このチャプレットは十字架像と赤い一つの大珠と、環状の白い30個の小珠から構成されています。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら祈られて構わないと思います。
各珠で次の祈りを唱えます。
「あわれみ深きイエズス、我らはへりくだりて祈りのうちに御身を思い出で、(故人の名・複数人でもよろしいです)の霊魂の永遠なるすまいがため、御身を呼び奉れり。
(故人の名)に永遠の生命及び平和を与え給わんことを。アーメン。」
このチャプレットは一連が十の小珠と一つの大珠からなる四連によって構成されています。
これは我らの主が御受難に費やされたと思われる40時間を記念するものです。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを用いられて構わないと思います。
まず始めに「デ・プロフンディス」、もしくは「主祷文」と「天使祝詞」を唱えます。
「主よ、我深き淵より主に叫び奉れり。主よ、わが声を聴き容れ給え。願わくはわが願いの声に御耳を傾け給え。
主よ、もし不義に御目を留め給わば、主よ、たれかよく立つことを得ん。
されど主に御憐れみあるにより、また主の御戒めのために、主よ、我は主に依り頼めり。
わが魂は主の御言葉に依り頼み、わが魂は主に希望せり。
朝より夜に至るまで、イスラエルは主に希望すべし。
そは主の御許(おんもと)に憐れみあり、また豊かなるあがないあればなり。
主は御自らイスラエルを、その全ての不義よりあがない給わん。
主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。
全ての信者の創造主、かつあがない主に在します天主、主のしもべらの霊魂に、全ての罪の赦しを与え給え。
願わくは彼らが絶えず望み奉りし赦しをば我らの切なる祈りによりてこうむらしめ給え。
世々に生きかつしろしめし給う主によりて願い奉る。 アーメン。
主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。彼らの安らかに憩わんことを。アーメン。」
各大珠において「信徳唱」「望徳唱」「愛徳唱」を唱えます。
各小珠において次の祈りを唱えます。「マリアの汚れなき御心よ、わが救いとなり給え。」
各連のしめくくりに次の祈りを唱えます。
「主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。
彼らの安らかに憩わんことを。アーメン。
かれの霊魂及び全てのこの世を去りたる信心深き霊魂らが、平和のうちに憩わんことを。アーメン。
天主の御愛及び主イエズス・キリストの平和が我らを祝し慰め給いて、我らの目より全ての涙を優しく拭い去り給わんことを。
父と子と聖霊の御名によりて。 アーメン。」
しめくくりに「デ・プロフンディス」、もしくは「主祷文」と「天使祝詞」を唱えます。
(先)ああ主よ、永遠の安息を彼らに与え、(全)絶えざる光を彼らの上に照らし給え。
(先)彼らの安らかにいこわんことを。(全)アーメン。
(先)信仰のうちにこの世を去りたる全ての霊魂が、天主の御あわれみによりて安らかにいこわんことを。(全)アーメン。
聖ヨゼフに信心深く一致し奉る特別な祈願
「ああ聖ヨゼフ、御子イエズスの御養父及び祝せられた童貞マリアのまことの浄配よ、我らのために、かつこの日(もしくは今晩)死に臨める者のために祈り給え。アーメン。」
「絶えざる御助けの聖母よ、この世を去って主の御許に召された、わが祖父母、両親、兄弟、親戚、恩人、友人のためにお祈り下さい。主の御許に召された者の上に、主のあわれみが与えられますように。
私達の臨終の時にも、主においてこの世を去る事ができますように、私を思いだし、私のためにお祈り下さい。 アーメン。」
(新しい祈祷書より)
「あなたのもとに召された私達の家族、友人をあなたの国に迎え、栄光に与る喜びを御与え下さい。
主よ、私達の祈りを聴き容れて下さい。
不慮の死を迎えた人々を顧みて下さい。その罪を赦し、家族の悲しみをやわらげ、へりくだる者に約束された慰めを御与え下さい。
主よ、私達の祈りを聴き容れて下さい。
あなたのもとに召された全ての人が、キリストの贖いに与り、永遠の喜びに入る事が出来ますように。
主よ、私達の祈りを聴き容れて下さい。」
聖大ゲルトルード童貞の親類で、亡くなった男性がおり、聖女は大変な懸念を抱きました。
聖女は同情につき動かされ、その親類の霊魂の為によく祈っていました。
我らの主は聖女に、その男性の霊魂が、主の御摂理の特別なるはからいにある事を御知らせになりました。
聖女は主に尋ねました。
「主よ、この他にも、御身は私に御憐れみを与えられますか?」
主は答えられました。
「私は殊に、善意につながり、自然的な同情の心より、私に宛てられし死者の為の祈りを喜ぶのである。
それは完徳に至るための善業である。」
<死者の為のチャプレットU>
このチャプレットは、一般のロザリオを用いて祈ります。
まず十字架の御像にて、祈ります。
「主よ、我深き淵より主に叫び奉れり。主よ、わが声を聴き容れ給え。願わくはわが願いの声に御耳を傾け給え。
主よ、もし不義に御目を留め給わば、主よ、たれかよく立つことを得ん。
されど主に御憐れみあるにより、また主の御戒めのために、主よ、我は主に依り頼めり。
わが魂は主の御言葉に依り頼み、わが魂は主に希望せり。
朝より夜に至るまで、イスラエルは主に希望すべし。
そは主の御許(おんもと)に憐れみあり、また豊かなるあがないあればなり。
主は御自らイスラエルを、その全ての不義よりあがない給わん。」
続く大珠で「主祷文」を祈り、続く三つの小珠で、次の呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
続く大珠で「主祷文」を祈ります。
第一連の大珠で、次のように祈ります。
「わが救い主よ、この第一連を、ゲッセマネの園にて御身の流し給いし、いと尊き御血によりて、わが全親族のために、御身に捧げ奉らん。
ああ善きイエズスよ、彼らを憐れみ給え。」
各小珠で、呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
第二連の大珠で、次のように祈ります。
「わが救い主よ、この第二連を、鞭打ちによりて御身の流し給いし、いと尊き御血によりて、わが全恩人のために、御身に捧げ奉らん。
ああ善きイエズスよ、彼らを憐れみ給え。」
各小珠で、呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
第三連の大珠で、次のように祈ります。
「わが救い主よ、この第三連を、カルワリオに十字架を担い給いしによりて、御身の流し給いし、いと尊き御血によりて、
いかなる時であれ、我が怒りを招きたる者のために、御身に捧げ奉らん。
ああ善きイエズスよ、彼らを憐れみ給え。」
各小珠で、呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
第四連の大珠で、次のように祈ります。
「わが救い主よ、この第四連を、十字架上にて、
御身の注ぎ出だされし、いと尊き御血によりて、わが朋友と同胞のために、御身に捧げ奉らん。
ああ善きイエズスよ、彼らを憐れみ給え。」
各小珠で、呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
第五連の大珠で、次のように祈ります。
「わが救い主よ、この第五連を、わが(父・母・親族など)の霊魂のために捧げ奉らん。
我をいと愛したるこの霊魂のために、槍にて貫かれし御身の御胸より流れ出でし、いと尊き御血と、聖なる御水とを捧げ奉らん。
ああ、善きイエズスよ、この霊魂のために、天つ御国の門を開きいて、再び相まみえ、それと共にとこしえに、御身の善徳の御胸のうちにある
聖寵を与え給え。」
各小珠で、呼祷を唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」
このチャプレットのしめくくりに、呼祷をもう一度唱えます。
「ああ、善きイエズスよ、煉獄の霊魂(あるいは特定の死者の名前)を憐れみ給いて、彼らに永久の憩いを賜い給え。」