1195年ポルトガルの裕福な家庭に生れる。
15歳でアウグスチノ会に入会し司祭となり、その後フランシスコ会に入会する。
キリスト教への改宗のためにモロッコに移動するが、シシリアで難破し、ポーチアンクラに向かう修道士達に加わり、サンパウロの洞窟に住む。
才能ある語り手ゆえ、彼は群集をどこでも引き付けた。
伝承では魚達さえもが彼の語りかけを聞く事を愛したという。
1231年6月13日36歳で帰天。1946年1月16日、教会博士に加えられる。
祝日6月13日。
最も愛される聖人の一人。紛失物、貧困、御聖体における信仰の保護者。
「ああ善き優しき聖アントニオよ、御身の天主への愛と主の被造物への配慮は御身を尊むべきものとなし、かつ奇跡的力をこの世において有させ給えり。
この不安と苦難の瞬間において我が助けに来り給え。
御身の熱烈なる天主への愛は、御身の御腕に聖なる幼な子を抱くにふさわしきものとなしたり。
我がつつしみて願うものを御子にささやき給え。(ここで願う)
もしこれが天主の更なる栄光と、我が霊魂の救いとならば。 アーメン。」
「ああ祝せられたる聖アントニオよ、天主の聖寵は御身を失いたる事物、盗み出されたる事物の返還がための保護者、かつ我らの全ての必要における力強き擁護者となし給えば、今日我は幼な子の如き愛及び深き信頼もて御身に向かい奉る。
御身は天主の子らの彼らが失いたる数限りなき物質的、わけても重要なる信・望・愛の霊的事物を見出す事を助け給いたれば、我御身に信頼もて進み奉る。
わが現在の困窮において我を助け給え。
もし天主の聖なる御旨ならば、天主がこれを戻し給わんことを。
希望のうちに我御身の保護を失いたる事をば委ね奉る。 アーメン。」
「ああ優れたる博士にして聖なる公教会の光、祝せられた聖アントニオ、天主の法を愛し給う御者よ、我らのために御子に祈り給え。
(先)主は義の道において正しき者を導き給いたり。
(全)主はまた彼を天の御国に導き給いたり。
祈願 ああ喜びをもたらし給う天主、御身の博士にして聴罪司祭なる祝せられたアントニオの厳粛なる祈願が御身の教会にあらんことを。
この霊的助けによりて常に保護し給い、永福を有するにふさわしき者とならしめ給え。 アーメン。」
「O Doctor optime, Ecclesiae sanctae lumen, beate Antoni, divinae legis amator, deprecare pro nobis Filium Dei.
(V)Iustum deduxit Dominus per vias rectas.
(R)Et ostendit illi
regnum Dei.
Oremus
Ecclesiam tuam, Deus, beati Antonii Confessoris tui atque
Doctoris sollemnitas votiva laetificet: ut spiritualibus semper
muniatur auxiliis, et gaudiis perfrui mereatur aeternis. Per
Dominum Iesum Christum.
(R)Amen.」
「主の十字架を仰ぎ見よ、敵の力に飛びかかれ!ユダ族の獅子、ダヴィドのひこ生えは勝利し給いたれば。
アレルヤ、アレルヤ。」
(先)「聖アントニオ、悪魔の克服者よ、我らのために祈り給え。」
(全)「我らをキリストの御約束にかなわしめ給え。」
祈願
「ああ主よ、御身のしもべなる祝せられたアントニオのとりなしによりて、御身の者らに闇の力を超えて勝利せる聖寵を与え給え。
我らの主イエズス・キリストによりて。アーメン。
聖アントニオよ、我らを悪魔の罠より救い給え。」
「親愛なる聖アントニオよ、キリストの学び舎におけるこれら全ての年に関わらず、我未だまことの謙遜の訓戒を学ばざりけり。
わが感情の容易に波立ちて、怒るに早く、赦すに遅かりたり。
謙遜の模範なる聖アントニオよ、我にその重要事と、このキリスト教的徳の必要を教え給え。
御父の御前において御自らをへりくだらせ給いしイエズスの御現存において、わが為のこれの特別なる意向をもまた思い出て給え。
(ここで願います)」
「ああ聖なる聖アントニオよ、我らの保護者にして防御者となり給え。
我らが健やかさと幸いとに満てるうちに諸難を抜け出んよう、天主に聖なる天使の我らを囲み給わんことを願い給え。
我らの生の旅路を導き、天主の友情のうちに御身と共に常に無難に歩まんことを。 アーメン。」
「ああ善き優しき聖アントニオよ、御身の天主への愛と主の被造物への配慮は御身を尊むべきものとなし、かつ奇跡的力をこの世において有させ給えり。
奇蹟は御身の御言葉に仕え、御身は苦難と憂慮にそを与うるに備え給いたれば、この思いによりて勇むを得、御身がわがために得させ給わんことをこいねがい奉る。
(ここで願います)
わが祈りのこたえに奇蹟を要するも、御身は奇蹟の聖人にして、人情に常に満ちみちて優しくありし聖アントニオよ、わが請願を受け取り給いて、御身の大いに愛し給う幼なき救い主に進み給いて、わが感謝の心が常に御身と共にあらんことを。アーメン。」
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。
「ああ聖なる聖アントニオよ、諸聖人のうちにていとも優しく、御身の天主への愛と主の被造物への配慮は御身を尊むべきものとなし、かつ奇跡的力をこの世において有させ給えり。
奇蹟は御身の御言葉に仕え、御身は苦難と憂慮にそを与うるに備え給いたれば、この思いによりて勇むを得、御身がわがために得させ給わんことをこいねがい奉る。
(ここで願います)
わが祈りのこたえに奇蹟を要するも、御身は奇蹟の聖人なり。
ああ優しく愛ある聖アントニオよ、御身の御腕に抱きし愛せる御者、甘美なる幼な子イエズスの御耳に、わが嘆願をささやき給え。
わが感謝の心が永遠に御身のものならんことを。アーメン。」
「親愛なる友にして天の導きよ、今我に対し在し給いて、御身の慈悲を知らしめ給え。
わが感情におけし平安と平穏とをこの身に得んがため、わがために、我らの親愛なる主に祈り給え。
我が信と望のうちに成長するを助け給え。
天主の御怒りを招く全てより我を守り給い、わがために霊と精神の平静を得させ給え。
聖アントニオよ、我全信頼を御身に置き奉り、天主の優しき善と仁慈と聖寵とに祈り奉る。
アーメン。」
「彼の諸天使と諸聖人に天主は祝せられんことを。
ああ聖アントニオよ、御身の天主への愛と主の被造物への配慮は御身を尊むべきものとなし、かつ奇跡的力をこの世において有させ給えり。
奇蹟は御身の御言葉に仕え、御身は苦難と憂慮にそを与うるに備え給いたれば、この思いによりて勇むを得、御身がわがために得させ給わんことをこいねがい奉る。
(ここで願います)
わが祈りのこたえに奇蹟を要するも、御身は奇蹟の聖人にして、ああ人情に常に満ちみちて優しくありし聖アントニオよ、わが請願を受け取り給いて、御身の大いに愛し給う幼なき救い主に進み給いて、わが感謝の心が常に御身と共にあらんことを。アーメン。」
「主祷文」を13回、「天使祝詞」を13回、「栄唱」を13回唱えます。
「見よ主の十字架を。
敵共よ、去れ。(ここで困窮や苦悩について述べる)
ユダ族の獅子、ダヴィドのひこばえは、勝利し給いたれば。
聖アントニオ、わがために祈り給え。
(ここで聖アントニオに願う)」