このチャプレットは一連が十個の小珠からなる三連と、三個の小珠と十字架から構成されています。これは主の地上における33年の御生涯を記念するためのものです。もし専用のチャプレットをお持ちでなければ一般のロザリオを用いられて構わないと思います。
はじめに十字架で「使徒信経」次の各小珠において「信」「望」「愛」の祈りを唱え、中心のメダイで「悔い改めの祈り」を唱えます。
<悔い改めの祈り>
「ああ天主、我主の限りなくきらい給う罪をもって、限りなく愛すべき御父に背きしを深く悔やみ奉る。御子イエズス・キリストの流し給える御血の功徳によりてわが罪を赦し給え。聖寵の助けをもって今より心を改め、再び罪を犯して御心に背くことあるまじと決心し奉る。」
各連においてはじめに「天使祝詞」一回と、各小珠で「主祷文」、各連の終わりに「栄唱」を一回祈ります。各小珠に伴う黙想は以下の通りです。
<第一連>
イエズスの隠れた御生活
(1)イエズスの御誕生
(2)天使達の歌
(3)羊飼い達の崇敬
(4)割礼を受けられ給う
(5)東方の博士達の崇敬
(6)奉献
(7)エジプトへの避難
(8)幼な子達の虐殺
(9)ナザレへの御戻り
(10)神殿における主の発見
<第二連>
我らの主の公生活
(1)主の洗礼
(2)40日間の断食と誘惑
(3)宣教開始
(4)使徒の召し出し
(5)カナの婚礼の奇跡
(6)病者の癒し
(7)人々の改心
(8)迫害者に対する慈悲
(9)キリストの変容
(10)イエズスのエルサレム入り
<第三連>
イエズスの苦しみを極められたる御死去
(1)洗足
(2)聖体の御制定
(3)ゲッセマニにおける御苦悶
(4)ユダより裏切りを受けられ給う
(5)偽りの告発を受けられ給う
(6)ペトロの後悔とユダの自殺
(7)残酷なる鞭打ち
(8)残酷なる茨の冠をかぶせられ給う
(9)イエズス十字架を担われ給う
(10)十字架上の御死去