聖パトリック

16歳の頃に英国本土からアイルランドの海賊に誘拐され、奴隷として送られた。

羊飼いとして山に送られ、そこで祈りの時間を過ごした。
この6年後、夢によって英国に帰るしるしを見て逃亡した。

修院に入り、聖ジェルマノの弟子となり、司祭そして司教になった。

その後アイルランドに送られ、そこでキリスト教を布教し、素晴らしい著作も残した。

アイルランドの蛇をすべて追い出したという伝説から、蛇を追い出す御姿に描かれる。
387〜390年の間でスコットランドで帰天した。

アイルランドの守護聖人。祝日3月17日。

 

<聖パトリックのチャプレット>

このチャプレットはメダイと緑色の12個の小珠より構成されています。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを代用されて構わないと思います。

始めに(メダイで)「使徒信経」を唱え、各小珠で「栄唱」と次の祈願を唱えます。

「聖パトリックのとりなしによりて、全能の天主が我らの信仰を強め給い、他の者達に信仰の御恵みを勝ち得させ給わんことを。 アーメン。」

 

<聖パトリックとアイルランドの聖ブリジッタのチャプレット>

このチャプレットは聖パトリックのチャプレットと同じものを用います。

このチャプレットは聖パトリックと聖ブリジッタのアイルランドの二聖人に祈願を捧げるためのものです。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを代用されて構わないと思います。
始めに(メダイで)次の祈願を唱えます。

「ああ栄光に満てる聖パトリック及び聖ブリジッタよ、我らは御身らの信仰者への忠実なる献身、及びかの国の至る所における御身らの慈悲の御働きの二つが故に光栄を帰し奉る。

聖ブリジッタよ、アイルランドの者らは全ての必要に対し伝承がかく言わんとして御身を呼び求め奉り、天主は御身に貧しき者を満たし、全ての苦難の追放、命を投げ出さんとす時の助けの権能を与え給いたり。

聖パトリックよ、御身の御生涯における脅威、苦難と裏切りの直面における英断は、逆境に直面する全ての者への鼓舞としてとどまりたり。
聖パトリック及び聖ブリジッタよ、我らの日々の生活において我らを力づけ続け給わんことを。 アーメン。」

小珠において「主祷文」、「天使祝詞」「栄唱」を各3回唱えます。

 

<祈願>

「私達の父なる神よ、あなたは聖パトリックを送り、アイルランドの人々にあなたの栄光を説き明かしました。
彼の祈りの助けによって、すべてのキリスト信者がすべての人にあなたの愛を証しますように。
唯一の神、あなたと聖霊と共に生きかつ支配しておられる御子、私達の主イエズス・キリストによって、この祈りをお聞き入れ下さい。」

 

<聖パトリックのチャプレットU>


このチャプレットは、上と同じものを使用します。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調整されながら用いられて構わないと思います。

祈る際には、聖人の御とりなしによって、天主が己の信仰を強め、他の者達に、信仰の御恵みを与え給うようにという、意向を持って祈ります。

始めに(メダイで)、「使徒信経」を一度唱えます。

各小珠で「栄唱」を祈ります。

このチャプレットのしめくくりに、「聖パトリックの胸がい」を唱えます。

「光明なるキリストよ、我を照らし、導き給え。
盾なるキリストよ、我を影に隠し、我を覆い給え。
キリストはわが下に、キリストはわが上に在し給い、
キリストはわが傍らに、キリストはわが左右の手に在し給う。
キリストはわが前に、キリストはわが後方に在し給う。
キリストは今日、わが内、わが外に在し給うなり。」

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