御聖体への祈り

「もし天使達に羨む事が出来うるならば、彼らは聖体拝領ゆえに我々を羨むであろう。」
(聖教皇ピオ10世)

 

 

<聖母マリアから、「神の都市」の著者、尊者アグレダのマリアへの啓示>

私の模範から、崇拝、畏れ、そして敬意を学びなさい。
私が主を腕に御抱きした時、私がどのように行動したかを思い、そのようにあなたは主を扱いなさい。
私の模範に従い、常にあなたが聖なる御聖体の崇むべき秘跡において、あなたの心の中で主を御受け取りなさい。
私の胎内から御生まれになられた、同じ天主なる御者がそこに在し給うのです。
この聖なる秘跡の中で、私が主を所有し、主と御話したように、別の方法でありましても、
あなたはちょうど現実に主を自分のものとして御受けし、あなたのうちに現実に主は御留まり下さるのです。」

「誰であろうと、わが天主の御体を含む御聖体を愛をこめて見奉る毎に、彼は天国のための功徳を増し、
かつ終わりなき喜びに特別なる喜びを加え、信心深き黙想に一致し奉るであろう。」(我らの主より聖大ゲルトルードへ)

<マリアにならう より>

「信者が聖体を拝領し、司祭が犠牲の聖祭を捧げる毎に、かれれはイエズスとマリアと一致申し上げる事によって、
実に幾度となく霊魂の糧を頂く。
聖体を拝領する人は、それによってイエズスの弟子、マリアの召使い、諸聖人の友、使徒達の兄弟、天主の親友、諸聖人の縁者、
また天国の幸の世継ぎとなる。
イエズス、マリアをおよろこばせ申したいと思うなら、迷いを去り、霊魂がわがままにならぬよう、精神と感覚との両方を慎み注意せよ。
そうすれば天からあらゆる救いを受け、不幸の最中、最も大きな危険の中で、助けを呼ぶ時に必ず主御自身に聴き入れられるであろう。」
(アルバン・デ・チガラ)

<聖体拝領>

我々が聖体拝領する毎に、我々の小罪は赦される。

キリストは聖大ゲルトルードに、一人の人間が御聖体を頂く毎に天国、地上、及び煉獄のすべての存在に
何か良いことが起こることを啓示された。

アルスの助任司祭は、ふさわしく行われた聖体拝領は貧者に与えられた20000NFF以上の価値があると
言った。

我々が御聖体を拝領する毎に、我々の天国における位置は永久に高められ、我々の煉獄での滞在は
短縮される。
(ピエタ小冊子より)

<オ・サルタリス(ああ救霊のホスチア)>

「ああ救霊のいけにえ、天(あま)つ御国の門を開き給う御者よ、我らの敵は戦いをいどむが故に、我らに力と助けを与え給え。
三位一体の天主に、世々に栄えあらんことを。
また願わくは終わりなき命を、天つふるさとにおいて与え給わんことを。 アーメン。」

(5年の免償。この呼祷を御聖体の御前にて唱えるならば7年の免償。
この呼祷を一ヶ月間信心深く日々唱えるならば、通常の条件下で全免償。1934年6月4日聖座認可)

O salutaris hostia,Quae caeli panditostium:Bella premunt hostilia,Da robur, fer auxilium.Unit trinoque DominoSit sempiterna gloria:Qui vitam sine termiris,Nobis donet in patria.Amen.

 

 

<アヴェ・ヴェールム(めでたし、まことの御体よ)>

「めでたし、童貞マリアより生まれ給いしまことの御体よ、げに人のために苦しみを受け、
十字架の上にていけにえとなり給いし御者よ、御脇腹はさし貫かれ、水と血を流し給えり。
願わくは臨終の戦いに当りて、あらかじめ我らに天国の幸いを味わしめ給え。
ああ甘美なるイエズス、慈悲深きイエズス、マリアの御子なるイエズスよ。 アーメン。」

(唱える毎に500日の免償。聖祭の聖体奉挙の間に唱えても同様。1893年6月30日内赦聖省認可)

Ave verum Corpus natum De Maria Virgine: Vere passum, immolatum In cruce pro homine: Cuius latus perforatum Fluxit aqua et sanguine: Esto nobis praegustatum Mortis in examine. O Iesu dulcis! O Iesu pie! O Iesu Fili Mariae. Amen.

 

 

 

<パンジェ・リングワ>

「いざ歌えわが舌よ、栄えある御体の奥義と、尊き御母の御子、万民の王の世の贖いのために流し給える尊き御血の奥義をば。
主は汚れなき童貞より生まれ出でて我らに与えられ、御教えの種をまきつつこの世をわたり、奇しき御恵みを与えて
これを終り給いぬ。
すなわち最後のばんさんの夜に当りて、主は兄弟らと共に食卓を囲み、旧約の則にしたがいて過越を食し、
この時御手ずから御身を十二使徒に分ち給えり。
人となり給える御言葉はまことのパンを御肉となし、葡萄酒は実に御血と変れり。
五感はこれを測り得ざれども、まことなる心は信仰のみによりて固く信ずるなり。
かくも尊き秘蹟をば、我ら伏して拝み奉らん。古(いにしえ)の式は過ぎ去りて新しき祭りはなれり。
願わくは信仰のわが五感の足らざるところを補えよかし。
御父と御子に、誉れと喜び、礼拝と御栄え、力と祝福あれ、
二位より出で給う聖霊もまた共にたたえられよかし。アーメン。 」

Pange lingua gloriosi Corporis Mysterium,Sanguinisque pretiosi, Quem in mundi pretium,Fructus ventris generosi Rex effudit gendium.Nobis datus, nobis natus,Ex intacta Virgine Et in mundo conversatus,Sparso verbi semine, Sui moras incolatus, Miro clausit ordine.In supremae nocte coenae, Recumbens cum fratribus, Observata lege plene,Cibis in legalibus, Cibum turbae duodenae,Se dat suis menibus. Verbum caro panem verumVerbo carnem efficit:Fitque Sanguis Christi merum, Et si sensus deficit,Ad firmandum cor cinserumSola fides sufficit.

 

 

<フランシスコ会第三会員の祈り>

「祝せられたイエズスよ、我に永遠の生命を保たしめんがため、御身の生命を与えられたれば、御名の賛美されんことを。
我は生命の特別なる賜物として御聖体を愛をもて受け奉る。
我、御身のわが代苦に謝し、かつまた御身の愛を常に感謝し奉る。
深き祈りの記念において御身をいだき奉るごとに、我が御身の平和と慰めとを受け取らんことを。 アーメン。」

 

 

<オ・サクルム・コンビビウム>

「キリストを受け奉る聖なる晩餐において、御受難の記念を新たにし、精神は聖寵に満たされ、
かつ我らの来世の栄光の保証が与えられん。」
O SACRUM Convivium,in quo Christus sumitur;recolitur memoria passionis ejus;mensimpletur gratia ,et futurae gloriae nobis pignus datur.

<聖トマス・モアの祈願>

「御身の聖なる秘跡を熱く望み奉る聖寵を、殊に御身の御体の御現存における喜びを与え給え。
祭壇の聖なる秘跡に在し給う甘美なる救い主キリストよ。アーメン。」

 

<射祷>

「ああ至聖なる秘跡よ!ああ天主の秘跡よ!全ての賛美と感謝が常に御身にあらんことを!」

(300日の免償。御聖体の御前にてこの呼祷を唱えるならば3年の免償。一ヶ月の間この呼祷唱え続けるならば、
通常の条件下で全免償。1819年12月7日 教皇ピオ7世認可)

 

「御聖体中に在し給うイエズスよ、我らをあわれみ給え。」(300日の免償、1911年5月20日認可)
O Iesu in sanctissimo Sacramento,miserere nobis!

 

「ほむべきかな、主の名によりて来るもの、天のいと高きところにホザンナ。」(この祈祷を聖祭の奉納の後に敬虔に唱える者は500日の免償。
これを日々唱え奉る者は通常の条件下で全免償。1934年11月22日認可)
Benedictus qui venit in nomine Domini:Hosanna in excelsis.

 

「イエズス、わが天主よ、我ここ御身の愛の秘蹟の内に在し給う御現存を崇め奉る。」(300日の免償。1908年7月28日教皇ピオ10世認可)

 

「めでたし、童貞マリアより生まれ給いしまことの御体よ。」(500日の免償。
これを一ヶ月間、日々唱え奉る者は通常の条件下で全免償。1939年6月23日 聖座認可)
Ave verum Corpus natum De Maria Virgine.

 

「ああ天主より来たる生けるパン、大いなる秘蹟よ、我凡ての時に御身を崇め奉る。」(300日の免償。
御聖体の御前にて唱えるならば3年の免償。1934年6月4日 聖座認可)

 

「イエズスのいと聖なる聖体の如きの聖心は祝せられんことを。」(唱える毎に300日の免償)

 

「御聖体のうちに在し給うイエズスの至聖なる聖心は祝せられ、称えられんことを。」(唱える毎に300日の免償)

 

「イエズスの聖体の如き聖心よ、わがうちに信徳・望徳・愛徳をいや増し給え。」(唱える毎に300日の免償)

 

「我御身を崇め奉る。ああ至聖なるイエズスの聖体の如きの聖心よ。」(唱える毎に300日の免償)

 

「イエズスの聖体の如き聖心に、愛とほまれと栄光のあらんことを。」(唱える毎に300日の免償)

 

「祭壇の御聖体のうちに在し給うイエズスの聖心と、イエズスのいと尊き御血は祝せられ、称えられんことを。」
(唱える毎に300日の免償)

 

「イエズスの聖体の如き聖心、司祭の心の模範よ、我らを憐れみ給え。」(唱える毎に300日の免償)

 

「イエズスの聖体の如き聖心、天主の慈悲のかまどよ、世に平安を与え給え。」(唱える毎に300日の免償)

 

 

<御聖体の内に>

「甘美なるイエズスよ、この秘跡の内に御身は神性と御霊魂と共に、我ら自身の至上の食物として御身の血肉を与え給う。
しかり、イエズスよ、我これを信じ、御身の御現存を尊崇し奉り、全霊で御身を愛し奉る。
我が御身を更に愛し奉らんことを助け給え。」

「御聖体の御あとに続き奉る間は、我々の生涯においていとも尊いものです。
それらの間は天主を待ち迎え奉るためのこの上なく適した我々の役目であり、
また彼の御愛を我々に伝え給うための天主の御役割です。」
(聖マリア・マルガリタ・パッヂ)

 

「もしパンが如何にしてキリストの御体に変ずるのかと問われるならば、私は次の様に答えるのである。
『聖霊が司祭を覆い隠し給い、童貞マリアの御胎内において彼が成し遂げられ給うた原理における同様の
方法で働かれ給うのである。』」(聖ヨハネ・ダマセノ)

 

「あなたが受け取り奉る御聖体はキリストの御体によってそうなるのである。
もしエリヤの言葉に天より火を下す力があるならば、キリストの御言葉には諸元素の性質を変える
御力を持たないであろうか?」(聖アンブロジア)

 

<キリストの御体よ、我を救い給え>

「キリストの御体よ、我を救い給え。
わが数多の大いなる敵より、我の弱きとためらいより我を救い給え。
財と権力と称賛の欲より我を救い給え。
我を深夜の歓楽と世俗的見世物の喜悦の渇望より救い給え。
親愛なる主よ、思い、言葉、行いにおけし御身への背信より我を救い給え。」

<御聖体の御前にて行う祈り>

「我を祝し給え、ああ寛大なる天主よ。
聖にして善なる御者よ、我を祝し給え。
御身の教皇と預言者らの如く、我を祝し給え。
御身の至愛なる御母の如く、我を祝し給え。
天つ御国に昇りし御身の弟子らの如くに、我を祝し給え。

わが目を祝し給え。決して虚栄を見るを許し給わざれ。
わが耳を祝し給え。キリスト教に反する言葉を聞く事より守られんため、その周りに棘の垣根を置き給え。
わが口を祝し給え。まことと優しさの見張りもてこれを囲み給わんことを。
わが肉身を祝し給え。貞潔が栄光の長衣の如くに覆い給わんことを。
わが精神を祝し給え。わが思いのことごとくを御身のものの如くならしめ給え。
わが心を祝し給え。これに御身が地上にもたらし給いける愛の火を灯し、これをよろずの徳の聖域とならしめ給え。」

 

<最新版のピエタ小冊子に掲載された言葉>

1966年1月14日、イタリアのサン・ダミアノにて
祝せられた童貞マリアは言われた。
「御聖体のうちに生き給い、彼を受くる者に慈悲深き
イエズスをあなたのために、あなたの心にイエズスをしばしば受けなさい。」

 

 

<聖体の連祷>

「憐れみ給え▲キリスト憐れみ給え。
主憐れみ給え▲キリスト憐れみ給え。
キリスト我らの祈りを聴き給え▲キリスト我らの祈りを聴きいれ給え。
天主なる御父▲我らを憐れみ給え。
天主にして世のあがない主たる御子▲我らを憐れみ給え。
天主なる聖霊▲我らを憐れみ給え。
唯一の天主なる聖三位。▲我らを憐れみ給え。

キリスト、御身は生命の糧なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は天主にしてまことの人なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は天主の秘め給いし御者なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は我らのうちに在し給いたれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は過ぎ越しの羊なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は聖寵の源なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は我らの滋養なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は我らの喜びなれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は病者の助けなれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は臨終にありし者の力なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は我らの希望なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は天より降りたる糧なれば▲我らを憐れみ給え。
キリスト、御身は苦しめる者の慰めなれば▲我らを憐れみ給え。

主、御身が我らの犠牲の聖体となり給いしにより▲我らを助け給え。
御身が我らの為に尊い御血を流し給いしにより▲我らを助け給え。
御身が我らの犠牲の聖体となり給いしにより▲我らを助け給え。
御身が仁慈にしていと尊き神秘を示し給いしにより▲我らを助け給え。
御身がまことの証を示し給いしにより▲我らを助け給え。
御身が復活され、昇天し給いしにより▲我らを助け給え。
御身が仁慈にしていと尊き神秘を示し給いしにより▲我らを助け給え。
御身がいと聖なる神秘のうちに在し給いしにより▲我らを助け給え。
御身の再臨の時に▲我らを助け給え。

我ら罪人なれば▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに堅固なる信徳を与え給え給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身の聖なる御死去をのべ伝えさせ給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身の恩復活の称えさせ給え給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身の天主の糧の渇望を与え給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身に永遠に背かざらしめ給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身の道を認めさせ給わんことを▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに御身の天主の糧の力により、人生の旅路をまっとうせしめ給え▲我らの祈りを聴き容れ給え。
我らに永福の祝宴にひたすら進ましめ給え▲我らの祈りを聴き容れ給え。

世の罪を除き給う神の子羊▲主我らを赦し給え。
世の罪を除き給う神の子羊▲主我らの祈りを聴きいれ給え。
世の罪を除き給う神の子羊▲主我らを憐れみ給え。

イエズス、我らの祈りを聴き容れ給え▲主我らを憐れみ給え。

「主祷文」一回。


いと憐れみ深き天主よ、御身は奇しき聖体の聖儀を制定し給いき。
▲いみじくも御身の子らを養わんがためなり。

天主は御自ら天より天主の糧を降し給い、
▲その甘美さ、温馨(おんけい)は比べうるものなし。

我ら祭壇の御前に聖体を拝領せん。
主よ御憐れみを垂れ、我らの祈りを聴き容れ給え。
▲我らの声が天主に届かんことを。

仁慈在します天主、御身の奇しき神秘、御子の御受難と御復活を称え奉らん。
敬虔の念もて御身の聖体と御血とを拝領する我らをして、御身の救霊の実りにあずからしめ給え。
御身はとこしえに生き、かつしろしめし給う主なるかな。アーメン。」

 

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