「イエズスよ、私達への燃える愛のために御意志でもって、私達の魂の罪の贖いと救いのために十字架にかかり、最も尊い御血を流されました。
私達をみそなわし、そしてこの願いを聞き入れて下さいますように求めます・・・（ここで願う）
私達はまったくあなたのいつくしみに信頼します。
あなたの恵みによって罪から私達を洗い清め、私達の行いを聖化して下さい。
私達の日ごとの糧を、私達にもそして親愛なる人々にもお与え下さい。
私達の苦しみの重荷を軽くして下さい。
私達の家族、この国のひどく悩める人々にもそうして祝福をお与え下さい。
あなたの平和、ただ一つの真の平和はあなたの掟に聞き従うことからであり、私達は最後に天国の栄光に入ることができますように。」
キリスト信者の望みなる十字架よ
死者の復活なる十字架よ
迷いたる者の道なる十字架よ
迷いたる者の救いなる十字架よ
不自由なる者の支えなる十字架よ
盲目なる者の導きなる十字架よ
弱き者の強さなる十字架よ
病者の医師なる十字架よ
司祭の目指しなる十字架よ
望みなき者の望みなる十字架よ
捕らわれ人の解放なる十字架よ
王の力なる十字架よ
種子の水なる十字架よ
奴隷の慰めなる十字架よ
水を求めたる者の水源なる十字架よ
裸の者の布なる十字架よ
十字架によりて、御父よ、我ら御身に感謝し奉る。
「ああマリアよ、我が十字架を知るを与え給え。イエズスの十字架のみならず、我にいとも適したる全ての十字架をも。」
＜十字架の前の祈り Oratio ante crucifixum＞
この祈願はアシジの聖フランシスコによって作成され、聖人はサンダミアノの十字架の御足下にてこの祈りを捧げられました。
「いと高き栄光に満てる天主よ、わが心の闇を照らし給え。
ああ主よ、正しき信仰、確かなる望み、全き慈悲を解し知り奉らんことを我に与え給え。
御身の聖性、及びまことの命を我が成し遂げ奉らんことを。 アーメン。」
「SUMME, gloriose Deus, illumina tenebras cordis mei, et da mihi fidem rectam, spem certam et caritatem perfectam, sensum et cognitionem, Domine, ut faciam tuum sanctum et verax mandatum. Amen. 」
「助け給え、ああ主なる我らの天主よ、御身の聖なる十字架の御力によりて、我らをとこしえに守り給え。
我らの主キリストによりて。アーメン。」
「十字架はわが確かなる救いなり。十字架を我常に崇め奉らん。
わが主の十字架は我と共に在す。十字架はわがより所なり。」
一つの伝承では、聖アンドレアは殉教の際、十字架を仰ぎ見て次の祈りを叫んだと云われる。
「主の御肉身によりて美となりし、ああ善き十字架よ、長く我は御身を望み、熱く御身を愛し、絶え間なく御身を探し奉り、かくして今御身はわが熱望せる霊魂がために備え給いたり。
男のうちより我を受け取り給い、わが主に我が還され、しかして御身によりて我を贖い給いし御者が、御身によりて我を受け取り奉らんことを。アーメン。」
・「十字架はわが確かなるたすかりなり。
十字架を我はとこしえに崇め奉らん。
主の十字架よ、我と共に在し給え。
十字架はわがより所なり。」（唱える毎に300日の免償）
・「めでたし聖なる十字架、わが唯一の望み。」（唱える毎に500日の免償）
・「十字架のしるしによりて、我らを悪より救い給え、我らの天主よ。」（唱える毎に300日の免償）
・「わが罪ゆえに十字架に死し給いしゆえに、ああ主よ、御身に謝し奉る。」（唱える毎に300日の免償）
・「御身の聖なる十字架よりて世を贖い給いし故に、ああキリストよ、我御身を崇め祝し奉らん。」
（唱える毎に3年の免償。一つの使徒信経と共に唱えるならば10年の免償）
「めでたし、ああ聖なる十字架、わが光明にして、わが強さよ。
贖いの代価にして、わが救霊（たすかり）と誉れよ。
ああ聖なる十字架、わがより所にして、逃れ場よ。
めでたし、聖寵の紋にして、苦しみにありし者の慰め、悪しき霊の力に対せし動かざる壁よ。
めでたし、イエズスの御血と、宝玉の如き、主の聖なる御四肢よりて飾られて、誉れを与えられし平安のもといよ。
ああ聖なる十字架よ、御身は世々に至るまで、我らに永遠の誉れを与え給うなれば、一切の損なう力を超えし勝利者、わが一切の病の医薬、わが倦（う）みし時の支え、わが肉身のよみがえりの保証となり給え。
我らのために御血を流し給いし御者、我らの救い主、天主にして人なるイエズスが、
御身によりて我を守り給いて、わが天つ御国の住処に我を導き給わんことを。アーメン。」
