イエズスの5455個の御傷への信心

 

教会認可

ある山に一人の模範的な生活を送りし婦人が住んでいた。
彼女は主キリストの至聖なる御肉身に幾個の御傷を受けられ給いしかを知り奉らんと欲し、信心を持って主にそれを明かし給うように願った。
主は御出現になり給いて宣わく:

「あなたはわが肉身に受けし御傷が5455個であると知らねばならぬ。
故に5455個の御傷を思いて、主祷文15回と天使祝詞15回とを一年間毎日唱え奉る全ての者は煉獄より15の霊魂を解放し、あまたの大罪ゆえに果たされるべきなりし償いより解放され、かつ聖寵と善行の確立を得るであろう。」

「またいかなる者であろうとも、この祈りを一年間毎日唱える奉る者には彼の身罷る15日前にわが御体を与えて食させるであろう。
しかして彼は渇くことはなかろう。
また私は彼の前に十字架の印を置くであろう。
それは彼の保護と防御となるであろう。
また私は我が至聖なる御母と共に彼の臨終に立会い、彼の霊魂を優しく受け取りて永遠の福楽へと連れ行くであろう。
いかなる者であれ自らの罪へのまことの嘆きと痛悔と後悔とを持ちてこの一年間の祈祷を成し遂げる者に、私は神性の飲み物を与えるであろう。
彼が生まれてより身罷るまでの全ての罪を赦し、また悪魔の力と誘いより救うであろう。
もし彼が悪人でありしとも善人となり、地獄の火に到る悪の道より彼の霊魂を救うであろう。
そしてわが御母に願い奉ることを私はいかなるものであれ与えるであろう。
そして彼にわが御国にとこしえに生くる生命を与え、私と共にとこしえに住まうであろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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