イエズスの流し給いし慈悲の御涙のチャプレット

 

 

<イエズスの流し給いし慈悲の御涙のチャプレット>

このチャプレットは、十字架の御像と 一連が一つの大珠と十個の小珠からなる三連によって構成されています。

三十三個の珠は、我らの主の33年の御生涯を記念するためのものです。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

はじめに 十字架の御像で次の祈りを唱えます。

「ああ 御父よ、我ら 御子のかたどりとなるを願い奉る。
ああ 主よ イエズス・キリストよ。
主の慈悲深き御涙の反映によりて、
主と主のあわれみ深き御愛をより一層知るに至らしめ給え。

我らの罪ゆえに降誕し給いし主、
我らの罪を負われしゆえに降誕し給いし主、
我らの罪深きゆえに死し給うために降誕し給いし主、
我らの罪の赦しゆえに再びよみがえり給いし主、
我らの永遠の救世主となり給いし主なり。

我ら 全ての賛美と栄光を御身に捧げん。
我ら へりくだりて 我らの祝せられし御母よりの御とりなしを願い奉らん。
聖なるマリア、天主の御母、
御身の御名は 万有を超えて高められたり。
御身の無原罪の御宿りは祝せられんことを。
世人の義に欠けし子を担い給うために
原罪なく祝せられし御子は生まれ給いき。
マリアの汚れなき御心よ、我らの悲しみを喜びに変じ給え。
我らの救霊を担い給う 我らの御母、
御父のこの賜物は 永久に祝せられんことを。」

それから続く三つの各小珠で、
「使徒信経」 「主祷文」 「栄唱」を唱えます。


第一連は、ラザロの墓前にて 主が流し給いし御涙を黙想します。

第一連の大珠で、
「御身の慈悲深き御涙によりて」と唱え、

各小珠で
「ああ イエズス、我らにあわれみを教え給え。」と 唱えます。

一連のしめくくりに、
「天使祝詞」を唱えます。



第二連は、ゲッセマネの園にて 主が流し給いし御涙を黙想します。

第二連の大珠で、
「御身の慈悲深き御涙によりて」と唱え、

各小珠で
「ああ イエズス、我らにあわれみを教え給え。」と 唱えます。

一連のしめくくりに、
「天使祝詞」を唱えます。



第三連は、エルサレムにて 主が流し給いし御涙を黙想します。

第三連の大珠で、
「御身の慈悲深き御涙によりて」と唱え、

各小珠で
「ああ イエズス、我らにあわれみを教え給え。」と 唱えます。

一連のしめくくりに、
「天使祝詞」を唱えます。


このチャプレットのしめくくりに、「ファティマの祈り」を唱えます。

「ああ わがイエズスよ、我らの罪を赦し給え。
我らを地獄の火より守り給え。
又すべての霊魂、殊に主の御慈悲を最も
必要とする霊魂をして天国に到らしめ給え。」

 

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