聖ヨハネ使徒福音記者

 

ゼベダイの子ヨハネとも呼ばれる。
伝承によれば、使徒の中で唯一殉教しなかった使徒とされる。

使徒になる以前は兄の使徒ヤコブと共にゲネサレト湖畔のベトサイダで漁師をしていた。
兄弟で漁の網の手入れを行っていた時にキリストに招かれ、家業を捨てて兄弟共にキリストの使徒となった。
ヨハネはイエズスから最も愛された弟子の一人とされ、また主の磔刑時には十字架の主の御足元に立ち、主より御母を委ねられた。

その後ヨハネはパウロが殉教した後にエフェソの司教として小アジア教会を司牧し、一度パトモス島に幽閉され、そこで黙示録を記した。
福音書を記したのは釈放後で、福音書としては一番最後に記されたものになる。
釈放後にエフェソに戻り、そこで帰天した。
祝日12月27日。

 

<聖大ゲルトルードに示されし 主祷文によりて日々聖ヨハネに光栄を帰し奉る信心>

聖ヨハネ使徒福音記者が聖大ゲルトルードに御出現になられし間、我らの主は聖女に、この使徒が天の御国における彼女の擁護者と なる事が任じられた事を教えられました。

この恩寵に対する感謝で、聖女は我らの主に言いました。

「私の親愛なる主よ、御教え下さい。如何にして私は彼に謝意を示す事が出来ましょうか。」

主は答えられました。

「もし何者かがこの使徒に光栄を帰し奉るために生涯を終えるまで"主祷文"を唱えるならば、私がこの祈りを教えた時の、彼の心を満たした甘美なる忠誠の想起によりて、彼は徳においてたゆまぬ忠実の聖寵を与える事を聴き容れない事はないであろう。」

 

 

 

 

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