天使の元后

<啓示された天使の元后への祈り>

教会認可: アーサー・J・スカンロン

IMPRIMATUR:刊行許可: パトリック・ヘイズ枢機卿, ニューヨーク大司教, 1936年9月5日

1864年1月13日に、尊者ルイス・セスタック司祭は霊的に、世の至る所で悪魔によって引き起こされし荒廃を示され、
同時に祝せられた童貞マリアはこれは真実であるということを御示しになりました。
この地上に地獄が解き放たれたため、聖母に祈りかつこの時に天主と人間のこれらの致命的な敵対者と戦って下さるよう、
聖母に対し天の軍団の援助を求める様に示されました。

「しかし私のよき御母よ。」修女は御聞きしました。
「御身は私達がそのように願い出ずとも、天の軍団を送られることが御出来になるのではないでしょうか?」
「いいえ。」聖母は御答えになりました。
「祈りは、天主御自身が聖寵を御与えになる際に求められる条件のうちの一つです。」

そうして、聖母はこの祈りを続けられ、印刷し配布するように御命じになられました。

祈願

「尊き天の元后!天使らの至高の女王よ!御身は始めよりサタンの頭を砕く力と使命とを受け給えり。
御身の聖なる軍団を送り給いて、御身の命のもと、及び御身の御力によりて、彼等が悪霊共を追跡し、
四方にてそれらに遇いて、彼等の大胆不敵なる攻撃に抵抗し、彼らを永遠の災いの深淵なる場に追い払い給わんことを、
我らはへりくだりて御身に乞い願い奉る。 アーメン。」

祈願U

「尊き天の元后!天使らの至高の女王よ!御身は始めよりサタンの頭を砕く力と使命とを受け給えり。
御身の聖なる軍団を送り給いて、御身の命のもと、及び御身の御力によりて、彼等が悪魔共を追跡し、
至る所において彼らと戦いて、彼らの大胆不敵なるを抑え深淵へと投げ込まんことを。

誰か天主に比するを得ん。
ああ善にしてあわれみ深き御母よ、御身は常に我らの愛と希望とに在しませば、ああ天主の御母よ、
御身の聖なる諸天使を遣わし、大天使が我らを守り給いて、我より残酷なる敵共を絶えず遠ざけ給え。
聖なる諸天使と大天使よ、我らを防御し、守り給え。アーメン。」

 

 

<聖ドン・ボスコの預言>

聖ドン・ボスコは御自身にいくつかの啓示(預言)を与え給いし"尊き天の元后"なる童貞マリアを熱愛していた。
しかし聖人はこの様に語られた。
「私が預言した事柄が実現するまで、私を預言者と呼んではならない。」

聖人の預言は殊に聖なる公教会と教皇聖下に関係があり、それは"コサックの馬が聖ペトロの噴水から水を飲む時"
ローマから退く事を強いられるというものである。
また以下のものは、聖人の最も有名な「三つの預言」である。

「戦争は南より来て、平和は北からやって来るのであろう。
フランスの法律はもはや創造主を認めない。
しかしながら、創造主は御自身によって認められ、彼は激怒の棒を持って彼女を三度ほど訪れるであろう。」

「第一の御訪問では世人と獣らの虐殺と破滅の収穫を奪われ、征服によって彼女の誇りを砕く。」

「第二の御訪問では淫らならざる世人に嘆息を漏らさせ、ヨーロッパの売春宿と呼ばれるバビロンの重要なる売春婦は
指導者なく取り残され、暴動の犠牲者となるであろう。」

「パリよ!パリよ!汝は自らを主の御名によりて強める代わりに、汝は自らの周囲に売春宿を置くであろう。
汝は自らを滅ぼすであろう。
汝の偶像、異端の神殿は地に滅びるであろう。
かくして、まことに言われるであろう。"虚偽はそれ自らを欺く。"
汝の敵共は、汝を苦悶、飢饉、恐怖とわが掟に対する侮りに陥らせるのである。」

「第三の訪問では、汝は他国の支配に下るであろう。
遠方からの汝の敵共は、汝の宮殿が炎中にあり、汝の家が荒廃にあり、もはや存在せぬ汝の英雄らが血に浸かるのを
見るであろう。」

「しかし見よ、偉大なる戦士が右手に旗を携え、腕に"主の御腕に抗わざる。"の銘を運び、北方から現れるであろう。
この時ローマの尊ぶべき長老が彼に面会するために進み、松明の炎がふるわれるであろう。
その旗は更に大きくなり、その黒色は雪の如くに白くなり、その中央の金色の全能者の御名が際立つ。」

「憂慮せるドン・カルロスと教皇聖下と従者は、尊ぶべきローマの長老に深く礼をし、手を結び合った。」

(以下続きます。)

 

<ローマの聖フランシスによる 天使の元后への祈り>

「めでたし御娘にして、いと高き王のはしため、聖霊の浄配よ。
我は御身と大天使聖ミカエル、そして天つ御国の諸力天使、諸聖人がいみじくも、同じく御父と聖霊と共に生き、世々にしろしめし給う、
御身のいと愛し給う御子にして我らの主にして大君に、我らのためにとりなし給わんことをこいねがい奉る。アーメン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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