教皇レオ13世の祓魔の祈祷文

 

Imprimatur

 教会認可

 

「我らの天主にして主なるイエズス・キリストの御名によりて、天主の御母にして終生童貞なる聖マリア及び大天使聖ミカエル、使徒聖ペトロと聖バウロ及び諸聖人のとりなしに強められ、 (我らの聖寵の聖なる権威において力強く)我らは信頼しつつ、悪魔の攻撃及び欺きを追放せんとす。」

詩篇六十七:天主は立ち、その敵は散る。
天主を憎むものは、御前より逃ぐ。
かまどの煙の、消え入るが如く:火の前にろうの流るるが如く、天主の御前に悪人は滅ぶ。

(先)主の十字架を見よ、敵どもの群れは敗走せよ。
(全)主、即ちユダ族の獅子、ダヴィドの末は征服せり。
(先)願わくは主よ、即あわれみを垂れ給え。
(全)御身により頼みし我らの上に。

(十字架の印は、司祭がこの祓魔式を唱える場合にはそこで祝福が与えられる事を指示し、平信徒が唱える場合は、当人によって黙って十字架が切られる事を指示している)

「御身かつて傲慢の総帥、ルチフェル及びその背教者なる使い達と戦いし如く、今日も諸天使の天軍と共に主の戦いを続け給え。
「しかし、龍は負けて天に彼らの居る所がなくなった。
大きな龍、即ち悪魔、またはサタンと呼ばれ、全世界を惑わすあのいにしえの蛇は地上に弊され、その使い達も共に倒された。」
(黙12.8-9)
見よ、「はじめから人殺しだった」(ヨハネ8.44)
この昔の敵は今、悪辣な霊の全軍団を率いて、「光の天使を装い」(コリ2-11.14)

激烈な戦いに立ちあがり天主とキリストの御名を廃止し、不滅の冠を受けるに召された霊魂を奪い取り、地獄へ連れ去り、永遠に滅ぼそうと企み、地上を縦横に徘徊する。

この呪われた龍は虚偽、冒涜、暴言の精神、邪淫及びあらゆる悪徳と罪の致命的な息吹を汚れた大波の如く、その精神が堕落し、その心が腐敗している人の中に注ぐ。

見よ、かくも狡猾な敵共が無垢な羊の浄配、公教会に苦味を満たし、アブサンを飽満させ、その尊い宝物を悉く汚れた掌中に収めようとする。

彼ら、牧者を打てば群れを散らす事ができると信じ、諸民族の光として至福のペトロの座と真理の席が定められた所を冒涜の極みを尽くす邪悪な企みを実行する本拠とした。

よって御身、不敗の総帥、絶えず天主の側に立ち、悪霊と戦い、勝利を得さしめ給わん事を我ら御身にこいねがい奉る。

汚れたる霊、全ての悪魔の力、全ての地獄の侵略者ども、全ての悪しき軍団、使節及び党派どもよ、汝がたれなりと、我らは汝を追い祓う :我らの主イエスズ・キリストの御名と御力によりて†、
汝が天主の公教会と、天主の像と似姿とに創られ、天主の小羊のいとも尊き御血によりて贖われたる霊魂とから、跡形もなく逃げ失せ、追放されん事を†。

もっとも狡猾なる蛇よ、今より後、敢えて人垣を欺き、公教会を迫害し、天主の選び給いし者を苦しめ、もみ殻の如く吹き飛ばさざるべし†。
いとも高き天主が汝に命ず†。
汝の全くの傲慢において、未だに汝が等しと主張せる、かの御者、”全ての人間が救われ、真理を深く知る事を望み給う御者。"(ティモ前2.4)天主なる御父が汝に命ず†。
天主なる御子が汝に命ず†。
天主なる聖霊が汝に命ず†。
キリスト、人となり給いし天主の御言葉が汝に命ず†。
キリストは汝の嫉妬によりて打ち負かされしわれらの種族を政わんがために、"自らへり下りて、死に至るまで従ふ者となり給えり。"(フ2.8)

:又堅固なる岩の上に自らの教会を建て給い、地獄の門これに打ち勝つ事なかるべしとのたまいき。
そは、キリスト、世の終わりまで日々"教会と共におはするが故なり。
十字架の神聖なる印が汝に命ず†。
キリスト教徒の信仰の諸玄義の力が汝に命ず†。
栄えある天主の聖母、童貞マリアが汝に命ず†。
彼女は、御謙遜によりて無原罪の御宿りの最初の瞬間より、汝の思い上がれる頭を踏み砕き給いき。
使徒聖ペトロと聖バウロ、及び他の使徒達の信仰が汝に命ず†。
諸々の殉牧者の血と、全ての聖人達の敬虔なる代祷が汝に命ず†。(マ28.20)
故に呪われたる龍よ。
そして汝、悪魔の諸軍団よ、我らは汝に厳命す、生ける天主によりて†
まことの天主によりて†、
聖なる天主によりて†
御子を信ずる人々が皆滅ぶる事なく永遠の生命を受けんがために、独り子を賜いしほどに、この世を憂し給える"(ヨ3.16)
天主によりて†、

出て行けサタン、人間を欺き、これに永遠の破滅の毒を注ぐのをやめよ。
公教会を傷つけその自由を妨害するをやめよ。
全ての詐欺の発明者かつ教師よ、人間の救いの敵よ。
汝が自らの仕業をかつて、何一つ見出ださざりしキリストに、場所をゆずれ:
キリストが御血の代価をもって設けし、一・聖・公・使徒継承の教会に場所をゆずれ。
天主の全能の御手のもとに屈服せよ。
我らが聖にして恐るべきイエズスの御名を呼ばわる町、震えあがり、逃げ去れ。
地獄を震えあがらするこの御名、天国の力天使、能天使、主天使が謙遜に従うこの御名、ケルビムとセラフィムはこれをお止みなく讃え、くり返しつつ歌う:
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の天主なる主。」

(先)主よ、わが祈りを聴き容れ拾え。
(全)わが叫びを御前に至らしめ給え。
(先)主が、汝らと共にあらんことを。
(全)又汝の霊と共に。

祈願  

「天の天主、地の天主、諸天使の天主、大天使の天主、太祖の天主、預言者の天主、使徒の天主、殉教者の天主、 証聖者の天主、童貞者の天主、死後に生命を、労働の後に休息を与うる権能をもてる天主、御身より他に天主はあらず、又あり得ざるなり。
御身こそは、見ゆる物と見えざる物、万物の創造主にて、その御国は終わる事なき故に、我らつつしみて御身の栄えある御霊威(みいつ)の御前にひれ伏し、即身に嘆願し奉る。
御身の御力によりて、地獄の霊のあらゆる暴虐より、 彼等の罠と虚偽、及び狂乱なる悪辣さより我らを救い給え。

ああ主よ、御身の力強き御保護を我らに与え、我らを安全かつ健全に保ち給わんことを。
我らは、我らの主イエズス・キリストによりて、御身にこいねがい奉る。アーメン。

ああ、主よ、悪魔の罠より我らを救い給え。
御身の公教会が、平安と自由の内に御身に仕えしめ給わん事を、主我らの祈りを聴き拾え。
御身が、御身の公教会の全ての敵を踏み砕き給わん事を、主我らの祈りを聴き給え。」

(聖水を散布する)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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