イエズスの聖マリアナ童貞

キートのユリ

1618年10月31日、トレドの貴族の娘としてエクアドルで聖女が誕生した際、空に不可思議な現象が見られた。
非常に若くして孤児となり、聖女は姉夫婦のもとで育てられた。
聖女は幼い頃から聖母マリアに対し信心深く、また幾度か命を落としそうになったが奇跡的に助けられた。

幼い頃から修道会での生活に惹かれ、十歳で清貧と貞潔と従順の誓いを立てた。
聖女は最初ドミニコ会修女になろうとしたが、その代わりに隠者となり、聖堂に行く以外は決して外出せず、ほとんど眠らず、8日間か10日間に一度だけ乾いたパンを食べ、それ以外では拝領した御聖体のみで生き続け、更に恍惚や預言の賜物、十字架のしるしや聖水の散布による治療、心を読む力、などが与えられた。

1645年5月26日に聖女が息を引き取った直後に、聖女の血から純白のユリが花開いた。

1853年5月26日教皇ピオ9世によって列福。
1950年教皇ピオ12世によって列聖。

病、孤児の保護者。

「他のいかなる償いや徳の修練を加える事なく、謙遜の完徳を得た霊魂は、たやすく天主の愛を達成します。
更に謙遜で満たされた心は決して常に衰える事なく、また天主の愛に占められ、何事からも空しくされる事はありません。」

 

<イエズスの聖マリアナの連祷>

天主の御心の愛し給える浄配、イエズスのマリアナ▲我らのために祈り給え。

マリアのいとも愛し給える御娘▲我らのために祈り給え。

天の香り高きユリにして、天使的慎みなる童貞▲我らのために祈り給え。

謙遜の選ばれしスミレ▲我らのために祈り給え。

薫り高きよろずの徳の快き園▲我らのために祈り給え。

十字架にはりつけにせられしイエズスへの愛の殉教者▲我らのために祈り給え。

キリストの如き清貧の手本▲我らのために祈り給え。

貞潔の麗しきアイリス▲我らのために祈り給え。

完全なる服従の教師▲我らのために祈り給え。

イエズスの秘蹟の熱き愛し手▲我らのために祈り給え。

聖祭と聖体拝領の燃ゆる模範▲我らのために祈り給え。

貧しき子らの使徒▲我らのために祈り給え。

かの地に生まれつきし者の甘美なる保護者▲我らのために祈り給え。

宣教の守護者、若者の比するものなき模範▲我らのために祈り給え。

キリスト者の家庭の天使▲我らのために祈り給え。

死ぬるまでの慈悲の犠牲▲我らのために祈り給え。

米国のいと浄き栄光▲我らのために祈り給え。

祖国の健康にして支え▲我らのために祈り給え。

キートのユリ、イエズスのマリアナ▲我らのために祈り給え。

イエズスのマリアナ、我らのために祈り給え。
▲我らをキリストの御約束にかなわしめ給え。

祈願

ああ天主、この時代においてイバラの間のユリとして絶えざる犠牲と処女的貞潔とのうちに聖マリアナを咲かせ給うを望み給いし御者よ。
彼女のとりなしと御功徳によりて、罪と悪徳への傾きを止め、完徳への道に従い続けんことを、我らの主キリストによりて祈り奉る。アーメン。

 

 

<イエズスの聖マリアナへの短きノベナ>

「我らの主によりて我らのうちより選ばれし聖なる童貞マリアナよ、御幼少より楽園の天の御園に植えられし繊細な百合の如くあり給い、
天主の御手によりて養われ、主の聖寵の静流によりて水を与えられ給いたれば、我ら自ら御身の御足元に伏して、御憐れみをこいねがい
奉る。

しかして御身のみさおの潔白の大いなる御功徳によりて、かつ御身の天主なる浄配が御身を飾り給いし天使的諸徳によりて、
我らが潔白なる生涯を送るに要する御恵みを我らのために得させ、大罪の外に我らを保ち、我らの過ちにおいて我らの霊魂を、償いの
益する泉においていたらざるを浄め、我らの主の聖掟と、我らの身分に応じたる義務への服従とを与え給いて、かくして我らの生涯を閉ずる
において、我らが我らの主にいとも喜ばれる花々として植えられ、天の御国の永遠の御園に据えらるるに値せんことを。アーメン。」

 

「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各三回、イエズスの聖マリアナの信心の聖なる玄義の如くに、聖三位一体に光栄を帰し奉るために唱える。

 

「イエズスの聖マリアナ、キートの百合よ、我らのため、公教会のため、エクアドルと亜米利加の者らのため、聖職者と宣教者、修道会と、神学校のために祈り給え。
殊にキリスト信者の家族と全ての若者、世界の子らを思い出て給え。アーメン。」

 

 

<とりなしを求むる祈り>


「祝せられしイエズスの聖マリアナ、キートの百合よ、御身はいとも清浄潔白に生き、絶え間なき祈りと償いの業、天主を誠実に愛し奉り、弱き者、みょうにちを持たざる者に仕えるによりて、この世において光明を放つ生涯を送り給いたれば、我らが御身の御徳に倣わん事をとりなし給い、かくして我らが福音の道中に屈する事なく、とこしえに永遠の中で御身とあい共にする御恵みを天主が与え給わんことを。
アーメン。」

 

 

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