七つの罪源を取り去るがための祈願

 

「ああ柔和なる救い主にしてかつ平和の王子よ、我に穏和及び忍耐の徳を注ぎ入れ給え。
善をもちて悪を克服せんがため、「怒り」なる激怒を抑え給い、かつすべての憤慨及び短気なるを制止し給いて、御身の平和に至りて御身の愛のうちに喜ばんことを。」

 

「ああ謙遜の模範よ、我よりわが全ての「誇り」及び傲慢を奪い給え。
我にわが弱さ及び罪深きを認めさせ給いて、それによりて御身がために、我に嘲笑及び侮辱を運ばさせ給いて、御身がながめられ給う中で我自身を卑しき者として軽んぜらるるのなきことを。」

 

「ああ節制の教師よ、我がわが食欲よりも御身に仕えんよう助け給え。
「大食」、食物及び飲料への過度の愛より我を守り給いて、我に御身の正義への飢え及び渇望を起こさせ給え。」

 

「ああ純潔を愛され給う御者よ、わが心より全ての「情欲」を取り去り給いて、それによりて我が純潔なる精神及び貞節なる肉体をもちて御身に仕え奉らんことを。」

 

「貧しき者の御父よ、地上的なる良きものへのすべての「貪欲」を避けさせ給いて、かつ天的なるものがために我が愛を与えんよう助け給え。
御身が生命を与えられ給いしが如く、我が受け継ぎたる永遠なる宝を貧しき者らに与えんよう奮い立たせ給え。」

 

「ああ愛の手本よ、全ての「羨望」及び悪意より我を守り給え。
御身の愛の恵みをわがうちに住まわせ給い、我が他の者らの幸福を喜びて、彼らの災いを嘆かんことを。」

 

「ああ霊魂を熱く愛され給う御者よ、わが精神及び肉体を全ての「怠惰」より守り給え。
御身の栄光がための熱情をもちて我を奮い立たしめ給いて、それによりて御身がために御身のうちに、全ての事物を行わんことを。 アーメン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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