司祭のための祈り

「地獄は司教らの頭骨で舗装されている。
なぜなら司祭と司教には数多の責任があるからである。」
(聖ヨハネ・クリゾストモ)

<我らの主よりムッター・フォーゲルへの啓示>

「子よ、決してあなたの聴罪司祭を裁くな。むしろ彼の為に多く祈り、また毎木曜日、わが祝せられた御母の御手を通して
(彼の為に)聖体拝領を捧げよ。」(1939年6月18日)

「もしあなたが司祭に対する非難を聞くならば、天使祝詞を一回祈りなさい。」(1939年6月28日)

「ああ、私の司祭らが何にも増して清らかさを愛し、ミサの聖なる犠牲を清らかな手と心で執り行うよう、彼らのために多く祈れ。」(1938年2月28日)

<聖ヴィアンネの言葉>

「人々は殊に燃えさしの時期に祈るべきであり、天主は我々に良き司祭を与え給うのである。
もし彼らが聖人であるならば、彼らは何たる善を行う事が出来るであろうか!
しかし彼らが何であれ、彼らに反対して語らぬ事である。」

 

「もし私が天使と司祭とを見るならば、私は最初に司祭に跪き、次いで天使に跪くであろう。」
(アシジの聖フランシスコ)

 

<司祭達のための祈り>

 (D.C.Dougherty フィラデルフィア大司教認可)

「彼らを保ち給え、我御身に祈り奉る、最も親愛なる主よ、彼らを保ち給え、彼ら御身のものなれば…御身の聖なる神殿の前に、
その命を燃やし尽す、御身の司祭達なれば。

彼らを保ち給え、彼らなおこの世にあるゆえに、世から離れてあれど。
現世の快楽の誘いと惑わしにおいて、御身の聖心の中に彼らを保護し給え。
人々の霊魂のための彼らの犠牲の生涯が、無駄なりし如く見ゆる時、彼らを保ち、慰め給え、孤独と苦悩の時において。

彼らを保ち給え、おお主よ、思い出て給え、御身の他に彼ら何者をも持たざるを。
しかもなお彼ら人性の弱さに満てる人間の心を持つのみなるを。

彼らを清らかに保ち給え、日々彼らが抱き奉る聖体の如くに。
彼らの全ての思いと言葉と行いを、最も愛し奉る主よ、祝し給え。」

 

「司祭に敬意を表する者は、キリストに敬意を表し、司祭を侮辱する者は、キリストを侮辱するのである。」(聖ヨハネ・クリゾストモ)

 

もし司祭が聖人なれば、彼の者らは聖ならん。

もし司祭が聖なれば、彼の者らは善ならん。

もし司祭が善なれば、彼の者らは公正ならん。

もし司祭が公正なれば、彼の者らは凡庸ならん。

もし司祭が凡庸なれば、彼の者らは悪とならん。

 

<司祭のための連祷>

心の柔和にして謙遜なるイエズスよ、▲御身の謙遜の精神を全ての司祭に与え給え。

我らの霊魂がために貧しくやつれられたるイエズスよ、▲御身の熱心なる精神を全ての司祭に与え給え。

罪人がためへの忍耐及びあわれみに満てるイエズスよ、▲御身のあわれみの精神を全ての司祭に与え給え。

世の罪がためのいけにえなるイエズスよ、▲御身の犠牲の精神を全ての司祭に与え給え。

小さき者及び貧しき者を愛し給うイエズスよ、▲御身の慈悲の精神を全ての司祭に与え給え。

使徒の元后マリア、▲我らのために祈り給え。かつ我らの為に多くの聖なる司祭及び修道者を得させ給え。アーメン。

 

<司祭のための祈願>

(聖カロロ・ボロメオによる)

「ああ聖なる天主の御母よ、御子が公教会に仕えさせんがために選び給うた司祭らがために祈り給え。
御身の御とりなしによりて彼らが聖にして熱烈かつ純潔とならんよう助け給え。

天主の者らに仕えるにおいて、彼らを徳の模範とならしめ給え。
御ミサの聖なる犠牲の日々の捧げにおいて熱心、かつ説教において有効にして、黙想において信心深くあらんよう助け給え。
彼らが喜びもて秘跡を執り行わんことを。 アーメン。」

 

<司祭のための祈願>

「わが親愛なるイエズスよ、我らが穫(と)り入れ主(ぬし)に対し、穫り入れにおける熱心なる働き手を
送り給わよう祈り奉らん事を、御身はいとも望み給う。
かたじけなくも、御身の公教会、殊にこれの教区、多くの聖なる司祭の、彼らの模範、意思、聖なる司祭職の修練における
御国の御父の栄光の弥増しと、御身のいと尊き御血もて贖われたる霊魂の救いにおいて、御身の天主の御心を受くる者らを養い給う。

我らに御身の天主の愛の炎に燃ゆる、ひとえに天主の更なる栄光と、霊魂の救いを求むる聖なる司祭を与え給え。
ああマリア、使徒の元后よ、我らのために祈り給え。
我らのために多くの聖なる司祭を得させ給え。」

<司祭のための祈りのチャプレット>

このチャプレットは十字架と二つの小珠、環状部分は12個の小珠より構成されています。もし専用のチャプレットを
御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節しながら代用されて構わないと思います。

まず始めに(十字架の部分で)「使徒信経」を唱えます。
続く小珠において「主祷文」を、次の小珠で「栄唱」を唱えます。
環状部分では最初の小珠で「栄唱」を、続く4つの小珠で「天使祝詞」、続く二つの小珠で「栄唱」、続く4つの小珠で「天使祝詞」、次の小珠で「主祷文」を唱えます。

このチャプレットのしめくくりに次の祈願を唱えます。

「主イエズス・キリストよ、御身の司祭を我らのうちより選び給い、御言葉の証明を現し彼らに送り給い、
御名においてその役目を務めさせたり。御身の公教会へ偉大なる賜物を与え給いしがゆえ、御身を賛美し感謝し奉るものなり。
御身の御愛の火もて彼らを満たし給い、聖職者なる彼らが公教会における御身の御現存を示されんことを、我ら御身に願い奉る。

彼ら土くれより作られし器なれば、彼らの弱きを通じて御力を輝かし給わんことを祈り奉る。
彼らの愛情の打ち砕かれざらんことを。
疑惑において絶望せざらんことを。
試みにおいて滅ぼさざれんことを。
迫害において見捨てられざらんことを。

日々御身の御死去及び御復活の神秘に生くるがための祈願によりて彼らを鼓舞し給え。
病の時においては御身の霊を送り給い、天の御父を賛美し貧しき罪人がために祈るを助け給え。
同じく聖霊によりて御言葉を彼らの唇に置き給い、御身の御愛を彼らの心に置き給いて、貧しき者、
打ち砕かれた心に善き知らせをもたらし給え。

かつ御母なるマリアの賜物が御身を愛し奉りたる弟子に在し、御身の賜物が全ての司祭に在し給わんことを。
御自身のうちに御身の人姿を形づくり給うた御母が、御身の神姿において御父なる天主の栄光がため、
御身の霊の御力によりて彼らを形づくられんことを。 アーメン。」

 

<司祭のための祈り>

(新しい祈祷書 より)

「限りない英知である神よ。あなたは神の民の集いの中で、様々な役務を定め、職責を授け、
キリストのからだの発育と成長の源として、適切な配慮のうちに、絶えず人々に豊かな恵みを注いで下さいます。
あなたの配慮の御配慮により、司教団の協力者として役務に選ばれた司祭達に、いつくしみの御目を注いで下さい。
私達は司祭に尊敬と感謝を捧げます。

司祭は司教の祭司職に結ばれて、福音をのべ伝え、神の民を聖化し、司牧し、特に主のいけにえによる神の礼拝を司式するために
聖別された人であるからです。

司祭が人間の弱さにもかかわらず、あなたの霊の導きと慰めとによって、その弱さに打ち勝ち、司教との一致の絆の中で、
あらゆる徳行の実践、とりわけ貧しい人、不幸な人への奉仕に身を捧げつつ、救いのしるしである教会、神の民の集いと共に、
この世に御国の到来を告知する"福音の伝達者"としての生命を生きぬく事が出来ますように。

また司祭として、良い戦いをたたかい、走るべき道のりを走り尽くし、(チモテオ後4章7節)信仰を守った老司祭には、
心安らかな老後の生命が恵まれ、ついに、あなたの手から"正義の冠"が与えられますように。

永遠の大司祭である主、イエズス・キリストによって。 アーメン。」

 

<司祭のための祈り>

「司祭は神に召されて私達のために働き、教会のためにその一生を捧げる。
そのために必要な恵みを頂いてるにしても、彼らはそれを私達と同じ弱い人間性の器に受けたのである。
▲いつくしみ深い父よ、今心から祈ります。
私達の司祭を助けて下さい。私達がどんなに司祭を必要とし、その職がどんなに尊いかを彼らが知り、
感謝と喜びを持って終わりまでその使命を全うする事が出来ます様に。主・キリストによって。 アーメン。」

 

<司教のための祈り>

「司教はキリストによって立てられた使徒の後継者であり、私達教会の共同体の指導者、牧者である。
▲神よ、私達の司教(名前)と全ての司教達を常に聖霊によって御導き下さい。
主キリストから託されたその使命をあなたの恵みによって果たす事が出来ますように。主キリストによって。 アーメン。」

 

 

<我らの主より神秘家ヨゼファ・メネンデズ修女へ>

「ヨゼファよ!これらの言葉を日々繰り返せ。」

「ああイエズスよ、御身の至愛なる御心によりて、我御身に世の全ての司祭と宣教師が御言葉を説く
その務めに対し御身への愛と栄光への熱意に燃え、聖なる熱意もて悪魔より霊魂を奪い取り、
彼らが日々御身に光栄を帰し奉らんがため、御心の避難所に導かん事を、御身にひとえに願い奉る。」

 

<司祭のための祈り アルスの主任司祭聖ヴィアンネへの五日間のノベナ>

第一日目

「親愛なるアルスの主任司祭聖ヨハネ・ヴィアンネよ、マリアの汚れなき御心に語り給え。
我らのために最愛の御子にとりなし給わんことを願い給え。
ねがわくは全ての司祭が彼らの責務において霊魂に対する天主の見識を与えられんことを。
聖職者の職務に一致せんがため、彼らに堅忍と不屈の力を与え給え。彼らを世の不正より無事に保ち給え。アーメン。」

「天使祝詞」を一回唱えます。

第二日目

「親愛なるアルスの主任司祭聖ヨハネ・ヴィアンネよ、霊魂に対する大いなる熱情もて世の聖職者に触れ給え。
彼らを人類への愛にいとも燃ゆるイエズスの天主の御心の御側近くに引き寄せ給え。
彼らが触るる全ての霊魂がための最善を識別せる聖寵を彼らに与え給え。彼らに精神と霊の平安を与え給え。 アーメン。」

「天使祝詞」を一回唱えます。

第三日目

親愛なるアルスの主任司祭聖ヨハネ・ヴィアンネよ、御身がかつて在し給いし如く、聖霊の聖寵の内に彼らを富ませ、
全ての司祭が貧しき者への大いなる愛を与えられんことをイエズスに願い給え。
我らこれをイエズスの至聖なる御名とマリアの汚れなき御心によりて願い奉る。アーメン。」

「天使祝詞」を一回唱えます。

第四日目

「親愛なるアルスの主任司祭聖ヨハネ・ヴィアンネよ、全ての聖職者に代わりてとりなし給え。
聖なる彼らの誓約を重んじ、わけても彼らの群れの回心がための償いを行う間、彼らの生涯おける忍耐を助け給え。
我らつつしみてこれを願い奉る。我らの嘆願もてマリアの汚れなき御心に触れ給え。アーメン。」

「天使祝詞」を一回唱えます。

第五日目

「親愛なるアルスの主任司祭聖ヨハネ・ヴィアンネよ、御身の兄弟なる聖職者の必要に御意を留め給え。
全ての司祭に代わりてとりなし給い、マリアの汚れなき御心によりてイエズスに願い給え。
御身の兄弟に愛と全ての大いなる賜物が与えられんことを。アーメン。」

「天使祝詞」を一回唱えます。

 

<煉獄にありし司祭の霊魂のための祈願>

ああイエズスよ、ゲッセマニの園、かつ鞭打ちと棘の冠、カルワリオの道、かつ磔刑と御死去におけし
御身の御苦悶の御悲しみによりて、煉獄にありし霊魂、殊に彼らのために祈る者なき者を憐れみ給え。

我は我を牧せし司祭を心に留むるを望み、記憶のもろさゆえに思い起こさざる事なく司祭をわが心に決して忘るる事なきを望まん。

彼らの耐える恐ろしき責め苦より彼らを救い給え。
彼らを召し給いて、楽園におけしいとも甘美なる抱擁を許し給え。

「主祷文」「天使祝詞」

ああ主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。
彼らの安らかにいこわんことを。アーメン。

教皇聖ピオ10世、尊者教皇ピオ12世、我らのために、殊に我らの司祭の為に祈り給え。

 

<召命のための祈り>

「主よ、公教会への御身の御愛のうちに、御身は御身の者らのための羊飼いとして司教、司祭と助とを与え給い、
御身は信仰生活において喜びに満ちて御身に全ての事物に仕うる者を置き給わんと男女を招き給えり。

御身が福音のしもべにして聖職者として集め給いし者が、御身の祭壇の御前に捧げと慈悲とを示さんことを。
与えられし修道者として御身に仕うるに選ばれし者が、彼らの生くる道によりて、公教会と全世界の御身の御国の
確たるしるしとならんことを。」

 

<扶助者聖母の司祭のための勧め>

・彼(司祭)がマリアに属するものとなるように願い奉る事。
・彼(司祭)をまことの兄弟として愛する事。
・彼(司祭)のために日々祈り犠牲を行う事。
・誘惑より彼(司祭)を防ぐ事。
・彼(司祭)に醜聞が与えられる事が避けられるように、天主にこいねがい奉る事。
・彼(司祭)を熱情を持って呼び戻す事。
・彼(司祭)が聖人の一人となる事を祈る事。
・マリアが彼(司祭)の優しき御母であり、彼(司祭)に良友を見つけ給うを祈る事。
・彼(司祭)と交代するための、新しい召命を願う事。

 

<司祭のための呼祷>

「マリア、司祭の元后よ、彼らの為に祈り給え。
彼らが忠実に愛しイエズスに仕え奉らん事を助け給え。
彼らが御聖体の内に在し給うイエズスに数多の霊魂を導かん事を助け給え。」

「世の救い主なるイエズス、御身の司祭らと聖なる聖職者らを聖化し給え。」(300日の免償)

「ああマリア、聖職者の元后よ、我らのために祈り給え。
我らの為に数多の聖なる司祭を得させ給え。」

 

<赦しと司祭のための大望>

 

「生ける天主の御子なるイエズス・キリスト、世の光よ、御身がわがために死し給いし故に、我御身を崇め奉る。アーメン。」

「わが天主、我御身を信じ、崇め、信頼し愛し奉る。
我信ぜざる者、崇めざる者、信頼し愛さざる者のための御赦しを願い奉る。」

(聖ファウスティナの日記より)

「ああわがイエズス、我全教会に代りて願い奉らん。
これに御愛と御身の霊の光明とを与え、かつ司祭の言葉に御力を与え給わんことを。
かくして頑ななる心に改悛がもたらされ、御身のもとに戻るを得んことを。

主よ、御身の聖なる司祭を我らに与え給え。
御自ら聖性のうちに彼らを保ち給え。
ああ天主にしていと高き司祭よ、御身の御憐れみ御力を彼らに伴わせ、悪魔の罠と謀計よりいずこにおいても彼らを守りて、
絶えず司祭の霊魂を
整え給え。

ああ主よ、御身は全ての事を為し得るがゆえ、御身の御憐れみの御力が、司祭の聖化を損ない得るあらゆるものを粉砕し給わんことを。
イエズス、我御身に特別なる祝福と、わが生涯を通じてわが聴罪を為す司祭への光明とを願い奉る。アーメン。」

 

<最新版のピエタ小冊子に掲載された言葉>

1965年8月14日、イタリアのサン・ダミアノにおいてイエズス・キリストはママ・ローザ・カトリーニにこのように言われた。

「司祭達のために祈れ。
悪魔は彼らの堕落を欲するゆえ、力をこめて、また祈りを止めてはならぬ。
我に近づくわが子らよ、祈れ。」

 

<司祭への天主の御愛のチャプレット>

このチャプレットは、十字架の御像と 一つの大珠、環状部分は、三十三個の小珠によって構成されています。
三十三個の小珠は、主イエズス・キリストの三十三年の御生涯を象徴します。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

はじめに十字架の御像で
「使徒信経」を唱え、
次の大珠で 
「主祷文」を唱え、
環状部分の中心のメダイで
「天使祝詞」を唱えます。

三十三個の各小珠で、次の祈りを唱えます。

「ああイエズス、生ける天主の御子よ、我らとすべての司祭をあわれみ給え。」

一周して 再び環状部分の中心のメダイに戻り、次の祈りを唱えます。

「ああ いと聖なる秘跡よ ああ 天主の秘跡よ、
全ての賛美と感謝とが 御身に全ての時にあらんことを。
無原罪のいと祝せられし童貞女、天主の御母、いと聖なるマリア、天主の愛の元后、司祭の守護者は祝せられんことを。

我らの御父なる天主、我らに御身の聖なる司祭を遣わし給え。
これ全て イエズスの御聖体の御心の為、マリアの悲しみに満ちた汚れなき御心と、聖ヨゼフとの一致のうちに、
アヴェ・アヴェ・アヴェ・マリア。
アヴェ・アヴェ・アヴェ・マリア。」


再び十字架の御像に戻り「大天使聖ミカエルへの祈り」を唱えます。

「大天使聖ミカエル、戦いにおいて我らを守り、悪魔の凶悪なるはかりごとに勝たしめ給え。
天主の彼を治め給わんことを伏して願い奉る。
ああ天軍の総帥、霊魂をそこなわんとてこの世を徘徊するサタン及びその他の悪魔を、
天主の御力によりて地獄に閉じ込め給え。
アーメン。」

 

 

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