生命のための祈り

<生命のためのノベナ>

このノベナは聖マリアの誕生の御祝日の前日(9月7日)から始まり、悲しみの聖母(9月15日)まで続けられます。
この間に御母マリアの御とりなしを願い、信仰と希望をもって祈ります。

 

第1日目(9月7日) 世界の苦しむ女性のために祈ります。

「その後、イエズスはナインという町においでになった。
弟子達や、大勢の人も一緒に行った。イエズスが町の門に近づかれると、ちょうどある独り息子が死んで運び出されるところであった。
その母親はやもめであった。
町の人もかなり大勢母親について来た。
主はこの婦人を見て哀れに思い、”泣く事はない。”と言って、近づいて棺に手をお触れになると、かついでいる者達は立ち止まった。
そこでイエズスは、”若者よ、私はあなたに言う。起きなさい。”と仰せになった。

すると、死人は起きあがって口をきき始めた。そこでイエズスは息子をその母にお渡しになった。」(ルカ7:11−15)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第2日目(9月8日)<聖マリアの誕生>今日出産する女性達のために祈ります。

「イエズス・キリストの誕生の次第は次の通りである。
母マリアはヨセフと婚約していたが、同居する前に、聖霊によって身ごもっていることがわかった。
マリアの夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに離縁しようと決心した。
ヨセフがこのように考えていると、主の使いが夢に現われて言った。
”ダビデの子孫ヨセフよ、恐れるな。
その胎内に宿されているものは、聖霊によるのである。
マリアは男の子を産む。
あなたはその子をイエズスと名づけよ。
その子は自分の民を罪から救う方だからである。
”こうなったのはすべて、主が預言者を通じて言われたことの成就するためである。
預言者は言っている。
”身よ、おとめが身ごもって、男の子を産むであろう。
その名はインマヌエルと呼ばれる”と。この名は”神は我らと共にいます”という意味である。」(マタイ1:18−23)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第3日目(9月9日)生まれた子の父親らのために祈ります。

「ところで、イエズスの十字架の傍らには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアがたたずんでいた。
イエズスは、母とそのそばに立っている愛する弟子とを見て、母に”婦人よ、これはあなたの子です”と仰せになった。
それから弟子には”この方は、あなたのお母さんです”と仰せになった。
その時から、この弟子はイエズスの母を自分の家に引き取った。」(ルカ19:25−27)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第4日目(9月10日)すべての子供達のために祈ります。

「父と母とはみどり子について言われたことを聞いて不思議に思った。
シメオンは彼らを祝福して、母マリアに言った。
”この子は、逆らいを受けるしるしとなり、あなた自身も心を剣で貫かれるでしょう。
この子は、イスラエルの多くの人の滅びと立ちあがりのもといとなり、これによって、多くの人のひそかな思いがあらわにされるでしょう。”」(ルカ2:33−35)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第5日目(9月11日)各家庭のために祈ります。

「キリストはこの世におられた時、自分を死から救うことの出来る方に、大きな叫び声と涙とをもって、祈りと願いを捧げました。
この敬虔のゆえに、それは聞き入れられたのです。
彼は御子であるのに数々の苦しみによって従順を学びました。」(ヘブライ5:7−9)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第6日目(9月12日)生命のための祈りは家庭の中から始まります。

「ですから、あなた方は神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として、思いやりの心、親切、へりくだり、やさしさ、広い心を身にまといなさい。
互いに耐え忍び、だれかに不満があったとしても、互いに心からゆるしあいなさい。
主があなたをこころからゆるして下さったように、あなた方もそうしなさい。
これらすべてのことの上に愛をまといなさい。
愛は完全さをもたらす帯びです。そしてキリストの平和にあなた方の心を支配させなさい。
あなた方が一つの”体”に結ばれる者として招かれたのも、この平和のためなのです。そうして、感謝の人となりなさい。
キリストのことばをあなた方のうちに豊かに宿らせなさい。
そして、あらゆる知恵を用い、恵みによる詩や賛美の歌、霊的な歌をもって互いに教え、忠告し合い、神に向かって心から歌いなさい。
言葉にしろ、行いにしろ、何かをする時には、主イエズスを通して父である神に感謝しつつ、すべてを主イエズスの名において行いなさい。」(コロサイ3:12−17)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

 

第7日目(9月13日)年間第24週

「あなたの耳を私に傾けて、すみやかに私をお救い下さい。
私のために逃れの岩となり、私を救う堅固な城となって下さい。
まことに、あなたは私の岩、私の城です。
御名のために私を引き、私を導き、私のためにひそかに設けた網から私を取り出して下さい。
あなたは私の避け所です。私は、わが魂を御手に委ねます。
主、まことの神よ、あなたは私をあがなわれました。
あなたはむなしい偶像に心をよせる者を憎まれます。
しかし私は主に信頼し、あなたのいつくしみを喜び楽しみます。」(詩編31:2−7)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

 

第8日目(9月14日)十字架称賛 祝

「キリストは神の身でありながら、神としてのありかたに固執しようとはせず、かえって自分をむなしくして、しもべの身となり、人間と同じようになった。
その姿はまさしく人間であり、死に至るまで、十字架の死に至るまで、へりくだって従う者となった。
それゆえ、神はこの上なく彼を高め、すべての名に勝る名を惜しみなくお与えになった。
こうして、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるものはすべて、イエズスの名においてひざをかがめ、すべての舌は”イエズス・キリストは主である”と表明し、父である神の栄光を輝かす。」(フリィピ2:6−11)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

第9日目(9月15日)悲しみの聖母

「私の時はあなたの御手にあります。私を私の敵の手と、私を責め立てる者から救い出して下さい。
御顔をしもべの上に輝かせ、いつくみをもって私を御救い下さい。
あなたは彼らを御前のひそかな所に隠して人々のはかりごとを免れさせ、また借屋のうちにて潜ませて舌の争いを避けさせられます。」(詩編31:15−16、20)

「主よ、わが助けに御意を傾け給え。」
▲「主よ、わが助けに急ぎ給え。」

「願わくは父と子と聖霊とに栄えあらんことを」
▲「はじめにありし如く今もいつも世々に至るまで。 アーメン。」

「天主の聖なる御母よ、全ての母らがため、殊に彼らの子を分娩せんために苦しみ果てし、生涯において疲弊したる者がための公教会の祈りを聴き容れ給え。」

「天使祝詞」1回。

「ああ御言葉を受肉し給いし御母よ、御身の御子の慈悲が彼らの負える荷を減じ、彼らに強さを与えられん事を。天における御身の御位より彼らのためにとりなし給え。」

「天使祝詞」1回。

「栄唱」1回。

 

<生命のための祈願>

「ああ天の御父、生命を創り給いし御者よ、分娩を控えたる全ての母らと、その胎内に運ばるる子らを守り給え。堕胎の悪に苦しめらるる者がために御身の限りなき慈悲と御愛を開かれんことを、我ら御身に祈り奉る。
かつ人類の受けし賜物を敬わざる全ての者の回心を祈り奉る。天の御父よ、人類を聖化し、全ての者の心を回復せんがため、我らの行いを導き給え。 アーメン。」

<霊的縁組の祈り>

「親愛なるイエズス、マリアの御子よ、我は御身を愛し、御身の無条件の愛に謝し奉る。

我は生まれざる子の生命を救わんがため、我は堕胎によりて脅かされし生命を霊的に養子にせんことを、御身にこいねがい奉る。
この子が英知のうちに育ち、御身の御現存と全ての視者のうちに強めらるるを認め給え。アーメン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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