聖アントニオの百合

 

数多の場所にて、百合の花は聖アントニオの祝日において祝され、それを求むる信者達に与えられます。

ある者達は、聖人の御保護を願うために、その百合の花びらを乾燥させたり、専用の容器の中に入れて携帯します。

百合の花は聖アントニオの貞潔と、我々の誘惑の時において、貞潔の聖寵を求むる祈りを思い起こさせます。

この信心の表現は、フランス革命の後の18世紀のフランスが起源であると言われます。
フランシスコ会士らはその時、コルシカ島とそこの遺棄された聖堂から追い出されましたが、それでも会士らは毎年の6月13日の聖アントニオの祝日を守るためにその聖堂を訪問しました。
聖アントニオの祝日より数ヶ月たったある時、一人の男が偶然聖堂に立ち寄り、祝日に捧げられた百合の花が今なお新鮮である事に驚きいたと伝えられます。

百合の花に祝福を求める慣習は、教皇レオ13世によって認可され、この祝福の祈りは、純潔と平和と、悪魔からの保護の御恵みを願うためのものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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