祝日12月14日。
1542年スペイン生まれ。21歳でカルメル会に入会し、司祭となる。1567年アビラの聖テレジアと出会い、共に当時のカルメル会の改革に力を尽くした。多くの反対や迫害、苦しみの中でいくつもの偉大な著作を残した。1591年帰天。
すべてに喜びを持つに至らんためには、
何事にも喜びを持とうと望んではならぬ。
すべてを所有するに至らんためには、
何物をも所有しょうと望んではならない。
すべてとなるに至らんためには、
何ものかになろうと望んではならぬ。
汝が喜びの境地に達せんためには、
汝は喜びのない道を行かねばならぬ。
汝が知らざるものに達せんためには、
汝は知らざる道を行かねばならぬ。
汝が所有せざるものに達せんためには、
汝は所有せざる道を行かねばならぬ。
汝が汝でないものに達せんためには、
汝は汝でないものに達せんためには、
汝は汝でないものを通らねばならぬ。
「慈しみ深い神よ、あなたは十字架の聖ヨハネの生涯と教えによって、人生を照らす主イエズス・キリストの十字架の光の神秘を輝かせて下さいました。イエズス様こそ、私たちが知るべきすべてをけいじして、すべての恵みに満ち溢れる方であって、彼において私たちにすべてを語り、天にあるもの地にあるものすべてをお与えになりました。彼の弟子として日々十字架を愛をもって担う私たちに、彼の復活が得て下さいました御身との親しい交わりの喜びに連れ戻して下さいました。
また、聖人の導きによって、愛の神秘を悟らせ、愛こそ教会に最高の益となることを伝えて下さいました。私たちも、聖ヨハネにならい、また、その取次ぎによって、主イエズスに忠実に仕え、すべての人々の救いのために惜しみなく働き、御身の永遠の交わりの喜びにたどり着く歩みに励むことが出来ますように。私たちの主イエズス・キリストによって。 アーメン。」