御聖体の聖母

 

「救霊の御母」1987年5月25日 教皇ヨハネ・パウロ2世聖下の回勅

「キリスト信者の信心は、常に非常に正しく御聖体への崇敬と聖母への信心との間の深遠なつながりを感じています。
マリアは御聖体に信心深き者を導き給います。
マリアの御出現のいかなる調査も、この陳述が真実である事を示すでしょう。
ファティマのマリアのもとの言葉について討論し、キリストの言葉とそれらを比較する時、私達は論説のこの一連の後の部分において、マリアと御聖体について更に論ずる事でしょう。

ここで私が何を論じたいかと言えば、マリアへの信心と、教皇ヨハネ・パウロ2世が行ったと同じく"Totus Tuus(全て御身のもの)"として聖母に彼ら自身を与える事を望む探求者の上に生じる影響力です。
これはキリストの代理者の下によるものではなく、公教のマリアの精神の下でキリスト信者が持ち来るマリアへの教皇の奉献の総計の中にあるのです。」

<祈り>

「御聖体の聖母よ、我がこの世の生命の糧のパンなる、御子イエズスの如くとならんことを祈り給え。
主によりて、主と共に、主のうちに、わが生活が喜びとなり、我らの御父なる天主の栄光とほまれを賛美し奉り、愛の犠牲に生くるを得しめ給え。 アーメン。」

<免償のある祈り>

「ああ童貞マリア、御聖体の聖母、キリスト信者の栄光にして公教会の喜び、全世界の救いよ、我らのために祈り給い、かつ全ての信ずる者がこのいと聖なる御聖体への信心に盛り、かくして日々それをふさわしく食さしめ給え。」

(500日の免償。1906年12月9日 教皇聖ピオ10世の謁見にて 1933年12月12日聖座認可)

 

<御聖体の聖母のチャプレット>

このチャプレットは一般のロザリオを用いて祈られます。

始めに十字架の御像で「十字架のしるし」を行います。

次の大珠で「使徒信経」を唱えます。

次の3つの小珠で「天使祝詞」を唱えます。

次の大珠で次の祈りを唱えます。

「わが天主よ、わが心の全てをもちて御身を愛し奉り、かつて御身を怒らせしを悔いて、我が決して再び御身の御怒りを招かざらん事を。
我が御身を常に愛し、かくして御身の御旨が我に行われんことを。アーメン。」

各大珠で次の祈りを唱えます。

「めでたしマリア、ああ聖なる御聖体の御母よ、我が全く信じ、愛し奉りて、完全なる信と愛に生くるを助け給え。」

各小珠で次の呼祷を唱えます。

「ああ御母よ、我を助け給え。」

各連のしめくくりに「聖ベルナルドのメモラーレ」を唱えます。

「慈悲深き童貞マリア、御保護によりすがりて御助けを求めあえて御取次ぎを願える者、一人として棄てられしこと、いにしえより今に至るまで、世に聞こえざるを思い給え。
ああ童貞中の童貞なる御母、我これによりて頼もしく思いて走せ来り、罪人の身をもって御前になげき奉る。
ああ御言葉の御母、わが祈りを軽んじ給わず、御憐れみをたれてこれを聴き給え。
これを聴き容れ給え。 アーメン。」
(唱える毎に300日の免償)

 

このチャプレットのしめくくりに、次の祈りを唱えます。

「いと親愛なる御母よ、我御子イエズス・キリストの、至聖なる御聖体の秘蹟の内に御体、御血、御霊魂と御神性のまことに在し給うを信じ奉る。
我彼が天主より生まれし唯一の御子にして、罪人なる我を救わんために人となり給いて、この御聖体の拝領によりて宣べ奉る。
我は一、聖、公、使徒継承の教会及び、彼女の御教えと、キリストによりて制定されし秘蹟とを信じ奉る。

そは彼のいと尊き御体にして生命を与える御血なれば、恩寵の状態にありし者の彼を受け奉るには、霊肉の癒しを与うれども、故意に大罪の状態にありし者の受け奉るにおいては、罪の宣告と義罰とを我にもたらさん。

いと親愛なる童貞中の童貞、わが証人として大いなる天主の御母なる御身の御前に、これらの真理を宣べ奉る。
今もわが臨終の時も、わが主にして大君の御前に我を思い起こさせ給え。アーメン。」

「ああ至聖なる御聖体の御母よ、我らのために祈り給え。」(三回)

 

<御聖体の聖母への祈り>

「御聖体の内に在します我らの主の全き愛し手よ、我らは御身に、我らの御聖体の主を、まことに崇め奉る者とならんがため、我らの要せし聖寵を、我らに得させ給わんことを、御身にこいねがい奉る。

我らは御身に、主をますます知り、愛し奉り、我らの生の真ん中にありし御聖体が、我らの一生を、御聖体の内に在します我らの主への、尊崇と感謝、償いの嘆願の絶え間なき祈りを為さしめ給わんことを、御身にこいねがい奉る。アーメン。

(先)我らのために祈り給え、ああ無原罪の童貞女、いと聖なる御聖体の御母よ、

(全)イエズス・キリストの御聖体の如き御国が、我らのうちに来たり給わんことを。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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