聖ヨゼフのチャプレット

「聖ヨゼフは御母の御胎内にて聖化されておりました。」(尊者アグレダのマリア)

 

<聖ヨゼフの家庭の保護のチャプレット>

一般のロザリオを用いて祈ります。

各大珠で祈ります。「聖ヨゼフ、聖家族の保護者よ、わが家庭を祝し給え。」

各小珠で祈ります。「聖ヨゼフ、我らのために祈り給え。」

このチャプレットのしめくくりに次の様に祈ります。

「イエズス・マリア・ヨゼフよ、わが肉身と霊魂を御身に捧げ奉る。
イエズス・マリア・ヨゼフよ、今も、臨終の苦悶にありし時も我を支え給え。
イエズス・マリア・ヨゼフよ、これよりわが霊魂が御身と共に平安の内に生くるを得ん事を。 アーメン。」

                    

<聖ヨゼフのチャプレット>

このチャプレットは、中心の大珠から一周します。
この環状部分は一連が1つの白色の大珠と3つの紫色の小珠からなる、15連で構成されています。
白色の大珠は聖ヨゼフの貞潔を表し、3つの小珠は、聖人の徳高き信心を表します。
各大珠でロザリオの15玄義の各玄義を黙想します。
60の小珠は彼の地上における60年の御生涯を記念するためのものです。

もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、
一般のロザリオで数を調節しながら祈られて構わないと思います。

中心の大珠から始まり、各大珠で各玄義を黙想しながら、「天使祝詞」を1回唱えます。
小珠では
「イエズス・マリア・ヨゼフは祝せられ、賛美されんことを。」と唱えます。

このチャプレットのしめくくりに祈ります。

「ああ聖なる聖ヨゼフ、我らのために祈り給え。我らをキリストの御約束にかなわしめ給え。」

祈願

「ああ天主、祝せられし童貞の浄配として、かつ御身の御子の御養父として、
永遠なる御子と彼の祝せられし御母への全ての仕えがために聖ヨゼフを定め給いたれば、我らは御身にこいねがい奉る。

彼が地上においてイエズスとマリアを与えられしその全ての仕えによりて、彼の御とりなしに我らをふさわしからしめ、
かつ天において彼に伴い奉る幸いの福楽を得させ給え。 アーメン。」

 

 

<聖ヨゼフに光栄を帰し奉るロザリオ>

一般のロザリオを用いて祈られます。

はじめに十字架で次の祈りを唱えます。

「ああ主よ、御身は聖ヨゼフに値せる光栄を帰し奉らんがため、
御身は彼の肉身と霊魂とを天の御国に受け取り給い、栄光と共に冠を授け給いたれば、
御身はヨゼフをして御養父、御身に属せし万物の至高なる管理者として、
しかして世に目に見え、かつ見えざる如くして示し給えり。」

各大珠で祈ります。

「ああ主よ、御身の至聖なる御母の浄配の御功徳にうちに助けを見出し、
しかして我らが自らによりて得られざるを彼の御とりなしによりて我らに与え給わんことを、
御身にこいねがい奉る。
御父なる天主と共に、聖霊との一致のうちに世々に生きかつしろしめし給う主なるかな。 アーメン。」

各小珠で祈ります。

「めでたしヨゼフ、ダヴィドのひこばえ、御身は聖にして卓越せし御者に在しまして、
諸天使と諸聖人は御身を男のうちにて祝し給い、
イエズスを生ませららる 祝せられた童貞マリアの浄配と選まれ給いし御者よ。
栄光に満てる聖ヨゼフ、今天において御御肉身及び御霊魂の統治され給う公教会の保護者よ、
今も臨終の時も我らのために祈り給え。 アーメン。」

 

<チャプレットU>

この専用のチャプレットは、聖ヨゼフのメダイと3つの小珠、環状部分は中心のメダイと、
両端の二つの大珠、10個の小珠によって構成されています。
専用のチャプレットなくこの方法で祈ります場合、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

始めに(メダイで)次の様に祈ります。

「ああ主よ、御身は聖ヨゼフに値せる光栄を帰し奉らんがため、
御身は彼の肉身と霊魂とを天の御国に受け取り給い、栄光と共に冠を授け給いたれば、
御身はヨゼフをして御養父、御身に属せし万物の至高なる管理者として、
しかして世に目に見え、かつ見えざる如くして示し給えり。」

続く3つの小珠で祈ります。

「めでたしヨゼフ、ダヴィドの子孫、御身は聖にして卓越せし御者に在しまして、
諸天使と諸聖人は御身を男のうちにて祝し給い、イエズスを生み給いし祝せられた童貞マリアの浄配と選まれ給いし御者よ。
栄光に満てる聖ヨゼフ、今 天において御御肉身及び御霊魂のしろしめし給う公教会の保護者よ、
今も臨終の時も我らのために祈り給え。 アーメン。」

 

中心のメダイと一つの大珠で祈ります。

「ああ主よ、御身の至聖なる御母の浄配の御功徳にうちに助けを見出し、
しかして我らが自らによりて得られざるを彼の御とりなしによりて我らに与え給わんことを、御身にこいねがい奉る。
御父なる天主と共に、聖霊との一致のうちに世々に生きかつしろしめし給う主なるかな。 アーメン。」

 

続く10個の小珠で祈ります。

「めでたしヨゼフ、ダヴィドの子孫、御身は聖にして卓越せし御者に在しまして、
諸天使と諸聖人は御身を男のうちにて祝し給い、イエズスを生み給いし祝せられた童貞マリアの浄配と選まれ給いし御者よ。
栄光に満てる聖ヨゼフ、今 天において御御肉身及び御霊魂のしろしめし給う公教会の保護者よ、
今も臨終の時も我らのために祈り給え。 アーメン。」

 

一つの大珠で祈ります。

「ああ主よ、御身の至聖なる御母の浄配の御功徳のうちに助けを見出し、
しかして我らが自らによりて得られざるを彼の御とりなしによりて我らに与え給わんことを、御身にこいねがい奉る。
御父なる天主と共に、聖霊との一致のうちに世々に生きかつしろしめし給う主なるかな。 アーメン。」

 

 

 

<聖ヨゼフのチャプレットV>

このチャプレットは、一般のロザリオを用いて祈ります。

まず十字架で
「使徒信経」を唱えます。

次の大珠で「主祷文」を唱えます。

続く三つの小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

「めでたし聖寵満ちみてるヨゼフ、主御身と共に在します。
御身は男のうちにて祝せられ、御身の御養子イエズスも祝せられ給う。

聖なるヨゼフ、天主の御子の保護者よ、罪人なる我らのために、今も臨終の時も祈り給え。アーメン。」


続く大珠で「栄唱」を唱えます。

各連で、それぞれの玄義を黙想しながら祈ります。
玄義人は10まであるので、一環で半分の玄義を祈り、もう一環で後半の半分の玄義を黙想して祈ります。

 

<第一玄義 天主の召命>

マリアを自らの浄配として受け入れよとの主の御命令に服従されしを、御身に謝し奉る。

 

環状部分の中心のメダイで「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第二玄義 みどりごの保護者>

聖霊によりて懐胎されしマリアを公にする事を望み給わず、マリアを守り給いし御身に謝し奉る。

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第三玄義 隠れ宿を見つけ給う>

宿所を見出す事あたわず、王の中の王なるイエズスのためのつつましき隠れ宿を受け入れるに他なし。
ああヨゼフ、マリアと御子の出産にふさわしき場所を見出すことあたわざりき御身の御心傷はいかばかりぞ。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第四玄義 幼な子イエズスの保護者>

ちちははの愛と世話の一切の責任と共に、ヨゼフはイエズスの御養父として歓迎し給いたれば、子らを自らの家に歓迎す
全ての養父母の模範となり給いしを、御身に謝し奉る。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第五玄義 律法への従順>

主の契約を守りたるアブラハムの子として、全ての男児の肉にしるすユデアの律法にヨゼフは従いたり。
誕生より八日すぎし後、その幼な子、イエズスの御名を公与されたり。
八日過ぎたれば、幼な子の割礼の時なり。
御胎内に宿り給いし前に、かの天使より与えられし御名、イエズスと彼は呼ばれり。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第六玄義 天主の導きへの服従>

エジプトへの避難は、聖家族の保護者として、ヨゼフはイエズスとマリアと共にエジプトに逃るるによりて、愛する者を救いたり。
ヘロデが、ベトレヘム周辺の二歳以下の全ての幼な子の虐殺を命じたるゆえなれば、聖家族を守りしゆえに、聖ヨゼフに感謝し奉る。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第七玄義 大なる御憂慮>

エルサレムの過ぎ越しの祭りより帰路につかれし時、
聖家族の頭なるヨゼフは、一日を過ぎてイエズスのおられざるに気づき、親族や友の内を捜せどもイエズスを見出し得ず、
彼を捜すために、マリアと共にエルサレムへと引き返されたり。
神殿にイエズスを発見されし時、マリアののたまいき、「父上を見給え、我は大なる憂慮のうちに汝を捜したり」
御養子を見失いし時の、終えしまでのヨゼフの御思いは、誰か思い得る者あらん。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第八玄義 冠なき御尊厳>

ヨゼフはダビデの家のヤコブの子なり、王家のひこばえなり。
ヨゼフは完全なる謙遜の模範なり。
今我らは聖なる書のうちに、ヨゼフに当然に値せる王の冠を求む試みの言及を見出したり。

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第九玄義 地上におけし主の御国の復権>

ヨゼフによりて、天つ御国にありし如くの、まことの王の御国を取り戻し給いたり。
天地創造の日々より、天主はこの世の王となり給いて、サムエルの時代、天主の者らの人王を待望し曰く、
「我らを治むる王を我らに与えよ」
これに答え天主のサムエルに宣たまいき。
「汝に述べし彼らの声を聞きたり。」サムエルには、
「彼らの声に従いて、彼らに王を立てよ」と。
これ未だ、世の王として復活せしキリストによれる、天主のエルサレムの内の勝利の入場にあらざれども、
この預言を満たしたれば、恐るることなし。
シオンの娘よ、見よ。汝の王、若きロバにまたがりて来たり給う。」

 

大珠で「主祷文」を唱えます。

各小珠で「めでたしヨゼフ」を唱えます。

 

<第十玄義 公教会の守護者の宣言を受けし聖ヨゼフ>

1621年、グレゴリオ15世教皇聖下は、聖日の義務として聖ヨゼフの祭日を宣り、
1726年には、ベネディクト13世教皇聖下は、諸聖人の連祷のうちに聖ヨゼフの御名をさしいれ、
最後に1870年には、司教と信心深き者たちの熱願を許し給いてピオ9世教皇聖下は、聖ヨゼフを公教会の守護者としたり。



このチャプレットのしめくくりに、「ああイエズスの聖心よ」
「栄えある聖ヨゼフ」
の祈り、そして呼祷を唱えます。

「ああイエズスの聖心よ、わが全霊もて御身を愛し奉る。
永遠の御父、天主なる御子、一切において力強き霊よ。」

「栄えある聖ヨゼフ、イエズス・キリストの御養父にして保護者よ。
我御身に心を、わが手を御身の力強き御とりなしへの懇願に上げん。
イエズスの優しき御心より、わがために、霊的・現世的幸いがために要する聖寵と助けとを得させ給わんことを願い奉る。
我は殊に、幸いなる死の聖寵と、今こいねがい奉る(ここで願う)の特別なる恩寵を願い奉る。
御身のわがための代祷は恵み深く天主の王座の御前に聴かるるなれば、我は信頼に励まさるるを感ぜん。(ここで願う)

ああ栄えある聖ヨゼフ、イエズス・キリストに抱き給う御身の御愛によりて、
かつ彼の御名の栄光がため、わが祈りを聴き、わが請願を得させ給え。」

「イエズスの聖心よ、我らをあわれみ給え。」

「マリアの汚れなき御心よ、我らのために祈り給え。」

「聖ヨゼフ、公教会の保護者よ、我らのための祈り給え。」

「大天使聖ミカエル、我らを守り給え。」

 

<聖ヨゼフのチャプレット>

このチャプレットは、一般のロザリオを用いて祈ります。

始めに十字架で各三回の
「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱え、

各大珠で次の祈りを唱えます。

「ああ イエズス マリア ヨゼフ、天主の御あわれみと御赦しに委ね奉る為、我らを助け給え。」

各小珠で次の祈りを唱えます。

「ああ 栄えある長なる聖ヨゼフ、心の柔和にして謙遜なるを我らに教え給え。」

 

 

<聖ヨゼフに光栄を帰し奉るチャプレット>

このチャプレットは、聖ヨゼフのメダイと 九つの小珠によって構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

始めに(メダイで)次の祈りを唱えます。

「栄えある聖ヨゼフ、イエズス・キリストの御養父にして保護者よ。
わが心と双手を 御身の力強き御とりなしを こい求むる為、御身に挙げんとす。
我 御身に、イエズスの仁慈なる御心より 御助けと
わが霊的 物質的なる幸の為、要する聖恩を得させ給わんことを こいねがい奉る。
殊に この特別なる恩寵を、今 願い奉る。
(ここで願う)
御言葉の託身の守護者よ、天主の王座の御前に
慈悲深く聴き容れらるる御身の代祷に信頼を持ちて勇まん。
ああ 栄えある聖ヨゼフ、イエズス・キリストに御身の抱かれし御愛と、
主の御名の栄えの為、わが祈りを聴き、我がこいねがい奉るものを与え給え。アーメン。」




九つの各小珠で
「栄唱」を唱えます。

 

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