タダイの聖ユダ使徒

新約聖書においてヤコブの兄弟と記述され、マリアとヨゼフの甥、キリストの親族とされている。

元漁師であったと言われ、またその外見は非常にキリスト御自身に似ていた。主の昇天の後、シリアや小アジアに赴いて宣教や治癒を行い、ペルシャにおいて聖シモン使徒と共に斬首され殉教した。

"天主の友"と称される聖人も初期においてはイスカリオテのユダの名前と混同され、崇敬の対象とならなかった。

祝日10月28日。絶望的状況にある者、医療従事者の保護者。

 

 

<祈願T>

「栄光に満てるタダイの聖ユダ使徒よ、イエズスの聖心によりて我御身に御礼をなし奉る。
彼の聖心によりて御身が授かり給いし全聖寵がゆえ天主に謝し称え奉らん。
我御身に嘆願し奉る。彼の御愛によりて慈悲もて我をみそなわし給わんことを。
わが貧しき祈りを軽んじ給わず、かつわが信頼に狼狽し給わざらんことを。
天主は御身にいと望みなき状況において人類を助く特権を与え給えば、ああわが助けに来り給い、我が天主の御憐れみを称え奉らんことを。
我が天において御身に謝し奉るまで、わが全生涯において御身に謝し依り頼み奉る者とならしめ給え。アーメン。

聖ユダよ、我らのために、御身の御助けを呼び求め奉る全ての者のために祈り給え。」

 

<チャプレットT>

このチャプレットは聖ユダ使徒のメダイと十字架像、一連が三つの小珠からなる三連によって構成されています。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。
このチャプレットはノベナとして祈られ、また正しい信仰の内に祈る者が見捨てられた事のない祈りとしても知られています。

始めに(メダイで)次の祈りを唱えます。

「ああ聖ユダ、使徒にして殉教者、徳において偉大にして奇蹟において富み、イエズス・キリストの近き血族、困窮の時に御身の特別なる助けを呼び求め奉る全ての者の誠実なるとりなし手よ、我わが心の奥底より御身に依り頼み奉り、つつしみて御助けを願い奉る。
わが今日、差し迫りたる嘆願において我を助け給わんことを。
その報いとして我御身の御名が知られ、御身が呼び求められんことを約束し奉る。」

小珠において「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各3回祈ります。

 

 

<祈願U>

「聖ユダ、栄光に満てる使徒、イエズスの信心深きしもべにして友よ、裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、まことの公教会は御身を望みなき事物の保護者として呼び求めたり。
わがために祈り給いて、ついには我がわが全必要、苦難、とりわけ苦悩において天の救援と慰めを受け取り奉らんことを。
(ここで願います)

しかして我が全き永遠に選ばれしをもて天主を祝し奉らんことを。 アーメン。」

 

 

<祈願V>

「ああ天主、御身は使徒らによりて御身の御名を知らしめ給いたれば、聖ユダのとりなしによりて、御身の公教会を信徒の数のいや増しもて絶えず育て給え。」

 

<聖ユダに対するノベナ>

このノベナは9日間祈るものであり、また殊に10月20日より聖人の祝日の10月28日の間に祈られます。
ノベナ(九日祈祷)を終える時には、聖人のあなたのための祈りに謝意を表し、かつ聖人の名を広める約束を果たさねばなりません。

「ああ聖ユダ、神聖なるユダ、使徒にして殉教者、徳において偉大にして奇蹟において富み、イエズス・キリストの近き血族、困窮の時に御身の特別なる助けを呼び求め奉る全ての者の誠実なるとりなし手よ、我わが心の奥底より御身に依り頼み奉り、つつしみて御助けを願い奉る。
わが今日、差し迫りたる嘆願において我を助け給わんことを。
その報いとして我御身の御名が知られ、御身が呼び求められんことを約束し奉る。
聖ユダよ、我らのため、御身の御助けをこいねがい奉る全ての者のために祈り給え。アーメン。」

「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各3回祈ります。

 

 

<聖ユダの40の小珠のチャプレット>

このチャプレットは聖人のメダイと、そして緑色の40個の小珠によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

まず始めに(メダイで)次の祈りを唱えます。

「聖ユダ、栄光に満てる使徒、イエズスの信心深きしもべにして友よ、裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、まことの公教会は御身を望みなき事物の保護者として呼び求めたり。
わがために祈り給いて、ついには我がわが全必要、苦難、とりわけ苦悩において天の救援と慰めを受け取り奉らんことを。
(ここで願います)

しかして我が全き永遠に選ばれしをもて天主を祝し奉らんことを。 アーメン。」

 

つづいて各小珠において、「天使祝詞」と共に次の呼祷を唱えます。

「ああ聖ユダ、殉教者にして我らの主イエズス・キリスト、マリアとヨゼフの親族よ、わがためにとりなし給え。」

ここまでを最後の小珠まで同様に繰り返します。

 

このチャプレットのしめくくりに(メダイで)祈ります。

「ああ聖ユダ、使徒にして殉教者、徳において偉大にして奇蹟において富み、イエズス・キリストの近き血族、困窮の時に御身の特別なる助けを呼び求め奉る全ての者の誠実なるとりなし手よ、我わが心の奥底より御身に依り頼み奉り、つつしみて御助けを願い奉る。
わが今日、差し迫りたる嘆願において我を助け給わんことを。
その報いとして我御身の御名が知られ、御身が呼び求められんことを約束し奉る。」

 

 

<聖ユダに御助けを願い奉るノベナU>

このノベナは9日間、一日9回唱えます。9日目までにあなたの祈りに答えられるでしょう。この祈祷を広める事を約束せねばなりません。

「イエズスの聖心は今も世々にいたるまで、世のいたる所において称えられ、崇められ、光栄を帰され、愛されんことを。
イエズスの聖心よ、我らのために祈り給え。
聖ユダ、奇跡の働き手よ、我らのために祈り給え。
聖ユダ、望みなき者の助け手よ、我らのために祈り給え。」

 

 

<望みなき時における祈り>

「聖ユダ、栄光に満てる使徒、イエズスの信心深きしもべにして友よ、裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、まことの公教会は御身を望みなき事物の保護者として呼び求めたり。
わがために祈り給いて、ついには我がわが全必要、苦難、とりわけ苦悩において天の救援と慰めを受け取り奉らんことを。

(ここで願います)

しかして我が全き永遠に選ばれしをもて天主を祝し奉らんことを。 アーメン。」

「ああ聖ユダ、殉教者にして我らの主イエズス・キリスト、マリアとヨゼフの親族よ、我らのためにとりなし給え。」

 

 

<聖ユダのチャプレットV>

このチャプレットは、十字架の御像と九つの小珠、そして聖ユダのメダイから構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

始めに(十字架の部分で)次の祈りを唱えます。

「いと聖なる使徒ユダ、イエズスの信心深きしもべにして友よ、御身の最愛の主を敵共の手に渡せし裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、まことの公教会は御身を望みなき事物の保護者として光栄を帰したり。

わがために祈り給いて、ついには我がわが全必要、苦難、とりわけ苦悩において天の救援と慰めを受け取り奉らんことを。
(ここで願います)

そして我が永遠によりて諸聖人と御身と共に、天主を祝し奉るを得んことを。 アーメン。」



つづいて九つの各小珠において、
「天使祝詞」と共に次の呼祷を唱えます。

「ああ聖ユダ、殉教者にして我らの主イエズス・キリスト、マリアとヨゼフの親族よ、わがためにとりなし給え。」

このチャプレットのしめくくりに、(メダイで)次の祈りを唱えます。

「ああ聖ユダ、使徒にして殉教者、徳において偉大にして奇蹟において富み、イエズス・キリストの近き血族、困窮の時に御身の特別なる助けを呼び求め奉る全ての者の誠実なるとりなし手よ、我わが心の奥底より御身に依り頼み奉り、つつしみて御助けを願い奉る。
わが今日、差し迫りたる嘆願において我を助け給わんことを。
その報いとして我御身の御名が知られ、御身が呼び求められんことを約束し奉る。」

 

 

<見捨てられた事のなきノベナ>

このノベナを9回、9日間毎日続け、文書にして広めるならば、祈りは聴き容れられると伝えられています。

「栄光に満てるタダイの聖ユダ使徒よ、イエズスの聖心によりて我御身に御礼をなし奉る。
彼の聖心によりて御身が授かり給いし全聖寵がゆえ天主に謝し称え奉らん。
我御身に嘆願し奉る。彼の御愛によりて慈悲もて我をみそなわし給わんことを。
わが貧しき祈りを軽んじ給わず、かつわが信頼に狼狽し給わざらんことを。
天主は御身にいと望みなき状況において人類を助く特権を与え給えば、ああわが助けに来り給い、我が天主の御憐れみを称え奉らんことを。
我が天において御身に謝し奉るまで、わが全生涯において御身に謝し依り頼み奉る者とならしめ給え。アーメン。

(ここで願う)

聖ユダよ、我らのために、御身の御助けを呼び求め奉る全ての者のために祈り給え。」

 

<望みなき場合における聖ユダへの祈り>

「いと聖なる使徒ユダ、イエズスの信心深きしもべにして友よ、まことの公教会は御身をほぼ見捨てられし、望みなき事物の保護者として御身を記念し、光栄を帰して呼び求めたり。
我望みなく無力なれば、わがために祈り給え。
ほぼ見捨てられしに、目に見ゆる助けをもたらされんがため、我にこいねがいさせ給え。
この大いなる困窮においてわが助けに来り給いて、我がわが全必要、苦難、苦悩、殊に(ここで願う)において天の助けと慰めと、を受け取り奉らんことを。
しかしてわれがとこしえに選ばれし全ての者と共に天主を称えんことを。

ああ祝せられし聖ユダよ、この大いなる願いを常に心に留め、わが特別なる力強き保護者として常に光栄を帰し、謝し奉らんがために、御身への信心の奨励を約束し奉る。アーメン。」

 

 

<聖ユダへの望みなき病者の回復を求むる祈り>

「親愛なる使徒にしてキリストのための殉教者よ、御身は我らに新約中において書簡を残し給い、望みなき段階にありしあまたの病者は御身に
こいねがい奉らん。

我らは今危機にありしこの者(名前)を御身の優しさに委ね奉る。
我らの憐れみ深き天主の栄光、生命の主がための愛と、彼(彼女)の信仰をいや増するならば、この病者を癒し給え。アーメン。」

 

 

<聖ユダに御助けを願い奉るノベナV>

このノベナは一日一回、9日間続けて唱えます。
この祈祷が聴き容れられなかった事は知られていません。
祈りが聴き容れられし後、この祈祷を広める事を約束せねばなりません。

祈願

「聖ユダ、奇跡の働き手にして、望みなき者の助け手よ。我らのために祈り給え。」

「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各三回祈ります。

 

 

<聖ユダのチャプレットW>

このチャプレットは、十字架と九つの小珠、聖ユダのメダイで構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。


まず始めに(十字架で)次の祈りを唱えます。

「聖ユダ、栄光に満てる使徒、イエズスの信心深きしもべにして友よ、裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、まことの公教会は御身を望みなき事物の保護者として呼び求めたり。
わがために祈り給いて、ついには我がわが全必要、苦難、とりわけ苦悩において天の救援と慰めを受け取り奉らんことを。
(ここで願います)

しかして我が全き永遠に選ばれしをもて天主を祝し奉らんことを。 アーメン。」


つづいて九つの各小珠において、
「天使祝詞」と共に次の呼祷を唱えます。

「ああ聖ユダ、殉教者にして我らの主イエズス・キリスト、マリアとヨゼフの親族よ、わがためにとりなし給え。」

ここまでを最後の小珠まで同様に繰り返します。

このチャプレットのしめくくりに、(メダイで)次の呼祷を唱えます。

「イエズスのいと聖なる聖心が崇められ、世の終わりまでよろずの幕やにおいて愛されんことを。」

「イエズスのいと聖なる聖心が、世々にいたるまで称えられ、光栄を帰されんことを。」

「聖ユダ、我らのために祈り、我らの祈りを聴き容れ給え。」

「イエズスの聖心は祝せられんことを。
マリアの汚れなき御心は祝せられんことを。
タダイの聖ユダは、全世界において、全くとこしえに祝せられんことを。」

 

 

<聖霊と聖ユダへのノベナ>

このノベナは毎日9回、9日間唱え、その後教会に、9枚のこの祈りの写しを置くならば、祈願に答えられると伝えられています。

 

「聖霊、来たり給え、御身の全く愛し給う浄配なる、マリアの汚れなき御心の力強き御とりなしの御意によりて。」

「イエズスの聖心は今も世々にいたるまで、世のいたる所において称えられ、崇められ、光栄を帰され、愛されんことを。
イエズスの聖心よ、我らのために祈り給え。
聖アントニオ、奇跡の働き手よ、我らのために祈り給え。
聖ユダ、望みなき者の助け手よ、我らのために祈り給え。」

 

 

<祈願W>

「いと聖なる使徒、タダイのユダ、栄光に満てる、イエズスの信心深きしもべにして友よ、裏切り者の名は長きに渡りて御身を忘却させしが、公教会は御身に光栄を帰し、我は、望みのほぼついえし困窮における特別なる擁護者として御身呼び求め奉りたり。
我らの為に御生命を与え、我らを愛し給いし御者、イエズスの御力によりて、我らの信仰が、生の旅路の諸難に打ち勝たしむる事を
解知させ給え。

わが助けに来たり給いて、我がわが一切の困窮、苦難、苦悩、とりわけ(ここで願います)において天の救援と慰めを受け取り奉ら
んことを。

しかして我が御身と諸聖人と共に、とこしえに天主を称え奉らんことを。

聖ユダ、天主の御言葉の使徒、我らの為に祈り給え。
聖ユダ、天主の御子の従者、我らの為に祈り給え。
聖ユダ、天主の愛の説き明かし手、我らの為に祈り給え。
聖ユダ、天主の御前の取りなし手、我らの為に祈り給え。
聖ユダ、全ての困窮にありしものの友、我らの為に祈り給え。
聖ユダ、御身の御助けを願い奉る、全ての者の為に祈り給え。」

 

 

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