聖ゲオルギウス

 

古代ローマ末期の殉教者であり、カッパドキアの毒竜を、異教の村の人々がキリスト教に改宗する事を条件に退治した伝承でよく知られる。

ゲオルギウスはキリスト教の迫害の中で捕えられ、鞭打ちや煮えたぎる鉛の釜茹でなどの拷問の中でも無事であり、ゲオルギウスの祈りによって、異教の神殿も倒壊した。

ゲオルギウスの信仰に打たれて、王妃もキリスト教に改宗しようとした所、王の怒りを招いて見せしめとして殺害された。
王妃が息を引き取る直前に、自身が未だ洗礼を受けていない事を言うと、ゲオルギウスは、「妹よ、貴方が今流すその血が洗礼となるのです」と
答え、王妃は安心して息を引き取った。
それからゲオルギウスも斬首された。

祝日4月23日。

騎士、農民などの保護者。

<祈り>

「力強き主、謙遜の模範よ、我らを天つ御国に至らせんと、御身の長槍によりて
悪魔の悪徳より我らを防ぎ給えば、御身の謙遜によりて、栄えある殉教者、聖ゲオルギウスに
我等はつつしみて御身の御とりなしと、我らを悩まする危難を超える勝利とを願い奉らん。
我らの試みと苦難ののち、我らをして幸いなる天つ御国に至らしめ給え。
我らが一生を安全に通り抜け、そののちに天つ御国において御身を称えるを得しめ給え。アーメン。」

 

<祈りU>

「ああ天主、御身の祝せられし殉教者ゲオルギウスの功力と祈りが、我らの幸いの源であらんことを。
彼によりて、聖寵の賜物として、我らの求むる祝福を我らに与え給え。

全能の天主よ、我らはつつしみて(ここで願う)を聖ゲオルギウスの御とりなしによりて願い奉り、
我らが御身への喜びに生き、もし我らの善とならば、我らの求め奉る恩寵を受けさせ給わんことを。アーメン。」

 

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