聖ガスパル・デル・ブファロ

 

1786年の主の公現の祭日にローマで生まれ、その日のうちに洗礼を受けた。
家族はローマの貴族に仕え、母親は特に敬虔なキリスト信者であった。

幼少の頃に目を患い、失明の恐れがあった。
その時、熱心に聖フランシスコ・ザベリオに祈りを捧げると 奇跡的に全快し、
それより聖人は、聖フランシスコ・ザベリオに特別に信心を捧げるようになった。

病者と貧者への訪問に熱心であり、
司祭になってからは、「いと尊き御血の宣教会」を創立した。
預言の賜物も受け、「闇黒の三日間」に関する預言も残した。

「三日間の暗黒の間、公教会の悔悛せざる迫害者の破滅があるであろう。
三日間の畏怖の暗黒を生き延びる者達は、
あたかも地上に己一人が生きているかの如くに思うであろう。
なぜなら、世界の至る所が死体に覆われている現実ゆえである。」

特に いと尊き御血への信心に並外れた聖人の説教は、「あたかも 霊的大震の如くあった」と伝えられる。

1837年12月28日帰天。
1954年6月12日 教皇ピウス12世によって列聖。

 

<祈願>

「めでたし、イエズス・キリストの御血。
聖ガスパルよ、我は十字架にはりつけにせられしイエズス・キリストの御心より 御身のもとにあり、
聖ガスパル、わがために祈り給え。
聖ガスパル、わがいと甘美なる御者、主によりて絶えずわがために祈り給え。
我は十字架にはりつけにせられしイエズス・キリストの御心より 御身のもとにありければ。
聖ガスパルよ、もし御身 我を顧み給わば、御身 イエズス・キリストの御傷のうちに見出し給う。
聖ガスパルよ、キリスト 我らを愛し給い 御自らの御血で 我らを浄め給いき。
聖ガスパルよ。」

 

 

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