三位一体への祈り

 

<聖三位一体のチャプレットT>

一般のロザリオを用いて祈ります。

十字架で次の様に祈ります。

「ああ天主、わが助けに御意を傾け給え。ああ主よわが助けに急ぎ給え。」

3つの小珠と1つの大珠において次の様に祈ります。

「ああいとも甘美にして崇高、温和、聖なる三位よ、御身に栄えあらんことを。 アーメン。」

各小珠において次の様に祈ります。

「偉大なる永遠の天主に栄光、光栄、賛美あらんことを。アーメン。」 

最後に至聖三位一体に光栄を帰し奉る為に3回祈ります。

「ああいとも甘美にして崇高、温和、聖なる三位よ、御身に栄えあらんことを。 アーメン。」

 

このチャプレットのしめくくりに次の祈りを唱えます。

「天主は、祝せられんことを。
天主の御名は祝せられんことを。
まことの天主にして、まことの人なる、イエズス・キリストは祝せられんことを。
イエズスの御名は祝せられんことを。
イエズスの聖心は祝せられんことを。
イエズスの尊き御血は祝せられんことを。
御聖体の秘跡のうちに在し給うイエズスは祝せられんことを。
慰め主、聖霊は祝せられんことを。
天主の御母、聖マリアは祝せられんことを。
原罪なく宿られた聖マリアは祝せられんことを。
光栄のうちに天に上げられた聖マリアは祝せられんことを。
童貞にして、御母なる聖マリアの御名は祝せられんことを。
聖マリアの浄配なる聖ヨゼフは祝せられんことを。
諸天使及び諸聖人によりて天主は祝せられんことを。」

 

 

<チャプレットU>

このチャプレットは至聖三位一体のメダイと十字架、一連が三個の小珠からなる三連によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節しながら用いられて構わないと思います。

まず始めに(メダイで)次の祈りを唱えます。
「全能の御力と御愛によりて我を造り給いし天主の似姿と写しとして、我を造り給える御者、御父に栄えあらんことを。
彼のいと尊き御血によりて我を地獄より救い、わがために天の門を開き給いし御者、御子に栄えあらんことを。
洗礼の秘蹟のうちに我を聖化し、御徳によりて我が日々受く聖寵によりて我をなお聖化し給う御者、聖霊に栄えあらんことを。 アーメン。」

続いて各3回小珠において「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。

 

<チャプレットV>

このチャプレットは十字架の御像と至聖三位一体のメダイ、一連が七つの小珠からなる三連によって構成されています。

はじめに十字架に接吻して「十字架のしるし」を一度行い、「聖霊来り給え」の祈祷を唱えます。

「来たり給え創造主にてまします聖霊よ、我らの霊魂を訪れ給い、御身の造り給える胸を、天の恵みもて満たし給え。
御身、慰め主、いと高き天主の賜物、生ける泉、聖なる炎、愛に満てる霊的注油よ。
御身こそ賜物として七つの形を持ち給う、御父の御腕の働き、聖父の御約束の如く、人を雄弁ならしめ給う。
御光もて五官を照らし愛を心に注ぎ給え。
弱き我を、御力もて常に強め給え。
敵を遠く防ぎ、我らに平安を与え、我らを導きてすべての悪より逃れしめ給え。
御身によりて御父を知り、御子を知るを得しめ給え、御父と御子より出ずる聖霊を、常に信じるを得しめ給え。
御父に御栄えあれ、死者のうちより甦り給いし御子と、慰め主にまします聖霊に、世々に栄えあらんことを。アーメン。

主よ、聖霊を遣わし給え、しかしてよろずのものは造られん。 地の面は新たにならん。

聖霊の光を以って信者の心を照らし給いし天主、同じく聖霊を以って我らに正しき事を悟らしめ、
その御慰めによりて常に喜ぶを得しめ給え。我らの主キリストによりて願い奉る。アーメン。」

つづいて第一連では各小珠で「主祷文」を第二連では各小珠で「天使祝詞」を第三連では各小珠で「栄唱」を唱えます。

最後にメダイに接吻して「使徒信経」を唱えます。

 

 

 

 

<聖三位一体のチャプレットW>

このチャプレットは聖三位一体のメダイと、大珠と七つの小珠からなる三連によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

最初に(メダイで)「使徒信経」「栄唱」を祈ります。
続く大珠で、「主祷文」を唱えます。

第一連

続く七つの各小珠で、
「天使祝詞」を聖霊の各賜物を願って祈ります。

第一の小珠
「我、上智の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第二の小珠
「我、聡明の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第三の小珠
「我、賢慮の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第四の小珠
「我、剛毅の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第五の小珠
「我、智識の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第六の小珠
「我、孝愛の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第七の小珠
「我、畏敬の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。


第二連

最初に(大珠で)次の祈りを唱えます。
「主イエズス・キリスト、生ける天主の御独り子よ、罪人なる我らを憐れみ給え。」

続く七つの各小珠で、
「天使祝詞」を聖霊の各賜物を願って祈ります。

第一の小珠
「我、上智の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第二の小珠
「我、聡明の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第三の小珠
「我、賢慮の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第四の小珠
「我、剛毅の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第五の小珠
「我、智識の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第六の小珠
「我、孝愛の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第七の小珠
「我、畏敬の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

 

第三連

(大珠で)次の祈りを唱えます。
「聖霊来たり給え。信じる者らの心を満たし給い、御身の愛の火を燃やし給わんことを。
天主よ、御身の愛の息吹を送りて全てを創りなし給いて、地の面を新たにし給わんことを。」

続く七つの各小珠で、「天使祝詞」を聖霊の各賜物を願って祈ります。

第一の小珠
「我、上智の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第二の小珠
「我、聡明の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第三の小珠
「我、賢慮の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第四の小珠
「我、剛毅の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第五の小珠
「我、智識の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第六の小珠
「我、孝愛の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

第七の小珠
「我、畏敬の御恵みがために祈り奉らん。」「天使祝詞」一回。

 

このチャプレットのしめくくりに、三位一体のエリザベトの祈りを唱えます。

「ああわが天主、崇め奉る三位一体よ、わが霊魂が、永遠の御国に住まうが如く平安と静けさに包まれ、
御身のうちに生くるを得、、わが全てを忘るるを助け給え。
ああ変わらざる天主、いかなるものもわが平安を乱さず、我が御身より離れざらんことを。
むしろ全ての時において、我が御身の神秘により深く引き入れられんことを。

わが霊魂に平安を与え給え。
これを御身の愛し給う御すまい、平安と憩いの場、御身の天つ御国となし給え。
我が決して御身を見捨てざらんよう、全き信仰に目覚め、全く尊崇し御身の創造的御働きに全く委ね、
そこに留まるを得させ給え。アーメン。」

最後に、「十字架のしるし」を行います。

 

<チャプレットX>

このチャプレットは、一連が1つの大珠と、9つの小珠からなる、三連で構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを、数を調節されながら用いられて構わないと思います。

始めに
「十字架のしるし」を行います。

次に、最初の大珠で祈ります。
「ああ神よ、わが助けに御意を傾け給え。ああ主よわが助けに急ぎ給え。」
「栄唱」
一回。

「聖なる天主、力強き天主、聖なる永遠の御者よ、我らをあわれみ給え。」
「主祷文」
一回。

第一連の小珠で祈ります。

「ああ祝せられし三位よ、賛美とほまれと感謝とが、万世に通じて御身にあらんことを。」
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主、主の栄光は天地に満つ。」


第一連のしめくくりに、
「栄唱」を一回唱えます。

大珠で祈ります。

「聖なる天主、力強き天主、聖なる永遠の御者よ、我らをあわれみ給え。」
「主祷文」
一回。

第二連の小珠で祈ります。

「ああ祝せられし三位よ、賛美とほまれと感謝とが、万世に通じて御身にあらんことを。」
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主、主の栄光は天地に満つ。」


第二連のしめくくりに、
「栄唱」を一回唱えます。

 

大珠で祈ります。

「聖なる天主、力強き天主、聖なる永遠の御者よ、我らをあわれみ給え。」
「主祷文」
一回。

第三連の小珠で祈ります。

「ああ祝せられし三位よ、賛美とほまれと感謝とが、万世に通じて御身にあらんことを。」
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主、主の栄光は天地に満つ。」


第三連のしめくくりに、
「栄唱」を一回唱えます。

このチャプレットのしめくくりに、次の祈りを行います。

「天主よ、わが全霊、全声、全知を挙げて、御身を称え、祝し奉る。
生まれ給わざる御父の、唯一生み給いし御子、慰め主なる聖霊、
ああ聖にして、隔てを置き給わざる三位よ、御身にとこしえに光栄とほまれのあらんことを。」



「御父と御子と聖霊を祝し奉らん。」
「一切を超え、とこしえに彼をほめ称え奉らん。」

祈願

「全能永遠の天主、永遠なる三位のほまれの知への、
まことの信仰におけし告白によりて、御身のしもべなる我らに、
その御一体の賛美に、聖主の御力において恵みを与え給し御者よ。
この同じ信のうちに揺るがざるによりて、我らの一切の逆境より、常に守り給わんことを、御身にこいねがい奉る。
我らの主イエズス・キリストによって。アーメン。」

「ああ祝せられし三位よ、我らを解放し、救い、生命を与え給え。」

 

 

<日々の御父なる天主への祈り>

はじめに、「十字架のしるし」を一度行います。

「いと親愛なる我らの御父なる天主、我はへりくだりて、
御身へのわが家路にて、御身の聖なる天使が、我を導き給わんことを願い奉る。
天つ御国の御身の祝せられし聖人が、わが為にとりなし給い、
しかして、煉獄にありし御身の苦しめる霊魂が、今我の彼らの為に
祈りし如く、わが為に祈り給わんことを。アーメン。」

「天使祝詞」
を一回唱えます。

「わが天主にして救世主なるイエズス、
御身は我をいと愛し給いて、わが為に十字架上にて息を引き取り給いたれば、
しかして我もまた、天つ御国に在します我らの御父のもとに帰るを得んことを。
御身はわが道、まことにして生命なり、御身の御聖体により、
我を支え、御身への家路に、我と共に在し給わんことを。アーメン。」

「わが天主にして、わが聖化の主なる聖霊、
イエズスは御身を御父への家路につくわが為に遣わし給いたれば、我を浄め、純なるものとなし給え。
御身の天主の妙光と御愛にて我を満たし、天主の御現存が、わが内に、我と共に住まい給わんことを。アーメン。」

「主祷文」
を一回唱えます。

 

<聖三位に光栄を帰し奉るチャプレット>

このチャプレットは 一般のロザリオを用いて祈ります。

各大珠で 次の祈りを唱えます。

「全能の御父にして 創り主、
我らの救い主なる いと慈悲深き主なるイエズス・キリスト、
聖化主なる聖霊よ、
我 御身を称え 崇め奉らん。



各小珠で 次の祈りを唱えます。

「ああ 分かつ事あたわざる一致にて在します 聖三位、我 御身との永久の一致を 熱く望み奉る。」


このチャプレットのしめくくりに 次の祈りを唱えます。

「天主なる救い主 イエズス・キリストよ、我 御身を崇め奉らん。」

 

 

<天主の御旨の小さきチャプレット>

このチャプレットは、一般のロザリオを用いて祈られます。

始めの三つの各小珠でそれぞれ
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。

各大珠で
「栄唱」を唱えます。

各小珠で 次の祈りを唱えます。

「天主よ、御旨が天に行わるる如く 地にも行われんことを。」

このチャプレットのしめくくりに、次の祈りを唱えます。

「主イエズス・キリストよ、
御父なる天主と 聖霊と共に 御身の聖にして永久の天意によりて
我ら御身を称え 愛し 祝し 感謝し奉る。アーメン。」

 

 

inserted by FC2 system