スウェーデンの聖ブリジッタ

「真の英知は世界が賞賛する偉大な才能のうちにではなく、働きのうちに存在します。この世においての賢明な者は尊敬されます…天主の御旨を軽んじ、また彼らの情欲をいかに制御するかの術を知らぬ愚かな者です。」

 

1303年6月14日、スウェーデンに王室の血統を引く敬虔な両親のもとに生まれる。ラスボの助祭はブリジッタの母の出産の無事を祈っていたが、その時聖母が突然御出現になり「ビルゲル家に一人の子供が生まれました。彼女の声は全世界に聞かれるでありましょう。」と仰せになられた。(1903年4月教会認可)

7歳の頃より十字架に磔にせられたイエズスの御姿の幻視を受け始め、母親を亡くした12歳頃よりは姉と共に敬虔なおばの手によって育てられた。14歳で貴族の子息と結婚し、またフランシスコ会第三会員となった。8人の子供の母親となりその中にはスウェーデンの聖カタリナがいるが、二人の子供は一時教会より離れ身をもちくずした。1335年には宮中の女官長となり宮中の改善を願ったが聴き入れられず辞任した。スペインに行きその後また犠牲と祈りの生活を送る。ヴァドステナに修道院を創立し、アヴィニオンにいた教皇をローマに帰還させるために力を尽くした。またその生涯中に多数の啓示を受け取った。

1373年7月23日帰天。

祝日10月8日。1391年教皇ボニファチウス9世によって列聖。スウェーデン、未亡人の保護者。

<祈願>

「主なる天主よ、御子の御受難を黙想したる聖ブリジッタに御身は天的神秘を啓示し給いたり。御身のしもべなる我らをして御身の栄光ある喜ばしき黙想を得られんことを聴き容れ給え。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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