啓示されていた聖祭への警告

現在の公教会において危機がないと主張する事は決して出来ません。そして聖祭においても我らの主はすでに警告をされていました。

(1850-1941)

彼女は公教会の歴史の中でも偉大な神秘家であり聖痕示現者と言えます。
彼女はフランスのブリタニーの小村で1850年2月12日に、5人きょうだいの長女として生まれました。
素晴らしい両親に育てられ、主は初聖体の時より多くの聖寵を与えられました。
20代初めにフランシスコ会第三会員となり、1873年には神秘的な賜物、「聖痕」を授かりました。
23歳から帰天するまで、約60年もの間目に見える我らの主の御傷を運びました。
五つの御傷のみならず、頭部と肩にも聖痕が与えられました。その後彼女は、
犠牲の霊魂としての生活を送りフランスと世界の罪に対して償いを行い、我らの主のお御望みを果たしました。
彼女はまたイエズスとマリアによって多くの幻視と預言の光を与えられました。この謙遜な伝達者に
与えれた天の警告は彼女の正直さや霊的指導者への服従、そして預言の的中によって
司教に立証されました。彼女の存命中に驚くべき正確さをもって2つの世界大戦と聖ピオ10世教皇の
御選出、公教会への様々な迫害と懲罰、フランスの運命を予告しました。彼女は1941年3月4日に
帰天しました。盲目で耳の聞こえなくなった彼女は長年御聖体のみで奇跡的に生きていました。

これら二つの啓示は1902年11月27日、丁度不思議のメダイの聖母の祝日の72周年の
記念の日に、また1904年5月10日に彼女に我らの主が啓示されたものです。

 

「私はあなたに警告を与える。わが福音中になき弟子共は、霊魂らの敵の影響の下に
彼らの思想に熱心に働きかけられ、わが目前にて不快な言葉を含むミサに作り直すであろう。
致命的な時間の到来の時、わが司祭の信仰が試され、第二の期間においてこれは有名な
文書となるであろう。第一の期間に私以来現存する聖職者おいて一つ、第二の期間の迫害の一つとして
第二の期間を信仰と聖なる宗教の敵共が称賛し、この書の中で彼らの方式を押し付けるであろう。

わが司祭らの多くは地獄の言葉をもってこの書を封印し、拒絶するであろう。
そうした中で不幸にも彼らの中うちにてこの書を受け入れる者がいるであろう。」

 

1904年聖母マリアは彼女に告げられました。

「彼らはこの憎むべき冒涜の道において止まりません。それらは突然の一吹きの中で
聖なる教会、聖職者及び私の子供達の信仰の中で妥協させるためにさらに進むでしょう。」

「新しい秘跡、新しい教会、新しい洗礼、新しい団体の新しい説教者…。」

この言葉は公教会における"聖職者の分散"と、真の聖なるものは他のものと取り替えられることに
ついて表されています。

 

1891年6月の啓示>

「司祭らの正道をはずした行いのうちに、彼らは自らの誓いを破るであろう。生命の書の名前の名簿に
含まれている者は心が分かれるであろう。天主の使徒らに払い敬意の不足ゆえにその群れは不注意
となり、規則を守るのを止めるであろう。敬意の欠乏は、聖なる聖職及び聖なる祭儀を行うにおいて
占める場を充分に尊敬しない司祭自身が原因である。その群れはまたその聖職者にならうのである。
これは大きな悲劇である。 (つづく)」

 

「天に在す、めでたし、聖職者達の元后、彼らのために祈り給え。」

尊者アンナ・カタリナ・エンメリック

尊者エンメリックは1774年9月8日にドイツで生れ、アウグスチヌス会の修道女になりました。
生涯の最後の12年間は御聖体以外の食物を受けることが出来ず、水以外の飲料もとる事が
出来ませんでした。1802年から主の茨の冠の聖痕を受け、1812年からは主のすべての聖痕を受けました。

尊者は人の心を読む力を賜り、かつ信仰上において受け入れられるべき事実を実際に幻視に
よって詳細に見ました。それは天使、悪魔、煉獄、主の御生活及び聖母マリア、御聖体のうちにおける
キリストの御現存、秘跡の聖寵など教理における基礎的な事実でした。これらの真実は尊者にとって
物質と同じく現実的なものでありました。

<エンメリックの幻視の要旨>

・彼女は私達が現実に得る免償が、どのように煉獄に、私達を待ち受ける特定の罰に送られるかを見ました。

・彼女は免償を得るために、私達がまことの痛悔と堅固なる悔い改めの意向をもって秘跡に近づかなければならない

            …もしくはそれを得ることをしない、ということを見ました。

・彼女は現世に生きる罪人のために祈るよりも、煉獄中の貧しい霊魂のために祈ることが更に聖なることであると

            証言しました。

・彼女は幻視で公教会を取り壊し、その上に新しい一つの人間の計画を下ろそうとする教会の敵共を見ました。

…しかし手を貸そうとする聖人はいないでしょう。その後この人間の教会は破壊され、天主の聖人は真まことの天主の教会

           の再建に加わり、以前よりも更に栄光に満ちたものになるでしょう。

            ・彼女は大きな退廃の期間の後の、修道会および司祭職の回復を見ました。

・彼女は連続的に、自身が生きている時代及び未来における誤っている教会、また公教会に対して計画し、

            多くの危害を加える不正な者達を見ました。

・彼女は聖人方に対し、彼らの祝日において特に力強く祈り、呼びかけるべきであるということを

                啓示されました。

・彼女は各教区、主教管区、及び各都市、国に各自の特別な力強い守護天使が存在することを見ました。

・彼女は楽園にいるエリヤとエノクが、時の終わりにおいてこの世に伝道をするために戻るのを彼らが

              待っていることを啓示されました。

・彼女は天国の示現を”天のエルサレム”としてそれを見、詳細に記述しました。

 

エンメリックの警告の要旨

「聖なる十字架の道行き、十字架像、礼拝堂及び教会、古来からの信心、聖なる祭儀や
しきたりのそれらすべての破壊者達、そしてあがないの歴史により近く関係するもの
全てに反対しそれに私達を引き込む一般の者は、建築物、絵、記述もしくは習慣、祝祭、
祈りによっても、彼らはイエズスの血の足跡の敵に属する者として判断されるでしょう。」

「私は他の幻視において、大きな苦難が至る所に広まることを知り得ました。聞き容れる事が
出来ない事を、何かがあたかも聖職者達に強要するするかの様に見えました。私は多くの
世代の司祭を見、フランシスコ会士の幾人かと、一人の特別の非常に年老いた人は酷く泣き、
他の彼らよりも若い者達の涙は、彼らの涙と混ぜ合わされました。

私は宗教に非常に有害な条件に喜んで賛同する他のなまぬるい霊魂達を見ました。
彼らの苦難を甘んじ受くる古来からの信仰を持つ者は、その者達に聖務禁止令を出し、
彼らの教会を閉鎖させるでありましょう。彼らの多くの教区民は彼らに加わり、そうして
一つの良きものと一つの悪いものの二つの派が形成されるのです。」

「…プロテスタンティズムが優勢であり、また宗教は腐敗し堕落しておりました。
若者の誤りに追従によって幻惑され、破壊の働きを促す聖職者の多くと、
また虚栄と無知において特別な役割を受け取った者を見ました。その正すには
遅すぎる過ちのみを彼は見る事でしょう…これらの幻視は非常に恐ろしきものであり、私は
大声で叫ぶ所でありました。私は未来において宗教が非常な低みにまで落ち、宗教が行われるのは
この場と、農家と、戦争中の恐怖の間に天主の保護を求め奉る家庭の中のみとなるでしょう。」

「多くの聖職者らが公教会に対する危険な思想を重んずるのを見ました…私はわけても公教会が
(ある人物の名)の下にあるのを見ました。彼の子らの全室に彼の計画を置き、彼のもくろみの収集に
満ちておりました…彼は家屋に火を放ち、私は他の良き者達の群れを守るために羊小屋へと
導かねばなりませんでした。

彼らは巨大で並外れた贅沢な教会を建て、"平等な権利を備えた全ての信条を包含する"
福音主義のカトリック信者で全ての名称であり、聖ならざる一人の羊飼いと一つの群れの
真の交わりでありました。教皇はおりますが、占有なき有給の教皇でありました。

全ての支度は整い、多くのものが終わりました。しかしながら祭壇には唯一憎悪と荒廃が
ありました。彼は古い教会に火をつけ、その新しい教会はその様にありました。しかし天主は
別の方法を御計画なされました。」

 

聖ニロ

聖ニロは聖ヨハネ・クリソストモ(347-407)の多くの弟子のうちの一人でした。彼はコンスタンチノープルの裁判所
の役人であり、結婚し2人の息子をもうけましたが、その後家族と別れ、司祭となりました。彼は異端を非難し、
また5世紀のキリスト教の主要な作家でもありました。

<聖ニロの預言>

「1900年の後、20世紀の中ごろには、その時代の人々は認識をすることが不可能になるであろう。
反キリストの降臨が近づく時、人々の心は現世的な情欲によってくもるであろう。また不名誉なものと不法はより
強まるであろう。世もまた認識をする事が不可能となるであろう。人々の外観は変わり、また彼らの
恥を知らぬ髪型や服装によって、女と男を識別するすることが不可能になるであろう。これらの者共は
残酷になり、反キリストのそそのかしによって、獣に似ているであろう。彼らに両親や上長に対する尊敬は
無く、愛は消え、キリスト教の聖職者、司教及び司祭らは、誤りと正しい道の違いを示さぬ無益な者となるであろう。
その時、キリスト信者の、また教会の道徳は変わるであろう。人々は謙遜を放棄し、放蕩が行き渡るであろう。

虚偽と貪欲は大きな割合に達し、そして宝を蓄える者への災いに達するであろう。
情欲、不義、同性愛、密通、殺人は社会において規則の如くとなり、それらの大きな罪と放蕩の力によって、
人々は聖なる洗礼の秘跡とそれに等しき悔い改めによって受けた聖霊の聖寵を奪われるであろう。
天主の公教会は信心深く敬虔な聖職者と、その時代の世界の残りのキリスト信者の天主への畏敬を
奪われるであろう。いずれにしても誰からも知識の光を見る機会が失われ、彼らの信仰は完全に失われるであろう。

その後彼らは霊的な苦しみを照らすことを探し求めるこの世における聖なるよりどころより
彼ら自身を分離するであろうが、しかしどこでも彼らは障害と制約にあうであろう。

またこれらは全て反キリストの、全てにおいて主を越え、全宇宙の支配者にならんと望む事実に起因し、
また彼は奇跡的で奇妙なしるしを生み出すであろう。彼は更に、一人の者が地の果てにいる他の者と
会話を続けることが出来る方法を発見するように、一人の不幸な者に邪悪な知恵を与え、その時には
人はまた、鳥の様に空気によって飛び、魚の様に海の底にまで至るであろう。またこれらを全て成し遂げた
時、これらの不幸な人々は慰めを知らず、貧しき霊魂らは反キリストの虚偽のうちに生きるであろう。

その不敬な者!…彼は虚栄を備えた非常に完全な科学によって、正しい道を去らせ、
三位の実存に在し給う天主の御存在に対する信頼を失わせる様に人々を導くであろう。

その後全き良き天主は、人類の堕落をみそなわし給いて、救われる少数の者の為に時を縮められるであろう。
なぜなら敵共が選ばれたる者をさえも誘惑の中に引き込まんと望むからである。…その後懲罰のつるぎ
は突然に現われ、その邪悪な者と彼のしもべ共を殺すであろう。」

 

教皇聖ピオ10世

「ラテン語の使用は、一致の明確かつ美しいしるしであり、また真の教義に反する堕落の特効ある
治療である…彼は祭壇の食卓の古来からの形式を戻そうとする正しき道を踏み外すであろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system