聖ベネディクト・ラブレの祈り

 

NIHIL OBSTAT 教会認可

 

聖ベネディクト・ジョセフ・ラブレが、崇敬すべき聖ロムアルドの御遺体のあるファブリアーノに巡礼されし間、ある敬虔なる家庭よりもてなしを受け、聖人は数時間留まられた。

立ち去られる際、聖人は紙を求められ、その招待者にラテン語である祈りを書かれて、もしこの祈りを信仰を持って唱えるならば、
その家から、隣家まで、火災・稲妻・地震から守られるであろう事を断言された。

 

数年後、酷い大地震で、ファブリアーノの多くの家屋が破壊されたが、聖人が留まられた家と、隣り合っているものは、大変な苦しみを受けた地域であった状況にも関わらず、損害を受ける事もなかった。

住民達は自然に、次の写しの、この聖なる托鉢修道士の祈りに守られたものと考えた。

 

ラテン語より訳されしもの

 

「栄光の王、イエズス・キリストよ、平安のうちに来たり給え。
天主は人となり給えり。
主は肉となり給えり。
キリストは童貞マリアより生まれ給えり。
キリストはそれらの只中を通りて、平安のうちに歩み給えり。
キリストは十字架にはりつけにせられ給えり。
キリストは死去し給えり。
キリストは葬られ給えり。
キリストは再びよみがえり給えり。
キリストは天に挙げられ給えり。
キリストは打ち負かし給えり。
キリストはしろしめし給えり。
キリストは命じ給えり。
キリストが一切の悪より我らを守り給わんことを。
キリストは我らと共に在し給えり。」

 

「主祷文」 「天使祝詞」 「栄唱」を各一度ずつ唱える。

 

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