このチャプレットはマリアの信心会において伝統的に祈られていたものです。一般のロザリオを用いて祈られます。
十字架で「十字架のしるし」、大珠で「主祷文」各小珠で「天使祝詞」を祈ります。
「天使祝詞」を祈る際、各小珠で「天主の御母聖マリア」に続いて各御徳を述べ、「今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」と続けます。
一.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも純潔にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
二.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも賢明にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
三.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも謙遜にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
四.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも忠実にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
五.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも敬虔にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
六.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも従順にして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
七.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いともつつましくして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
八.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも忍耐強くして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
九.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも慈悲深くして、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
十.「めでたし聖寵満ちみてるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。天主の御母聖マリア、いとも御悲しみに満ちて、今も臨終の時も我らのために祈り給え。アーメン。」
各連のしめくくりに「栄唱」と次の祈りを唱えます。
「ああ童貞なるマリア、御身は無原罪にましませば、御身の御宿りによりて御身の世にもたらし給いし御子イエズス、御父に我らのために祈り給え。」
ここまでを五連繰り返し、このチャプレットのしめくくりに次の祈願を唱えます。
「御父よ、御身は御子にふさわしき御母として童貞マリアを備え給いて、御宿りの初めより彼女を罪なく保ち給い、キリストの御死去によりて救霊をもたらし給う内に先立ちて彼女を共有させ給いたれば、彼女の祈りによりて罪なく御身の御存在に生くるを助け給え。主なるイエズスの御名によりてこれを願い奉る。アーメン」
「童貞マリアの無原罪の御宿りが、我らの健やかさと保護となり給わんことを。」