655年頃にフランスの貴族の家に生まれ、司法長官となって
妻子をもっていたが、子を出産した時に妻は亡くなり、
聖金曜日の朝に森で鹿狩りをしている時に、鹿の角の間に十字架が出現し、
「もし聖なる生活を送らなければ お前は速やかに地獄にゆくだろう。お前を導くランベルトの元へ行け。」
という主の御声が聞こえ、
そこでランベルト司教の元に行き、隠修士となり
やがて司祭となった。
ランベルト司教は 公爵の姦淫を咎めた事によって殺害され、聖人が司教に選出された。
727年帰天。
<聖フーベルトのチャプレット>
このチャプレットは、聖人のメダイと 一連が五つの小珠からなる三連によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。
はじめに(メダイで)次の祈りを唱えます。
「善き聖フーベルト 狩人の守護者よ、
わが家庭の磐石に向けて 天主の賜物を集めんとして
こんにち 歩みゆく木々や湿地のうちに 我らを導き給え。
この野の危うきより 我らを守り、我らの一行の安全なるに心を配る間、
慈悲を我らの石切り場に急ぎ送らしめ給え。
いと高貴なる聖フーベルト、森の 我らの友よ、
我らの主の創世と 我らのおのが霊的福利の聖なる職の務めの感覚の
いや増しを与え、
かくして 我らが人生の道を安全に旅し ついには霊魂の収穫をふさわしく見出すを得しめ給え。」
第一連の五つの各小珠で「主祷文」を唱えます。
第二連の五つの各小珠で「天使祝詞」を唱えます。
第三連の五つの各小珠で「栄唱」を唱えます。
このチャプレットのしめくくりに、
「狩人の聖フーベルト、我らのために祈り給え アーメン。」と唱えます。
<回心のチャプレット>
このチャプレットは 聖フーベルトのメダイ、
一つの大珠、15個の小珠により構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ
一般のロザリオを 数を調節されながら用いられて構わないと思います。
始めに(メダイで) 世の未信者の為に「使徒信経」を祈り、
最初の大珠で 次の祈りを唱えます。
「ああ 聖なる御母よ、
我 世の霊魂たちへの御憐れみと回心をこい願い奉らんがため
御子の十字架の御足元に ひれ伏し奉る。
御身と共に 我は御子イエズスの御傷を、過去・現在・未来の世の罪に対する償いのうちに 御父に捧げ奉らん。」
各小珠で 次の祈りを唱えます。
「マリアの汚れなき御心の御悲しみと
耐えがたき御苦しみとによりて
十字架上の御子イエズスの御苦しみに一致して
世の回心の聖寵を御父にこい願い奉らん。」