十四の聖なる助け手

 

聖なる公教会では、逆境と困難に対する非常に有効な助け手であると証明された事から、特定の十四名の聖人の一団を「十四名の聖なる助け手」と呼び、特別な信頼をおき、崇敬しています。

この十四名の聖人はそれぞれ固有の祝日を持っていますが、この「十四人の聖なる助け手」の一団の祝日は8月8日に制定されました。
祝日は1969年の典礼改革で削除されましたが、この「十四人の聖なる助け手」に対する信心は現在も残されています。

 

(十四名の聖人)

・聖グレゴリオ殉教者
・聖ブラジオ司教殉教者
・聖エラスムス司教殉教者
・聖パンタレオン殉教者
・聖クリストフォロ殉教者
・聖デニス司教殉教者
・聖シリアクス司教殉教者
・聖アカシウス殉教者
・聖エウスタチウス殉教者
・聖ギレス隠者
・アンチオックの聖マルガリタ童貞殉教者
・アレクサンドリアの聖カタリナ童貞殉教者
・聖バルバラ童貞殉教者

 

<聖なる助け手への呼祷>

「全ての聖なる助け手よ、我らのために祈り給え。我らをキリストの御約束にかなわしめ給え。」

 

<十四の聖なる助け手への祈りT>

「現世において謙遜と信頼もて天主に仕え、今日天つ御国において主の祝せられし御姿を喜びし御者なる、十四の聖なる助け手よ。
御身らは死するまで耐え忍び、永遠の生命の冠を授かり給いたれば、この涙の谷に生くる我らを囲みし諸難を思い出て給いて、我らの全ての困窮と逆境において、我らのためにとりなし給わんことを。アーメン。」

 

<ノベナ>

「選ばれし天主の友なる、十四名の聖なる助け手よ、我は御身を力強きとりなし手として光栄を帰し奉り、わが困窮においては、最後の信頼を持って、我がこの九日祈祷を為すと約束したる事の救いゆえに、御身に進み奉らん。


わが罪によりて招きし天主の御怒りをなだめ、わが人生を改め、償いを為す助けの為に、御身の御とりなしによりて、我を助け給え。

喜びの心もて主に仕え、聖なる御旨に委ね、逆境においては堅忍、最終に至るまで不撓不屈にして、かくしてわが地上の旅路を終わりには、
天つ御国において御身に一致し、主の聖人のうちに優れたる天主をとこしえに称え奉る聖寵を、我に得させ給え。アーメン。」

 

 

<アレクサンドリアの聖カタリナの 聖大ゲルトルードへの御出現>

我らの主は、聖アウグスチノの記念の日に、「Non est inventus similis illi」の御言葉をもって、数多の聖人の御功徳を、聖女に示されましたが、その中で、聖女が並外れて、その幼な子のような心に信心を捧げた、栄光に満てし聖カタリナがおられました。

聖女の願いに応えられ、我らの主は、聖カタリナが高き王座に座しておられ、より大いなる栄光と壮麗の状態にあり、もし天の元后がおられなければ、同じほどの栄光にあるという事を示されました。

聖カタリナによって知恵と知を与えられし「50人の哲学者(聖女と結婚を望んだアレクサンドリアの皇帝が、50人の哲学者を送って彼女の信仰を崩そうとしたが、反対にキリスト教を信ずるようになり、洗礼も授からぬうちに火刑に処された)」も聖ゲルトルードの前に出現し、それぞれの手に、彼らの知恵が、聖カタリナに、いかにして創造主のほまれと光栄の為に働くかを、教えられるまで、無益であったという事を示すために、聖カタリナのロープに触れた、黄金の笏がありました。

聖ゲルトルードはまた、我らの主が、聖アグネス童貞に同様の抱擁を与えられているのを見ました。
主は御心から、聖アグネスの地上におけし光栄ある、言行の全てを引き出され、栄光の冠を、授けられました。

 

 

<困窮にありし時の十四名の聖なる助け手への祈り>

 

「御身ら全ての聖なる助け手よ、我らのために祈り給え。我らをキリストの御約束にかなわしめ給え。」

祈願

「彼らの優れし徳ゆえに、十四名の聖なる助け手に冠を授け給い、殊に我らの困窮において彼らに寄り頼むべきなるを知らしめ給いし全能の天主よ、我らは御身に、彼らの徳に倣う聖寵と、彼らの御功力によりて、幸いなる死として死するを、祈り奉らん。
我らの罪の赦し、我らの全ての善行におけし助けを得させ給え。
かくして、最期に至るまで御身を愛し続け、来世においては、永遠の幸いの冠をもって報いられんことを。
同じく我らの主、イエズス・キリストによりて。アーメン。

ああ、栄えある聖ブリジッタ、アイルランドの保護者、諸教会の母よ、我らの困窮において、我らを助け給え。

アイルランドの教会を守り、郷土と他国にありしアイルランドのあらゆる民の心中にまことの信を保ち給いたれば、御身の祝せられし群れの中の永遠の生命を持つ幸いなる死の保証として、今生の間に、キリスト信者の完徳の道を、誠実に歩む聖寵を、我らに与え給え。
我らの主、キリストによりて。」

「めでたしマリア、聖ブリジッタ、我らの為に祈り給え。」(3回繰り返す)

 

 

<アイルランドの聖ブリジッタへの祈り>

「親愛なる聖ブリジッタ、我らを決して見捨て給わざる、全能の天主への、我らの信と愛の内なる、地上の日々におけし聖化の
輝ける星よ、我らは今、心よりの望みに満てし祈りの内に、御身を敬い奉らん。

御身の地上にて豊かなる栄えある犠牲、喜び、愛情によりて、
天主の父なる御心慮におけし絶えざる信頼もて、御国と主の義とを第一に求むる聖寵を、我らに得させ給え。

御身の貧しき者、病める者、数多の光明と慰めとを求むる者に、
ひもすがら働き給いし慈悲の御生涯によりて、我らの請願と、天主の助け手が、我らの地上に
留まりし間は、我らの力の極みとなり、我らの人生をして、主の永遠に、御身のかつての如くに
待望せしむる為の聖寵とを得させ給え。アーメン。

御身の御聖体の如き御国の来たらんことを。」

 

 

<聖バルバラ童貞殉教者のチャプレット>

このチャプレットは、十字架の御像と、三つの小珠、環状部分は、十四個の赤い小珠で構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを、
数を調節されながら用いられて構わないと思います。

最初に十字架の御像に接吻し、
「十字架のしるし」を行います。
続いて
「使徒信経」を唱えます。
続いて、二つの聖バルバラへの祈りを唱えます。

「聖バルバラよ、御身の勇ましは、ぐふうの秘めし力、雷鳴の力よりも強大なれば、我らのかたわらに常に在し給いて、
嵐、戦争、試みと苦難のことごとくに遭うに、御身のそれらの遭遇におけし屈せざる勇ましと共に、我らを御身の如くならしめ給え。

ああ、かつて高き塔に捕えられし、麗しき乙女よ、稲妻と火災、空の暴風と、戦争の不和より我らを守り給え。
我らに危うきを告げ、我らを囲みし危難より、我らを守り給え。

聖なるマリア、イエズスの御母よ、我らのためにとりなし給え。
我らの臨終の時、御聖体と、償いの秘蹟を受くる保証のため、我らの為に祈り給え。
我らの主、イエズス・キリストによりて。アーメン。」


「主なる全能の天主、御身を我らに知らしむるために、我らに来たり給いし、御身の愛し給う御子、イエズス・キリストの御父、天使と力の天主、一切の被造物の父、御身の御実存のうちに生くる者の父、義人のはらからよ。
我は御身を祝し奉る。
殉教者の内に数えられ、御身の聖油の杯を戴き、甦り、聖霊のうちに、腐敗を免れし霊肉にとこしえに生くるに、我をふさわしからしめ、この日この時、我をふさわしき者とみなし給え。」

 

次の小珠で「聖霊来り給え」の祈りの一節を唱えます。

「聖霊来たり給え。信じる者の心を満たし給い、御身の愛の火を燃やし給わんこと。」
聖霊を遣わし給え、しかしてよろずのものは造られん。地の面は新たにならん。」


次の小珠で
「ファティマの祈願」を唱えます。

「ああわがイエズスよ、我らの罪を赦し給え。我らを地獄の火より守り給え。
又すべての霊魂、殊に主の御慈悲を最も必要とする霊魂をして天国に到らしめ給え。」



次の小珠で
「主祷文」を唱えます。

環状部分の中心のメダイで、次の呼祷を唱えます。

「至聖三位一体よ、我は御身を崇め奉る。
わが天主、わが天主よ、我は御聖体の内に在し給う御身を愛し奉る。」

十四個の各小珠で、
「天使祝詞」を唱えます。

 

<聖バルバラへのノベナ>

「ああ天主、我に忍び寄る、害ある恥ずべき一切のものを我より遠ざけ給え。
我は聖バルバラを捜し求めたれば、願わくは御身がそれらを狼狽させ給わんことを。
それらを追い立て給いて、我の御身を呼び求め、わが心の一生とを御身に捧げ奉りし如く、一切の善有を御胸の中に歓迎し給う、
天のキリスト者の婦人よ、御身の殉教の鮮血にて我を浄め給いて、しかして我に悪を為さんとす試みを、地獄の内に終わらしめ給え。アーメン。」


この祈りは一週間のうちの火曜日と金曜日に唱え、しめくくりに
「主祷文」「天使祝詞」をそれぞれ三回唱えます。
この祈りは三週間続けて行います。

 

<聖バルバラへの祈り>


「壮麗なる永遠の御父よ、我らは御身の諸聖人を称え奉り、殊に栄えある童貞女にして殉教者なる聖バルバラを称え奉らん。
御身の御とりなしにかないて、一切の悪より解放されし者に我らは感謝を捧げ、
困窮の時には彼らを助け、聖なる秘蹟を受くることなくして死するを許し給わず、請願を聴き給いたれば、与え、うけおい給え。
我は愛する聖バルバラの御功徳によりて、何事をも願い奉らん。

我に誘惑への抗いと、おのが過ちを知るための強さを与え、かくしてきよき聖マリアにかなわしめ、殊にわが臨終の時、聖なる秘蹟と、
聖バルバラの御とりなしとによりて備えしめ、御身と御身のほまれと共に、御身の住まい、しろしめし給う天つ御国のうちに、
御身に伴い奉る幸いのあらんことを。アーメン。」

 

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