「ああイエズスよ、主はかつてこの世に在しませし時、主を信頼し奉る者に対して常に御憐れみと御力とを現し、その悩みを除き、憂いを慰め、病いを癒し給えり。
▲主はいつも御憐れみに充ち給うが故に、"主よ、御身の愛し給う者病めり"と叫び奉る我らの祈りを聴き給い、思召しならば、全能の御手をこの病人の上に延べ、その健康を快復せしめ給え。
我ら罪人なれども、病人の快復なる聖母マリアの御取次によりて、この切なる祈りを主に献げ奉る。アーメン。
」
「完徳の鑑みにましますイエズス、我病床にありて、ゲッセマニにおける主にならい、"思召のままになれかし"と御父に祈らんと欲す。
願わくは我をして主の御忍耐に学ばしめ給え。
主は我らを愛していかなる苦難をも十字架をもいとい給わざりしが故に、我もまた主の愛の故に、全ての苦悩を甘んじ受くるを得しめ給え。
主は御受難と御死去とによりて、我らの罪を償い給いしが故に、我もまたわが犯したる罪の償いとして、この病苦を忍ばしめ給え。
不満と失望に陥ることなく、かえって苦痛を忍びて永遠の生命を受くる勲を樹てしめ給え。
またかつて主が御霊魂を御父の御手に委ね給いし如く、我をして臨終の時、わが霊魂を主の御手に委せ奉ることを得しめ給え。アーメン。
」
「この病気は私が望んだものではない。
しかし何を望むべきで、何を望むべきでないか、果たして私は知っているのであろうか。
神よ、私にあなたの望まれる事をそのまま受け入れる事の出来る信仰と勇気を御与え下さい。
あなたが望まれるなら健康を回復させて下さい。
この病気が続く事を御望みなら、苦しむ人々と思いを一つにしてこの苦しみを捧げる事が出来ます様に。
主キリストによって。アーメン。」（カトリック祈祷書 より）
愛徳の行いのために病院にいる病者を訪れる信心深き者は、七年の免償。
（1932年2月16日 聖座認可）
「全能永遠の天主よ、御身を信ずる者の永遠の救霊の、御身の病めるしもべ（名前）の我らの代祷聴き容れ給い、我らが御身のあわれみ深き仁慈の御助けを求め奉る者に対し、その肉身の健康を回復せしめ、かれが公教会に感謝を捧げ奉らんことを、我らの主によりて願い奉る。アーメン。」
