
信心深く三度唱える敬虔なる者に、300日の免償。
この信心の行いを、一ヶ月間、毎日繰り返すならば、通常の条件下で全免償。
b)幼きイエズスの聖テレジアの祝日に、保たれし聖堂か礼拝堂、
もしくは準礼拝堂(後者を法に則って利用する場合において)を、
訪れる敬虔なる者が、もし告解と聖体拝領、そして教皇聖下の御意向を祈るならば、全免償。
(1935年9月30日 聖座認可)
<Raccolta577 祈願>
「ああ、御身の愛の霊によりて幼きイエズスの聖テレジアの御霊魂を燃やし給いし天主よ、我らにもまた御身への愛に燃えしめ、
御身を極愛せしめ給え。アーメン。」
(300日の免償。
一ヶ月間毎日この祈りを続ける者は、通常の条件下で全免償。
1932年4月20日 聖座認可)
<Raccolta 632 ロシアの回心のための幼なきイエズスの聖テレジアへの祈り>
「ああ、愛ある情け深き聖女よ、いみじくも、我らのロシアのはらからの、長き犠牲と、
キリスト信者の名号の残酷なる迫害を慰め給え。
彼らのために、信仰における堅忍と、天主と隣人への愛における上進と、天主のいと聖なる御母への信頼とを得させ給え。
冒涜と、御聖体に対する汚聖のつぐのいをなす彼らの聖なる司祭らを備えさせ給え。
天使的清浄を、殊に若者とキリスト信者とに与え給い、終わりに至までこれらの尊き者達が一切の隷従より免れ、
聖ペトロと全ての継承者へのよみがえられしキリストの愛の御心によりて、託されし一つの群れに自在に戻るを得るため、
彼らのうちに今いちど、徳を興し給いて、やがて聖なる公教会の交わりのうちに御父と御子と聖霊に光栄を帰し奉る喜びを
味わわしめ給え。アーメン。」
(300日の免償。
この祈りをと信心深く一ヶ月間毎日唱えるならば、通常の条件下で、月に一度全免償。
1929年8月19日 聖座認可)
<祈願>
「幼なきイエズスの聖テレジアよ、我らの為の御身の祈りを願い奉らん。
御身 今 主の御側に在し給うゆえに、イエズスに
我らのための祈りを願い奉る。
小さき花よ、天つ御国よりバラの雨を 我らに降らせ給え。
常に我らの為に祈り給え。アーメン。」