ローマで祝せられし
イエズスの御聖体の下の十五分の逃れ場

 

この祈りは、火曜日か金曜日の正午か午後3時に、御聖体の下に祈るのが最善である。

「御聖体の秘蹟、天の義の王よ、我ここに来たり奉れり。
ああ、天の御父よ、我とわが同胞(はらから)の健やかなると、我を愛する者らの健やかなるをもまた同じく祈り奉らん。
ああ御父よ、御身の御治めのうちの幸いをもって我を愛し給え。
我に来たり給え。
一切の悪事を我より去らしめ給い、病と障害、悪時と悪人、これら一切を我より遠ざけ給え。

御聖体の秘蹟、我に命を与え給いし聖主よ、我はへりくだりて来たり、生業と、危うきに挑むうちにおける幸いをこいねがい奉る。
しかして、ついに我を阻みたるわが借款と負債とより解放さるるなれば、困窮の時の我よりも不幸せとならざらんよう常に我を助け給うを
約束し、我に与え給わんことを。
御聖体よ、平和あれ。」

「使徒信経」
一回。


「腫れと御傷とに満ち、御血に激しく濡れ給いしイエズスよ、御腕と十字架を我に降ろし給え。
しかしてわが敵どもの、我に対するおのが無力を見出したるなればなり。」

「使徒信経」
一回。

 

「一切を超えたる十字架にて勝利し給いたるイエズスよ、御身のいと聖なる御母の御功力によりて、我が止まるを願いたる、
この悪疫を止めしめ給え。」

「使徒信経」
一回。「サルベ・レジナ」一回。

 

このいとも奇跡的なる祈りは携行されるべきものであり、悪魔、誘惑、落雷、試み、疫病、稲妻、出産の苦痛、火災、他の悪しき事や
危難の守りの効が、数多の証言者によって知られしものである。

これを持ち運ぶ者は、天主の聖寵の特別な状態に保たれ、天主は慈悲深くして、平安を与え給うであろう。
天主が祝し給わんことを。アーメン。
この祈りはローマで祝福された。

 

inserted by FC2 system