「肉体が生きるには食物が必要であり、香が芳しい香りを保つには香料が必要であるのと全く同様に、
霊魂にも生気を保つ為に徳が、強くなる為には黙想が必要である。
霊魂は自らを崇高なものに捧げれば捧げるほど、ますます自らを賢明な指導者に委ねる。
霊魂が聖人方の素晴らしい技量を得れば得るほど、いよいよ速やかに、祝福された人の喜びに達する。
イエズス、マリアはあらゆる点で、私達のすぐれた主であり、聖徳の模範である。」
（アルバン・デ・チガラ）
「ああイエズスよ、マリアの汚れなき御心によりて、世の至る所における御ミサ聖祭の聖なる犠牲との
一致のうちに、御身の聖心のすべての御意向のため、我がすべての罪の償いのため、
我らの全ての同胞の意向がため、殊に教皇聖下の御意向がために、
この日における我がすべての祈り、労働、苦しみとを捧げ奉る。 アーメン。」
「マリアの汚れなき御心との一致のうちに、（ここでカルメル山のスカプラリオに接吻する）
この世の至る所における全ての祭壇よりイエズスのいと貴き御血を御身に捧げ奉り、この日のわが全ての
思い、言葉、行いのこれの捧げを共にされ給わんことを。
ああわがイエズスよ、我可能なりせば今日すべての免償及び功徳を得、かつ無原罪のマリアに、
己と共に捧げられんことを望み奉り、マリアがそれを御身の至聖なる聖心がため、
最良に適用し給わんことを。
イエズスのいと貴き御血よ、我らを救い給え。
マリアの汚れなき御心よ、我らを救い給え。
イエズスの聖心よ、我らをあわれみ給え。」（500日の免償）
「天使祝詞」を1回唱え、続いて祈願を唱えます。
「わが元后、わが御母よ、我自身を全く御身に与え奉り、わが信心を示し奉らんがため、わが目、耳、口、全自己を御身に捧げ奉る。
故に、ああ、愛し奉る御母よ、我を御身御自らのものとなし給い、御身の所有、占有として我を保ち、守り給わんことを。アーメン。」（500日の免償）
「ヨゼフ、全ての天使の軍勢は天主の御子を御腕に運び給いたるがゆえに御身を賛美し給う。
全ての男のうちにて唯一人、御身は童貞なる御母の浄配かつ天主の御子を御腕に運び奉るにふさわしき者と見出されたり。
全てをしろしめし給う御者が御身に従い給い、かつ全ての被造物に教え給える御者が御身によりて教えられたり。
童貞なる御母が、全ての男のうちにてただ一人公教会の母の浄配となるに、及び御母の肉身なるキリストを御腕に運び奉るにふさわしきがゆえに、
御身のつつましくされし御家庭をはじめられしがゆえ、地上の公教会は御身を賛美し奉る。」
「あなたが起床する時、あなたの最初の行いをわが聖心への挨拶となし、あなた自身を私に捧げなさい。
朝起床して、私に向かいて心の奥底よりの嘆息をもらし、その日一日を通じての全働きのために私に願う者は誰でも、
私は彼を引き寄せるであろう。
熱望の大望の嘆息をもらさぬ者に対し、私がそれ以前より、彼をより近く引き寄せはしないであろう。」
「ああイエズスよ、マリアの汚れなき御心によりて、世の至る所にて唱えらるるミサ聖祭との一致のうちに、御身の愛がため、罪人の回心がため、
煉獄中の貧しき霊魂がため、かつイエズスの聖心、マリアの汚れなき御心に対し犯さるる全ての罪の償いがために、
この日の善、もしくは悪とならんわが祈願、労働、喜び及び悲しみを捧げ奉る。」
＜我らの主よりヨゼファ・メネデンス修道女へ＞
我らの主はヨゼファ・メネデンス修道女に御出現になり、主のいと尊き御血に浴し、主の現世での御生涯の間に行われた御業に一致して、
日々の労働を霊魂達の恩恵のために捧げるように求められた。
「ああわがイエズスよ、わが全ての善なる思い、言葉、行い、苦難、十字架、全ての十字架への犠牲を、御身が現世に在し給いし間に果たし給いし
御業の全てに一致し奉り、我御身のいと尊き御血に浴し奉りて、そをマリアの汚れなき御心によりて御身の聖心の御意向がために捧げ奉る。
アーメン。」
＜朝の意向＞
我らの主は、聖ゲルトルードに啓示されました。
自らの功徳を思う事なく、全人類の救霊（たすかり）のために、キリストの御受難との一致のうちに、天主への愛のために清く為されし
全ての行いを、主は「生命の書」の中に、金文字で記録されます。
そして、天主の栄光のために清く単純に為されし全ての善行は、天主より大いに報いられ、、より高き功徳と、我らに栄光のより大いなる
いや増しを得させられます。
祈願
「わが主、わが天主よ、わが一切の行いが、内なるものであれ外側であれ、ひとえに天主の栄光と、遍く世の救霊のため、
かくの如き意向もちて、
御身が望み、命じ給う仕方によりて為す事を、天つ御国より下り給いて、我らの救霊の御業のことごとくを、殊に御受難の間、
外へ外へともたらし
給いし御子による御愛との一致のうちに、決心し奉る。
ゆえに、我は全く、さもなくば、これらの行いによりて得らるる望みの一切の功徳、報いと御恵みとを手放し、賛美の浄き犠牲と、
わが愛の証の捧げを、わが天主よ、御身に捧げ奉る。」
「夜の間、あなたはわが御心のうちに休むであろう。
わが御心はあなたの愛と望みの行いと同じ数の鼓動を聞くであろう。
従って、眠っている時にさえあなたは私を怒らせる霊魂を私に連れ来たることであろう。
全世界のための赦しを願え。
殊に私を知りつつもなお罪にありし者のために。償いのうちにあなた自身を捧げよ。」
（我らの主より神秘家ヨゼファ・メネンデズ修女へ）
「永遠の御父よ、我はこの夜、御身の御心の中に休息するを望み奉る。
我はわが心臓の全ての鼓動を、数多の望徳と愛徳の行いにして御身に捧ぐ意向を為し、我の眠れる間にも、
御身を怒らせし霊魂を御身に連れ戻さん。
我は全世界のため、殊に御身を知るもなお罪にありし者らのための御赦しを願い奉らん。
我は全ての呼吸と心臓の鼓動とを、償いの祈りとして御身に捧げ奉る。アーメン。」
「いと親愛なるイエズスよ、マリアの汚れなき御心を通じて今晩を、わが全ての呼吸及び心臓の鼓動を、
御身の地上に在られ給いし間の全ての呼吸及び御心臓の鼓動に一致させ奉りて御身に捧げ奉る。
今晩を通じ我が御身に捧げ奉る愛の行いとして、これを受け取り給わんことを。アーメン。」
「三位一体の天主よ、御身に全ての栄光、ほまれ、礼拝が捧げられんことを。
全能なる天主よ、今日我を御身の愛の内に守り給いしを感謝し奉る。
御父なる天主、御身の愛にふさわしからざる思い、言葉、行い、怠りを痛悔し奉る。今日のわが罪を顧み給わず、
我が常に聖霊の導きに従いて生くるを得しめ給え。
主なる天主よ、今宵とわが生涯を御身に委ね奉る。御身の祝福が常に我と全ての者に与えられんことを。
御母マリア、三位一体の光栄を祝す守護の天使と諸聖人よ、御父なる天主に祈り給え。
我が愛の内に留まるを得んことを。アーメン。」
これは公教会における就寝時の力強き祈りです。
この夜の祈りを唱える時はまた、自己や家庭に対してのみ祈るのではなく、公教会全体のために祈るべきです。
「主イエズス・キリストの御名によって、天主の御母、無原罪の童貞マリア、祝せられし大天使聖ミカエル、
祝せられし使徒ペトロとパウロ、諸聖人と全ての天の天使、そして主の御名の聖なる御霊威の力強さによりて強められ、
我はわが精神と夢とを、ただ聖霊の御働きにのみ従わせん。
我は主なる御身に、全ての闇の力を縛め、わが夢中、わが眠りの夢うつつの全体のいかなる一部にも、働きかけるを禁じ給わんことを
願い奉る。アーメン。」
我らの主は、聖エドモンドに、この祈りを用いる者は、夜間の急死より守られる事を啓示された。
就寝時に横になる前に、あなたの額の上に、I. N. R. I.の四文字を描き、この祈りを唱えます。
「ユデア人の王なる、ナザレのイエズスよ、この夜、唐突なる、備えなき死より我を守り給え。アーメン。」
聖大ゲルトルードが寝入る事が出来なかったある夜、我らの主キリストよりこの祈りを教えられました。
「御父なる天主の御ふところにおかれし、御自らの永遠と静けさと、祝せられた童貞マリアの御胎内にいと安く憩われしによりて、
御身を愛し奉る者の心によりてこれまで御身の御喜びを取られし、いと恍惚にして大なる御喜びとによりて、
ああいと愛し奉るイエズスよ、わが楽しみと益のためにあらじ、わが肉身の疲労せし諸器官が、御身の永遠の賛美と栄光の働きの為の
力を与えられんがため、我の要せし睡眠を与え給う事をゆるし給え。アーメン。」
＜聖ゲルトルードの祝せられし童貞女と諸聖人に委ぬる祈り＞
「御身の母的貞節と、特別なる御世話とに、ああ、いとも祝せられし童貞マリアよ、我はこの夜、おのが身を委ね奉りて、
敵の一切の罠より守り給うことを御身にこいねがい奉る。
ああ、わが親愛なる守護の天使、そして諸聖人、わが守護者よ、この夜を通じて、安全のうちに我を保ち給え。
我が眠入りし間も目覚めさせることなく、わがために天主を称え給い、いみじくも、わが慎ましき祈りに答え給う内に、
御身の祝福を授け給わんことを。アーメン。」
