慰めの御母

<慰めの御母の小さなチャプレット>

専用のチャプレットは13個の小珠と、聖アウグスチノのメダイから構成されています。
もし専用のチャプレットを御持ちでなければ、一般のロザリオを数を調節されながら用いられて構わないと思います。

13個の各小珠において「主祷文」と「天使祝詞」を唱えます。
そして一番最後に(メダイで)「天の元后(サルベ・レジナ)」を1回祈ります。

12回の「主祷文」と「天使祝詞」は十二使徒に光栄を帰し奉るためのもので、もう一つの小珠での祈りは、使徒の中の王たる我らの主に光栄を帰する意味があります。

これらの祈りを唱える間には「使徒信経」中の12の事柄に対して黙想し、また公教会の御栄えと教皇聖下の安泰のために祈り奉るべきです。

このチャプレットはアウグスチヌス会の第三会員に特に指示されているものです。

 

<聖母の御慰め>

1920年 教会認可

フランシスコ会士コロニクルスは以下のものを関連付けています。
アドルファスという名のある貴族は、聖フランシスコの貧しさのほまれを受くるために彼の公国を放棄しました。
彼は多くの徳で、また殊に祝せられた御母への大にして感ずる信心に並外れていました。

彼の(臨終の)苦悶の時、すぐに前に現れ給う御者、天主の審判の恐れに襲われました。
その時贖慮の御母は祝せられし一団と共に彼のもとに来て訪れ、これらの慰めの言葉で彼を安らがせ給いました。
「わが子よ、なぜ貴方は死を恐れましょうか?常にわが仕えにいとも身を捧げたではありませんか?よく勇んで下さい。この地上において貴方の所有せし全てを御子のために犠牲にした後に、かくの如き大いなる熱意もて貴方の仕えし御子は、あなたの忠誠に値せる報いを御与え下さいます。」

自らの霊魂を天主に与え奉りし立場において、御言葉は彼を慰めと喜びで満たしました。

我々の引用の能わぬこの様な事例は何と多くあります事でしょうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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