聖大グレゴリウス

 

<聖大グレゴリウスのチャプレット>

このチャプレットは、十字架の御像と一つの大珠、
七つの小珠によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、
一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います

始めに十字架の御像で、次の祈りを唱えます。

「我らの全身全霊を挙げて、
御身、御父と御身の唯一なる御子 我らの主イエズス・キリストを称え奉るは 我らの唯一の権利なり。
御身のしもべなる我らへの 驚くべき愛慈の謙譲によりて 御子を我らに与え給いし 親愛なる天主よ。

御身の愛慈によりて 御血を注ぎ出だし 我らのために永遠の御父にアダムの負債を払い給いし 親愛なるイエズスよ。
御身の荘厳にして光放つ御復活によりて罪の闇を祓い、
御身は死のくびきを砕き、克服者として御墓より身を起こし給い
御身は天と地を和睦せしめ給いき。
御身のあがないの前に 我らに永福の望みなく、御身の御復活に 我らの罪が浄め去られ
我らの無垢が呼び覚まされ 喜びもたらされん。
御愛の優しきは 何とはかり尽くせざるものなるや。」

「全能にして慈悲深き天主、
ローマのグレゴリウスを 天主のしもべの中のしもべとして挙げ給い、
英国に聖福音を説き知らすために宣教者を遣わすを鼓舞し給いし御者よ。
御身の人々の教えに 公教会と使徒的信仰を保たしめ、
各々の善業が実りを結びて 決して衰えざる栄光の冠を授け給わんことを。
これを 御父と聖霊との一致のうちに 今もいつも世々に生き、かつしろしめし給う
我らの主イエズス・キリストによりて願い奉る。」



次の大珠で祈ります。

「御身は死を味わい給えども 御身は今なお生命に在しまし
死者にこれをもたらす為に来たり給わん。」


最初の小珠で祈ります。


「ああ 主よ、冒涜者どもより 数限りなく御身の受け給う侮辱あり、
なれど日ごと 御身は旧敵の緊握に捕われし霊魂を御身は解放し給う。」



二番目の小珠で祈ります。

「御身は 冒辱者どもの唾きより御顔を避け給わず、
今なお 救霊の水にて霊魂を洗い給う。」




三番目の小珠で祈ります。

「御身は怨言なく鞭打ちを受け給い、
今なお 永久の懲罰より我らを救うを念じ給う。」



四番目の小珠で祈ります。

「御身は万病の病癒に耐え給い、
今なお 終わりなき栄えより 諸天使の聖隊によりて 分かち与うを望み給う。」



五番目の小珠で祈ります。

「御身は いばらの冠を拒み給わず、
今なお 罪に傷つくにより 我らを救い給う。」




六番目の小珠で祈ります。

「御身の御渇きのうちに 胆汁の苦きを受け給い、
今なお 永久の福楽によりて 我らを満たすために 御自らを備えしめ給う。」



七番目の小珠で祈ります。

「死刑執行人どもによりて 嘲笑的敬意を示されし下にも沈黙を保ち給い、
今なお 御父と等しき御神威もて 我らの為に御父に懇求し給う。」



「このチャプレットのしめくくりに、次の祈りを唱えます。

「我ら御身に祈り奉らん。
主よ、御復活の幸いの平安なる喜びのうちに 御身のしもべを保たしめ給え。
これを 御父と聖霊との一致のうちに 今もいつも世々に生き、かつしろしめし給う
我らの主イエズス・キリストによりて願い奉る。アーメン。」

 

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