イエズス・キリストへの祈り

 

<マリアとイエズスへの祈り>

マリアは夜明けにして、キリストは栄光の日々なり。

マリアは門にして、キリストは天の道なり。

マリアは根にして、キリストは聖なるぶどうの木なり。

マリアはぶどうにして、キリストは聖なるぶどう酒なり。

マリアは小麦にして、キリストは生命のパンなり。

マリアは茎にして、キリストは血染めのバラなり。

マリアは洗礼盤にして、キリストは癒しの大水なり。

マリアはカリスにして、キリストは救いの御血なり。

マリアは神殿にして、キリストは神殿の主なり。

マリアは聖堂にして、キリストは天主の崇拝なり。

マリアは灯台にして、キリストは天の休息なり。

マリアはかがみにして、キリストは聖きうつしなり。

マリアは母にして、キリストは御母の御子なり。

栄光と賛美は限りなく世々に至るまで。

 

<イエズスを訪い奉る祈り>

「我、日に少なくとも一度はイエズスを訪問するを行い奉る。
わが言葉において、主の聖堂におけるまことの御現存を信じ、かつ主の尊崇と、彼がわが天主なることを告げ奉る。
我、わが最後の訪問より持つ、すべての喜びと苦難とを主に語り奉る。
我、ここで短き祈りを唱え奉る。
”イエズス、わが天主よ、御身の愛なる秘跡のうちにまことに現存し給う御身を、我この場において崇め奉る。” アーメン。」

 

<イエズスに信頼し奉るチャプレット>

このチャプレットは一般のロザリオを用いて祈られます。

まず十字架の部分で次の祈りを3回唱えます。

「いともあわれみ深きイエズスよ、罪人なる我をあわれみ給え。」

各大珠で次の祈りを唱えます。

「御父よ、わが罪ではなく、御身の高き犠牲を払われたる最愛の御子、我らの主イエズス・キリストの我らのために受けられ給いし
犠牲をみそなわし給え。
霊魂の救霊が為に御苦悶のうちにて流されたる御子のいと尊き御血の御功徳によりて、貧しき罪人なる我らをあわれみ給え。」

各小珠で次のように祈ります。

「イエズスよ、我らを救い給え。」

このチャプレットのしめくくりに次の祈りを3回唱えます。

「イエズスよ、我御身に信頼し奉る。」

 

<めでたし まことの肉、まことの骨>

「めでたし、童貞マリアのうみ給いし、優しく全く捧げられたるまことの肉、まことの骨よ、十字架上に向かわるるまで、
ことごとく汚され打ち上げられ、引き裂かれ給いて御身の愛は刺し貫かれたる御側腹より救いの血潮と流し給いたり。

わが死の大きな苦悶において、わが為に甘美な先立つ体験となり給え。
ああ、わが愛し給う優しき御者、マリアの御子、いとも優しきイエズスよ。 アーメン。」

 

<イエズス、甘美なるイエズス>

「ああイエズス、甘美なるイエズス、ああ天主なるイエズス、わが生と死を御身に委ね奉る。
わが一切の行いが御身の御保護を求め奉るものとならんことを。御名のうちにわが全ての行いを行わんことを。」

 

<天主の御旨を行う恵みを求めて>

(聖ファウスティナの祈願)

「十字架に付けられたイエズスよ、私がいつも、どこでも、どんなことでも、あなたの御父の聖なる御旨を忠実に行う恵みを
御与え下さい。
神の御旨は重すぎて、実行しがたいように感じた時、あなたの傷から力が注がれて、私の口が"主よ、御旨のままに"と
繰り返しますように。
世の救い主、人間の救いを求める主よ、恐ろしい受難の中に自分のことを忘れ、人々の救いを考える憐れみ深いイエズスよ、
私が自分の事を忘れ、人のために生きることによって、あなたの聖なる父の御旨に従い、あなたの救いのわざに協力できますよう
恵みを御与え下さい。」(神のいつくしみの礼拝 より)

 

<使徒の王のチャプレット>

このチャプレットは「使徒信経」の各項目を黙想し奉る信心です。
このチャプレットは我らの主のメダイと、13個の小珠より構成されています。
もし専用のチャプレットをお持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節しながら用いられて構わないと思います。

各小珠において「主祷文」と「天使祝詞」を一度ずつ祈りながら、「使徒信経」の各項目を黙想します。
最後の小珠にては使徒達の王なる我らの主に対し、「主祷文」と「天使祝詞」の祈りを唱えます。

 

 

 

<自己を捧ぐる祈り>

(聖イグナチオ)

「主よ、願わくはわが自由を受け入れ給え。
わが記憶、わが智恵またわが意思をことごとく受け入れ給え。
わが持てるものはみな主の賜物なり。我は全てを主に帰し、主の御旨のままに捧げ奉る。
ただ主の聖寵と共に主の御愛を我に与え給え。
さらば我は満ち足りて、他の何物もあえて願わじ。」
(唱える毎に3年の免償/1932年12月4日認可)

Suscipe Domine,universam meam libertatem .Accipe memoriam,intellectum atque voluntatem omnem.Quidquid habeo vel possideo,mihi largitus es;id tibi totum restituo ac tuae prorsus voluntati trado gubernandum.Amorem tui solum cum gratia tua mihi dones et dives sum statis,nec aliud quidquam ultra posco.

 

<祈願>

「御身が聖なる十字架によりて世を救い給いたるによりて、ああキリストよ、我ら御身を崇め奉り、祝し奉る。」
(唱える毎に300日の免償/1934年2月20日 聖座認可)

Adoramus te,Christe,et benedicimus tibi;quia per sanctam crucem tuam redemisti mundum.

 

<使徒信経に関して>

我らの主の御受難及び御死去に対し信心を持って「使徒信経」を唱える者に対し、唱える毎に10年の免償。
(1934年2月20日 聖座認可)

 

<聖アガタの祈願>

「全ての事物の主なるイエズス・キリストよ!御身はわが心をみそなわし給い、わが望みを知り給う。
唯一御身のみがわが全てを所有し給う。我は御身の羊にして、悪魔を克服するにふさわしき者とならしめ給え。」

 

 

 

<聖パトリックの天主の御保護及びキリストの御現存の祈願>

「今日我が起きると共に、天主の強きは我を導き給い、天主の御力は我を支え給い、天主の知恵は我を指導し給う。
天主の御目はわが前にて我をみそなわし給い、天主の御言葉はわがために語り給う。
天主の御手は我を守り給い、天主の道はわが前に広がり、天主の盾は我を防ぎ給い、天主の聖体は我を救い給う。キリストは今日我を守り給う。

キリストは我と共に、キリストはわが前方に、キリストはわが後方に、キリストはわが内に、キリストはわが下方に、キリストはわが上方に、
キリストはわが右方に、キリストはわが左方に、キリストは我が横たわる時、キリストは我が座す時、キリストは我が立つ時、
キリストは我を思う全ての者の心に在し給い、キリストは我を語る全ての口に在し給い、キリストは我を見る全ての目に在し給い、
キリストは我を聴く全ての耳に在し給う。 アーメン。」

 

<聖大アルベルトの祈願>

「ああ至高の真理にして全てのまことの来り給いし主よ、我ら御身に祈り奉る。
ああ至高の知恵にして全ての賢者の知恵を委ね奉る主よ、我ら御身に懇願し奉る。
御身は至高なる喜びにして、幸いなる全ての者は御身にそを負うものなり。
御身は精神の光にして全ての者は御身より理解を受け取らん。
我ら全てを超えて御身を愛し、求め、従い奉りて、御身に仕うる備えを為し奉る。
我らは全ての王なる御身に対し、御力のもとに住まわんことを望み奉る。アーメン。」

 

<エジプトの聖マラキの祈願>

「主よ、わが生涯は夜毎に最終に近づきつつありければ、今わがために慈悲深く在し給え。
そはわがあまたの罪を浄むるに充分ならざれば、地上において我を癒し給い、我をまことに健やかならしめ給え。
天において御身にまみえ奉らんとす時、我の恥ざらんよう御身の慈悲において我を悔俊せしめ給え。」

 

 

<主より選ばれし名を知られざる霊魂への啓示>

「わが御姿にあなたが接吻するならば、私は次にあなたに接吻するのである。
わが御姿をあなたが胸に押し抱くならば、私は次にあなたをわが胸に押し抱くのである。
あなたが私について思う時、私は次にあなたについて思うのである。
確かにあなたは常にわが思いのうちにあるが、この時は特別の愛と献身を持ってあなたについて
思うのである。」

Raccolta 90

主イエズス・キリスト、まぶねのうちにわがために生まれ給いし時の幼な子の泣きによりて、十字架上の御死去の時の御涙によりて、
まくやにおけしわがための生けし御愛によりて、我を憐れみ、救い給え。」

 

<キリストに御憐れみを願う祈り>

「主イエズスよ、御身は我らを招き給えば、我らを光の子とならしめ給え。
主よ、憐れみ給え。▲主よ、憐れみ給え。

キリストよ、御身は我らのために十字架上で苦しみ給いたれば、
キリスト、憐れみ給え。▲キリスト、憐れみ給え。

主イエズスよ、御身は世の救い主なれば、
主よ、憐れみ給え。▲主よ、憐れみ給え。」

 

<イエズスとの霊的一致の祈り>

「ああわがイエズス、我如何に御身を愛し奉りしか。
御自らを我に与え給い、我を御身に与えしめ給え。
御自らと我を同じく見、わが意志を御身のものとなし給え。
御身のうちに我を取り入れ、我が唯一御身のうちに、御身のために生くるを得んことを。
我が御身より受けし全てを御身のために費やし、己のためには何も取り置くことなく、御身のために全てに対し死ぬるを得んことを。
我が霊魂を勝ち取るを得んことを。
霊魂よ、ああわがイエズス、霊魂よ。」

 

<神秘家ガブリエル・ボッシスへの啓示>

「日中において時折かくの如き短き句を繰り返せ。
『わがイエズス、これは御身のためなり』
これはわが御心を温め、我に香油をもたらすであろう。」
(我らの主より神秘家ガブリエル・ボッシスへの啓示)

「機会を信ぜず、あなたより決して離れざるあなたの友、万象の起こりなる御父の御手を見るを学べ。」
(我らの主より神秘家ガブリエル・ボッシスへの啓示)

「無数の祈りが天主に届けられるという考えを持つな。
あなたが天主に語りかける方法というのは、愛における無抵抗と、明け渡しと謙遜である。」
(我らの主より神秘家ガブリエル・ボッシスへの啓示)

 

 

<ああ光明の中の光明>

「ああ春日の妙光、御父の御光に等しき御者よ、祈りと聖歌の如く、我らを助け給え。
御身のしもべらは、毎夕の安穏を破られたればなり。

我らの精神による一切の闇を散じ給いて、地獄の軍勢との闘いに向かわせ給え。
我らのまぶたの眠気を飛ばし、欺ける怠惰に圧せられぬことを。

イエズス、御身の御赦し、優しさと解放を、御身に信頼し奉る我らに授け給え。
我らの宣言す御身の称えを、ああ我らの祈りと共に聴き容れ給わんことを。

ああ御父よ、御身と聖霊と共に世々に生き、かつしろしめし給う御身の御独り子イエズス・キリストに
よりて、我らの願いが行われんことを。アーメン。」

 

 

<御身の聖寵を我に与え給え>

「いと慈悲深きイエズスよ、御身の聖寵を我に与え給いて、我と共に在し働き給い、
最終に至るまでも堅忍もて我と共に在し給わんことを。

御身にいとかない、いと愛さるるを、我に常に望ましめ給え。

御旨をわがものとして、わが意の常に御身に従い、これに完全に一致せしめ給え。
わが望むもの、望まざるものとをして、ことごとく御身のものに一ならしめ給い、
御旨、あるいは御旨にかなわざるものなれば、他事を欲せず、我に望ましめ給わざれ。
アーメン。」

 

<大力の御者への祈り>

「天主の大力よ、我を守り給え。
イエズスの御信徳の強さが、我と共に在し給わんことを。
至聖三位一体の教廷が、わが敵どもの勇みを砕き給いて、我とわが子女、わが恩人を損なわざらしめ給わんことを。
救世主イエズス・キリスト、御身は十字架によりて世を克服し給いたれば、御身の御死去によりて、わが敵どもを克服し給わんことを。アーメン。」

「使徒信経」
三回。

「大天使聖ミカエルへの祈願」一回。

「大天使聖ミカエル、戦いにおいて我らを守り、悪魔の凶悪なるはかりごとに勝たしめ給え。
天主の彼を治め給わんことを伏して願い奉る。
ああ天軍の総帥、霊魂をそこなわんとてこの世を徘徊するサタン及びその他の悪魔を、天主の御力によりて地獄に閉じ込め給え。アーメン。」

「使徒信経」
一回。

 

 

<我らの主に祝福をこいねがう祈り>

「我を祝し給え、ああ寛大なる天主よ、御身は聖にして善に在し給えば、
御身が祝せられし教父と預言者らを祝し給いし如く、御身のいと愛し給う御母を、御身が天つ御国に昇り給う前に
御身の弟子達を祝せられし如く、我を祝し給え。

わがまなこを祝し給え。それが虚しきものを見るを決して許し給わざれ。

わが耳を祝し給え。不信心者の言葉より守らるるためにその周りにいばらの垣根を据え給え。

わが口を祝し給え。まことと寛容の守りにてこれを囲み給え。

わが肉身を祝し給え。栄光の衣の如くに潔白をまとわせ給え。

わが精神を祝し給え。わが思いをして、御身の如くにならしめ給え。

わが心を祝し給え。御身の地上にもたらし給いし愛の火をこれに灯し、あらゆる徳の聖域となし給え。」

 

 

<悪を破り、聖なる者となることをこいねがわん>

「祭壇の秘跡のうちに在します、愛するイエズスに、とこしえに感謝と賛美のあらんことを。
忘恩の罪人なるわがために尽きざる御愛を出たし給いし一切の天と地の愛にふさわしき御者は愛されんことを。

我らの幸いのために人性を装い給いて、残酷なるむち打ちのうちに御身のいと尊き御血を流し、恥辱なる十字架の上で息絶え給いたり。
今、活ける信徳と、注ぎ出だされしわが全霊と、熱き心に輝きて、我御身にこい願い奉る。
御身の痛みに満てし御苦しみの御功徳によりて、わが心を揺るがす悪しき情欲をことごとく打ち破らんがため、
わが果たすべき務めの正しき励行よりて御身を祝し奉らん事、わけても一切の罪を嫌い、かくして聖なる者とならんための
強さと勇ましとを我に与え給え。」

 

Raccolta658

「ああ、源にして、霊魂の力、公教会の慈悲の中心たる御聖体うちにて謙遜にして在しますイエズスよ。
我らの祈り、行い、苦しみとを、日ごとに御身の聖心の御国のますますの拡張を終わりまで仰ぐため、
御身の司祭の代わりに御身に捧げ奉る。」

(一日に一度
300日の免償 181948日)

 

Raccolta702 祈願>

「憐れみ深く平安を与え給え。
ああ主よ、我らの日々において、御身の御あわれみの御助けによりて、我らを支え給い、我らをして常に罪より免れしめ、
一切の妨害より安泰ならしめ給え。
我らの主、キリストによりて。アーメン。」

3年の免償。
信心を持って一ヶ月間毎日唱える者は、通常の条件下で月に一度全免償。
191585日 聖座認可)

 

 

<悪念に対する祈り>

「全能にして慈悲深く在します天主、わが祈りを幸いもて顧み給い、聖霊にかないたる住処に相応しからしむるため、
悪念にいざなわるるわが心を解放し給え。
御身の聖寵の輝きを、わが心に注ぎ給いて、常に我が御身の天威に相応しきを思わしめ、御身を喜ばしめ、常に御身を心より愛さしめ給え。
我らの主イエズス・キリストによりて。アーメン。」

 

 

 

 

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