聖アントニオへの特別な九日祈祷(ノベナ)

 

有名な聖アントニオへのノベナは、9回、若しくは13回の毎火曜日、もしくは毎日曜日に行います。
火曜日である理由は、聖アントニオが火曜日に葬られたからであり、またそれが奇跡の始まりの時でもあったためです。

聖アントニオに光栄を帰し奉るこの特別な九日祈祷(ノベナ)は、1617年のボローニャにおけし信心深き、子供の授からぬ夫婦の伝承によります。
妻は22年間子供を待ち望んだ後に、聖アントニオに祈りました。
聖アントニオは彼女の夢に御出現になって言われました。

「間断なく9回の毎火曜日に私の会の聖堂を訪問し、それぞれの日に祭壇(御聖体)と告解の聖なる秘蹟に近づきなさい。
その後、私の御絵の前であなたが願うものについて祈りなさい。
あなたはそれを得られるだろう。」

ある伝承においては、彼女は身ごもりましたが大変奇形の身体を持った子供を生んだと伝えられます。
彼女は再び聖人の御とりなしを願い、聖人の啓示によって子供の身体を祭壇に触れさせた所、直ちに五体満足の身体に変わったと言われます。

1898年に教皇レオ12世は、13回の毎火曜日、若しくは毎日曜日に信心の意向をもって幾らかの時間を聖アントニオへの祈り、若しくは黙想や信心業で過ごす者に全免償を与えられました。

また教皇レオ13世は、「聖アントニオの糧の信心」を奨励しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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