罪を避くるために己を委ぬる祈り

 

聖大ゲルトルード童貞への啓示によれば、我らの主は、もし誰かが、一切の罪より遠ざけられるように祈り、己を天主に委ねるならば、
天主は決してその者を見捨てられません。
例えその者が何らかの重き過ちに陥ったとしても、天主の聖寵が彼を支え、その者をたやすく悔悛へと戻させます。

 

祈願

「ああ仁慈に満てしイエズス、わが精神と霊魂とを、御身が十字架上にて御身の唯一なる御父に御自らを委ね給いし御愛との一致のうちに
委ね奉らん。
しかして我はそれを、御身の感ずべき御心のいと聖なる御傷に置き奉れば、それが敵の全ての罠より守られんことを。

ああ善きイエズス、御身は知り給い、また我はおのが悲しみを経たるによりて、我のいかに弱く、もろきかを知りたれば、我はおのれをして
善のうちに保つこと、或いはただ一刻の誘惑にさえ抗うことあたわざれば、それゆえ我は御身に祈り奉り、御身の御人性の、
我らのほめ称え奉る、崇むべき三位との一致の崇敬によりて、御身はわが意思を御身に一致させ、それを強め、守り給えば、
それをして御身に対し抗わしめ給わざれ。

御身のいと罪なき御四肢との一致のうちに、わが肉身のことごとくを、その一切の挙動と共に御身に委ね奉りたれば、御身への唯一なる
ほまれと、御身への称えと御愛とに対し、今日愛へと至らんことを。アーメン。」

 

 

inserted by FC2 system