慈善兄弟会の精神

 

人類の幸福の総計の増加の末広がりは、我々のうちの各自が常に思いやりを持つ事が出来たという事を意味します。
全ての不親切が我々の生から取り除かれれば、地上はほとんど天国であるでしょう。

ある敬虔なる修女が黙想の間、慈善兄弟会の創設を促されたのは、これらの考えの如くによるもので、その会則はこれらのものでした。

T他者について無慈悲に思わないこと。

U他者に、もしくは他者の無慈悲を語らないこと。

V他者に無慈悲に振る舞わないこと。


誰にとってでもこれらの会則は、親切に思い、親切に語り、親切にあることの逆の徳をも意味します。

 

これらの全ての会則の違反につけられる倍の罰があります。
これらよりなります。

T我々の無慈悲の被害者に対する対し短い祈りを唱え、そして

U同日にその人に対し、何らかの慈善の行いをする。

V後者の方の実行が不可であれば、もう一つの短い祈りで充分である。


その短い祈りは、
「わがイエズス、憐れみ給え。」
もしくは、
「御心の柔和にして謙遜なるイエズス、わが心を御身のものの如くとなし給え。」
もしくは
「主祷文」です。

慈善兄弟会はイエズスの聖心を保護者としています。

 

inserted by FC2 system