二人はキリストの弟子であり、使徒のかしらである。
ペトロは十字架につけられパウロは首をはねられて殉教した。
祝日6月29日。
「全てを治められる恵み豊かな神よ、▲使徒聖ペトロと聖パウロの殉教をたたえて祈ります。
教会が信仰の礎となった使徒の教えを受け継ぎ、その真理を世界に証しする事が出来るように導いて下さい。
私達が初代教会にならい、ともにパンを裂き、使徒の教えを守り、心と思いを一つにして、あなたの愛に生きる事が出来ますように。
私達の主イエズス・キリストによって。 アーメン。」
「主イエズス・キリスト、主はよろずの人の救霊のために公教会を建て、聖ペトロを頭と選びこれに天国の鍵を与え給えり。
また聖パウロを回心せしめて、異邦人の使徒と選び給いき。
▲願わくは我らも両使徒のみ教えを守り、天主を愛し、主の浄配なる公教会に従い、その頭なる教皇と一致し、正しき信仰を守るを得んことを
ひたすら乞い願い奉る。 アーメン。」
(チャプレットの形式で祈られる事もあります。)
1.「ああイエズスよ、迫害者より公教会の熱心なる使徒に回心せし御身の大いなる仁慈ゆえに、
御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、わがために聖寵への従順なる心とわが主なりし欠点よりの回心、
及びイエズス・キリストに全くかたどらしむるを得しめ給え。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
2.「ああイエズスよ、聖なる貞潔の伝道者にして模範に使徒聖パウロを選び給いしゆえに、
御身を祝し奉る。
また御身、聖パウロ、わが親愛なる父よ、わが精神を守り給い、わが心と五感とをイエズスのみを
愛し仕え奉るを知るにふさわしからしめ、かつ彼の栄光のためにわが全力を費やし給え。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
3.「ああイエズスよ、聖パウロによりて全き服従の手本と御教えを与え給いしゆえに、御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、我わが敵共に勝利せしを確信するがゆえに、わがために
全ての上長に対する服従を得しめ給え。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
4.「ああイエズスよ、聖パウロの言葉と行いによりて、清貧のまことの精神を教え給いしゆえに、
御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、わがために貧しさの福音的精神を与え給いて、かくして現世においては
御身にまねび、後に天の栄光のうちに御身の道連れとならんことを。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
5.「ああイエズスよ、公教会と天主への愛にいとも満てし心を聖パウロに与え給い、彼の熱誠によりて
いとあまたの霊魂の救われしゆえに、我御身を祝し奉る。
また御身、我らの友よ、言葉と行いと手本と祈りの社会への伝達の使徒たるを担わんがため、
わがために熱き望みを得しめ給え。
かくして我が善良なる使徒に約束されし報いに値せんことを。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
このチャプレットは、聖パウロのメダイと一つの小珠、環状部分は、一つの大珠と三つの小珠からなる五連によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。
まず第一連の大珠で、次の祈りを唱えます。
「ああイエズスよ、迫害者より公教会の熱心なる使徒に回心せし御身の大いなる仁慈ゆえに、御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、わがために聖寵への従順なる心とわが主なりし欠点よりの回心、及びイエズス・キリストに
全くかたどらしむるを得しめ給え。」
続く三つの小珠で、次の祈りを唱えます。
「イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
第二連の大珠で、次の祈りを唱えます。
「ああイエズスよ、聖なる貞潔の伝道者にして模範に使徒聖パウロを選び給いしゆえに、御身を祝し奉る。
また御身、聖パウロ、わが親愛なる父よ、わが精神を守り給い、わが心と五感とをイエズスのみを愛し仕え奉るを知るに
ふさわしからしめ、かつ彼の栄光のためにわが全力を費やし給え。」
続く三つの小珠で、次の祈りを唱えます。
「イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
第三連の大珠で、次の祈りを唱えます。
「ああイエズスよ、聖パウロによりて全き服従の手本と御教えを与え給いしゆえに、御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、我わが敵共に勝利せしを確信するがゆえに、わがために全ての上長に対する服従を得しめ給え。」
続く三つの小珠で、次の祈りを唱えます。
「イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
第四連の大珠で、次の祈りを唱えます。
「ああイエズスよ、聖パウロの言葉と行いによりて、清貧のまことの精神を教え給いしゆえに、御身を祝し奉る。
また御身、ああ偉大なる聖人よ、わがために貧しさの福音的精神を与え給いて、かくして現世においては御身にまねび、
後に天の栄光のうちに御身の道連れとならんことを。
イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。」
続く三つの小珠で、次の祈りを唱えます。
「イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
第五連の大珠で、次の祈りを唱えます。
「ああイエズスよ、公教会と天主への愛にいとも満てし心を聖パウロに与え給い、彼の熱誠によりていとあまたの
霊魂の救われしゆえに、我御身を祝し奉る。
また御身、我らの友よ、言葉と行いと手本と祈りの社会への伝達の使徒たるを担わんがため、わがために熱き望みを得しめ給え。
かくして我が善良なる使徒に約束されし報いに値せんことを。」
続く三つの小珠で、次の祈りを唱えます。
「イエズス、主にして道、真理にして生命、我らを憐れみ給え。
使徒の元后、我らのために祈り給え。
使徒聖パウロ、我らのために祈り給え。」
<Raccolta485 祈願>
「御身は選ばれし器なり、使徒聖パウロ、全世界におけしまことの福音を説き示し御者よ、
(先)使徒聖パウロ、我らの為に祈り給え。
(全)キリストの御約束に我らをかなわしめ給え。
祈願
「主なる慈悲のうちに全能永遠の天主、彼の為すべきをなさしむる為、御身の祝せられし聖パウロを聖霊によりて満たし給い、
導き給いし御者よ。
彼の我らを導き給う御説き示しと、我らの為のとりなしの功徳とによりて、我らが畏怖と身震いとのうちに御身に仕え、
しかして御身の天の賜物の慰めによりて、我らが満たされんことを。
我らの主、イエズス・キリストによりて。アーメン。」
500日の免償。
この祈りを信心をもって日々唱える者に、一ヶ月に一回、
通常の条件下で全免償。(1806年1月23日 教皇ピオ12世 謁見において認可)
<Raccolta483 祈願>
「御身は子羊らの牧者にして、使徒の総帥なれば、御身に天つ御国の鍵は渡されしかな。」
(先)汝はペトロなり。
(全)このいわおの上にわが教会を建てん。
祈願
「ああ主よ、御身の使徒の祝せられしペトロの使徒的御助けによりて我らを昇らしめ給わんことを、御身にこいねがい奉らん。
しかして劣敗者なる我らも、より力強き御者をしてその御取りなしの御力によりて助けられ、同じ聖使徒に絶えず守らるるによりて、
あらゆる罪業に屈するも、あらゆる悲境に打ち負かさるるもなし。
我らの主イエズス・キリストによりて。アーメン。」
(500日の免償。
毎日唱えるならば、月に一度、通常の条件下で全免償。
1935年5月18日 聖座認可)
<Raccolta480 呼祷>
「ああ主よ御身の者達を守り給え。彼ら、御身の聖なる使徒ペトロとパウロに信頼し奉りたれば、
御身の守護によりて彼らを常に保ち給え。我らの主キリストによりて。アーメン。」
(300日の免償。
一ヶ月間毎日続けて唱えるならば、通常の条件下で全免償。)
<Raccolta481>
信心深き者が、聖ペトロと聖パウロ、この聖なる使徒達の崇敬のために、彼らの祭日の前に公的なノベナを行うならば、
そのノベナのいずれかの日に5年の免償。
更に、前述の時に、九日間続ける意向をもって同じく聖なる使徒に祈りを捧げるならば、いずれかの日に3年の免償。