聖なるロザリオの祈り

  ロザリオは信者の聖務日課です

 

<ロザリオを祈る者への聖ドミニコと福者アラナスにされた聖母マリアの御約束>

1.ロザリオを熱心に唱えた全ての人に、私は特別な保護と豊かな恵みを約束します。

2.ロザリオを忍耐強く、繰り返し唱える人は顕著な恵みを受けるでしょう。

3.ロザリオは地獄に対するとても力強い武器になるでしょう。ロザリオは悪をくだき、罪から救い異端を追い払うでしょう。

4.ロザリオは徳と善業を行わせ、最も豊かな神の慈しみを注ぎ、世を愛するよりも神を愛させ、天国の永遠の富を望むよう
魂を高めるでしょう。
ああ、それらの魂がロザリオによって、自分を聖化しますように!

5.ロザリオを通して、私に自分をゆだねる人は滅びないでしょう。

6.それぞれの奥義を黙想しながら、ロザリオを信心深く唱える人は、不幸に打ち負かされる事も、
不幸な死を迎える事もないでしょう。
罪人は改心し、正しい人は恵みのうちに成長し、永遠の生命にふさわしい者となるでしょう。

7.ロザリオの信心に熱心な人は、教会による慰めや恵みなしに死ぬ事はないでしょう。

8.ロザリオを唱える人は生きている間も、死に臨んでも、神の光、神の恵みに満たされ、
祝福された者の功徳にあやかる者となるでしょう。

9.私はロザリオの信心に熱心な霊魂を煉獄から速やかに救うでしょう。

10.私のロザリオによって、本当の子供となった人は、天国ですばらしい栄光を受けるでしょう。

11.ロザリオを通して、あなたが願う事を、あなたはきっと得るでしょう。

12.ロザリオを広める人々は、自分が必要とするあらゆる時に、私を通して助けを得るでしょう。

13.ロザリオによって結ばれた仲間が、生きている時も死んだ時も、天国の聖人と親しい交わりを持つ事が出来る様に、
私は我が子イエズスを通して恵みをいただきました。

14.ロザリオを信心深く唱える人は、すべて私の愛しい子供たちで、イエズス・キリストの兄弟、姉妹なのです。

15.ロザリオの信心は、天の国に入る約束の特別なしるしなのです。

 

<聖なるロザリオの御約束の果たされし例>

1920年 アイルランド/アースラインズ 教会認可

一人の司祭が28番地に住んでいる一人の病者に呼ばれましたが、司祭は間違えて18番地に向ってしまいました。

司祭は最初に閉まっている家の戸を見、次に子供が病人の横たわっている部屋を見せてくれました。
司祭はそこでベッドに腰掛けている50歳ほどと思われる男性によって横たわっている貧しき女性を見、男性に優しく
彼の妻の具合を尋ねました。

「そんな事はあなたに関係無い。」彼は荒々しく答えました。
「ここで何をしているんだ?そして誰があなたなどを呼んだんだ?」

「誰かが病者のために私を呼びました。しかし恐らく私は番地を間違えました。
ともかく、私は更にここで役立つ事が出来る事を信じます。
と申しますのは、私が奥様の所に参りましたのは、天主の御旨に違いないからです。」

「はい、確かに。」女性は死につつある声でささやきました。
「全能なる天主はここに御身を導き給いました。私は喜んで告白致しましょう。」

「それをしてはならない!」彼女の夫が大声で叫びました。
「司祭は10年間この家に足を運ばれておらず、我々の事情に関わらず御身は構わず平和のうちに我々の中に御留まり下さい。」

「わが友よ。」司祭は答えました。
「あなたの奥様の霊魂はあなたに属していません。
ですから私は彼女の告白を聴き、義務を果たしましょう。
一時私達をこのままにさせて下さい。」

彼は不平を言い続けていましたが、その後外に出ました。

女性は近くにかけているロザリオを司祭に示しました。

「御覧下さい神父様。このロザリオが私を救って下さったに違いありません。この10年間というもの、
私は夫を恐れて天主と宗教に対し背を向けておりましたが、私は10年間毎日信心深くロザリオを唱えました。」

その上で女性は痛悔の告白によってこの世を去る準備をし、その後すぐに息を引き取りました。

 

13世紀にドミニコ会はロザリオを持って説教し、フランシスコ会は苦行を持って説教し、
カルメル会は茶色のスカプラリオを持って説教しました。
聖母は度々御出現になり、我々にロザリオを祈り、日々の犠牲を捧げ、
茶色のスカプラリオを用る事を求められました。

「いとも聖なる童貞は、我らの生くるこれらの最後の時において、聖なるロザリオの唱えに、
新たなる効力を御与え下さいました。」
(ファティマの牧童の一人のルチア修女)

「ああマリア、聖寵と仁慈の御母よ、我らの敵共より我らを守り、臨終の時に我らを守り給え。」
(幸いなる死のための聖母への呼祷)

 

 

1.十字架のしるし              

2.「使徒信経」と「主祷文」         

3.「天使祝詞」(3回)         

4.5.6.栄唱・第一奥義・主の祈り

7.「天使祝詞」(10回)

8.栄唱・第二奥義・「主祷文」

以下第三、第四、第五まで同じ。最後に「サルベ・レジナ」1回

(月・木曜日によろこびの奥義、火・金曜日に苦しみの奥義、そして水・土・日曜日に栄えの奥義を黙想し唱えるのが一般的です。)

 

<喜びの奥義>

 

第一の奥義{この一連をささげて、聖母が御告げを受け給いたるを黙想し、その御取次ぎによりて謙遜の徳をこいねがわん。}

 

 

 

 

第二の奥義{この一連をささげて、聖母がエリザベトを訪問し給いたるを黙想し、その御取次ぎによりて人を愛する徳をこいねがわん。}

 

 

 

 

第三の奥義{この一連をささげて、主の降誕し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて清貧の徳をこいねがわん。}

 

 

 

 

第四の奥義{この一連をささげて、聖母が潔めの式にあずかり、主を聖殿にささげ給いたる黙想し、その御取次ぎによりておきてを守る徳をこいねがわん。}

 

 

 

第五の奥義{この一連をささげて、聖母が主を聖殿に見出し給いたるを黙想し、その御取次ぎによりて、主を愛する徳をこいねがわん。}

 

 

<苦しみの奥義>

 

第一の奥義{この一連をささげて、主がゲッセマニの園にて死するばかり憂い給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて罪を痛悔する恵みをこいねがわん。}

 

 

 

 

第二の奥義{この一連をささげて、主がむち打たれ給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて罪を償う恵みをこいねがわん。}

 

 

 

第三の奥義{この一連をささげて、主がいばらの冠をかむせられ給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて侮辱を恐れざる恵みをこいねがわん。}

 

 

 

 

第四の奥義{この一連をささげて、主が十字架を担い給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて苦難を甘んじ受くる恵みをこいねがわん。}

 

 

 

 

第五の奥義{この一連をささげて、主が十字架にくぎ付けにせられて死し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて救霊の恵みをこいねがわん。}

 

 

<栄えの奥義>

 

第一の奥義{この一連をささげて、主の復活し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて信仰の徳をこいねがわん。}

 

 

 

 

第二の奥義{この一連をささげて、主の昇天し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて天国の福楽を深く望む心をこいねがわん。}

 

 

 

 

第三の奥義{この一連をささげて、聖霊の降臨し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて聖霊の賜物をこいねがわん。}

 

 

 

 

第四の奥義{この一連をささげて、聖母の被昇天を黙想し、その御取次ぎによりて善き終わりを遂ぐる恵みをこいねがわん。}

 

 

 

 

第五の奥義{この一連をささげて、聖母が天使と人類との元后に立てられ給いしを黙想し、その御取次ぎによりて永福の冠をこいねがわん。}

 

 

 

 

Raccolta

ふさわしく祝別された、祝せられし童貞マリアのロザリオの珠を信心深く持ち歩き、ロザリオに接吻し、

「めでたし 聖寵充ち満てるマリア、 主 御身とともにまします。
御身は女のうちにて祝せられ、 ご胎内の御子イエズスも 祝せられたもう。」

と唱える敬虔な者は、一日につき500日の免償を得る。

Raccolta

「七つの御悲しみのロザリオ」を公的礼拝堂の御聖体の御前にて敬虔に唱える信心深き者は、告解と聖体拝領の条件下で
一日に一度全免償。

1954115日 聖座認可)

 

Raccolta395

信心深き者が、どこであれ信心を持ってロザリオの第三部を祈るならば、五年の免償。
1479512日 免赦聖省認可)

これを一ヶ月間行うならば、通常の条件下で全免償。
1952122日 教皇ピオ12世認可)

もし彼らが、ロザリオの第三部を他の者を伴って、公的、あるいは私的に唱えるならば、一日につき十年の免償。
告解と聖体拝領と公的聖堂の訪問をなし、少なくともその週に三度行うならば、その月の最後の日曜日に全免償。


しかし、彼らが家族と共に十年の免償を得る代わりに唱え、
一ヶ月間毎日行い、告解と聖体拝領と公的聖堂の訪問をなすならば、月に一度全免償。
1851512日 免赦聖省認可)

公的な聖堂の御聖体の御前にてロザリオの第三部を敬虔に唱える事をしばしば行い、告解と聖体拝領を行うならば、全免償。
192794日 聖座認可)

ロザリオを唱える習慣の中で、その信心深き者がチャプレットとしての使用をする場合、
もしその使用するチャプレットが司祭によって祝別されているならば、上記の免償に更なる免償が加わる。
1726413日 免赦聖省認可)

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