我らの主は聖大ゲルトルードに次のように言われました。
「あなたがいずれか特定の聖人に光栄を帰し、私にその聖人に授けられし全聖寵に感謝を捧げるならば、
私はその聖人の功徳によって、あなたの霊魂の聖寵を増すであろう。」
「あなたが特別なる祈りによりて、いずれかの聖人にあなたの生涯の終わりを委ねるならば、
私はその聖人があなたの代願者にして、 困窮にありし時の与え手となるように任ずるのである。」
祈願
「永遠の御父よ、我、聖‐‐(聖人の名前を入れる)‐‐に光栄を帰し奉るを望み、
更に彼(彼女)に御身が授け給いし全聖寵に謝し奉る。
我御身に、この聖人の御功徳によりてわが霊魂におけし聖寵がいや増さるると、
この特別なる祈りによりて、彼(彼女)にわが生の終わりまで我を委ぬるを願い奉らん。
かくして御身の善徳と御約束とによりて、聖‐‐(聖人の名前を入れる)‐‐がわが代願者にして、
いとも困窮にありし時にはいかなる事物をも与え給わんことを。アーメン。」
我らの主はまた、聖大ゲルトルードに次のように言われました。
「もしあなたが意向と共に諸聖人に"主祷文"を唱え、能うならば諸聖人のうちの聖人の各人に唱えるならば、
既に実際に行われたと思うが如く、聖人らによりてあなたの意向が受け入れられるであろう。」
「諸聖人に御礼を為し奉るにおいて最も彼らを喜ばせるのは、イエズスの聖心を通じてそれを行う事である。
殊に、あなたがこの天主の御心を諸聖人に捧げるのは、これによって、またこれより彼らは最も完全にして、
恍惚的喜びを受けるからである。」
「栄えある聖人(保護を願う聖人の名前を入れる)、わが親愛なる保護者よ、
御身は現世において信頼と謙遜のうちに天主に仕え給いたれば、
今は天つ御国おいて彼の至福の御姿を喜び給う。
御身は死に至るまで堅忍を貫き、永遠の生命の冠を授かり給えば、
今我を囲みたるこの(危難、狼狽、苦悶など)を思い出て、わが困窮、苦難において、
殊に(ここで願う)を、わがためにとりなし給え。アーメン。」
「ああ天主の聖なる司祭にして、栄えある説教者、聖ドミニコよ、
御身は至愛なる御子と天の元后の確信者にして、聖なるロザリオの御力によりていとあまたの奇跡の業を
為し給えり。
またシエナの聖カタリナ、このロザリオの修道会の初娘にして、マリアの王座と、
御身の心と取り替え給いしイエズスの聖心の力強きとりなし手なり。
わが愛する聖人よ、わが困窮を顧み、いま己を見出したる惨状を憐れみ給わんことを。
地上において御身の心を、御身に従えるみじめなる者らに開き、
御手によりて彼らを力強く助け給いたれば、いま、天つ御国において御身の慈悲が減ずるも
衰える事もなし。
祈り給え、ああ、わがためにロザリオの御母に、そして天主なる御子に祈り給え。
我は御身の御とりなしにより、我が多いに望む恩寵を得られる大いなる確信を有するなればなり。
アーメン。」
「栄唱」を三回唱えます。
続いて、聖ヴィンセント・フェラリオに光栄を帰し奉るために「栄唱」を三回、
そして聖トマス・アクイナスに光栄を帰し奉るために「栄唱」を三回唱えます。
一ヶ月間毎日信心深くこの祈りを唱えるならば、通常の条件下で全免償。(1912年7月24日 聖座認可)
「ああ天の保護者よ、御名のうちにわが誇りあれば、常にわがために天主に祈り給え。
信仰において我を強め、徳のうちに我を確たるものとなし、いさかいにおいて我を守り給え。
かくして我が敵の悪を克服し、永遠の栄光に至らんことを。アーメン。」
Caelestis Patrone,cuius nomine glorior,semper precare pro me aqud Deum:in fide confirma;in virtute robora;in pugna tuere,ut victor de hoste maligno gloriam aeternam consequi merear.Amen.
「主イエズス・キリスト、童貞マリア、聖(聖人の御名前)、かつ全ての聖会の創設者の祈りと御功徳とによりて、
我とわが同胞、遍く世の全ての修道者に、信仰と、犠牲、祈り、謙遜、素直さ、慈悲の精神を注ぎ給え。
聴き容れ給え、ああ、わがイエズスよ、この慈悲の精神が、まことの不可思議、公にして、長苦の解知、
喜びと実りとならんことを。アーメン。」
(500日の免償 1912年2月1日 聖座認可)
教会認可
「大天使聖ミカエル、そして天つ御国の全ての聖なる天使よ、我を守り、保護し給え。
聖ヨゼフ、そして全ての聖人、殊にわが守護聖人よ、わが為に祈り給え。アーメン。」
<霊名の聖人に、煉獄を避くるを願う祈り>
「ああ、我に御名を負わせ給いし大いなる聖人よ、我を守り、わがために祈り給い、我が煉獄を避くる得んがために、わがためにとりなし給え。
わが隣人に一切を与え、万有にありし天主の御旨を行うための御身の如き愛を我に教え給え。
しかしていつの日か、天つ御国にて永久に天主にほまれを帰さんがため、御身と一になるを得られんことを。アーメン。」